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合唱版 ムソルグスキー「禿山の一夜」

以前、禿山の一夜の「合唱バージョン」のCDを聴いたことがあります。 非常に鬼気迫る感じが出ていて気に入ったのですが、 どのCDだったのかわからなくってしまいました。 ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけないでしょうか。 また、禿山の一夜は「原典版」とか「リムスキーコルサコフ版」といった言い方をしますが、 それぞれの違いを簡単に教えていただけませんか。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

アバドが録音したものでしょうか.彼のムソルグスキー作品集はいくつかありますが,SONYから出ているものが合唱入りで,仰るイメージに近いものだと思います. この曲は改訂・編曲が繰り返されて(ムソルグスキーには多いパターンです),版が複雑ですよね. 1)最初にモチーフが使われたのは《サランボー》の〈巫女達の合唱〉です. 2)いわゆる「原典版」と言われるのは,1867年頃作曲されたものです.出版はずっと遅く,1968年でした.ゴーゴリの戯曲「聖ヨハネ祭の夜の禿山」によるため,この名前で呼ばれることもあります. 3)ムソルグスキーはその後,自作の歌劇《ソロチンスクの市》(未完成)でも合唱曲として用いました.おそらくはこの版をお聴きになったのではないかと… 4)R=コルサコフ版は,ムソルグスキーの没後,彼を広く世に知らしめようと,前述のいくつかの版を参考にしてオーケストレーションをし直したものです. アバドはこの1~4を全て(別々の機会ですが)録音しています.(ムソルグスキー・オタク?)

polin
質問者

お礼

早速のご回答、ありがとうございます! アバドで検索したら、下記のページを見つけました。 ここで紹介されている盤のことでしょうか。 また、原典版もかなり良さそうなので、 これを機に聴いてみたいと思います。 http://www.kapelle.jp/classic/cd_memo/2000_1205_mussorgsky_bald_mountain_abbado_dg.html ずっと聴きたいと思っていたCDなので、見つけられてうれしいです。 本当にありがとうございました!

その他の回答 (2)

回答No.3

#01です.補足です. > ここで紹介されている盤のことでしょうか。 はい.後半の「続編」で紹介されているのが,私の念頭にあったものです. 前半で紹介されているのには2のほか,1も入っています.もっともこちらはR=コルサコフ編曲版ですので,禿山のモチーフは聞き取れないと思いますが…

polin
質問者

お礼

さっそくアマゾンにて注文しました! ここで質問してみてよかったです。 ずっと気になっていたものですから。 また何かありましたらよろしくお願いします。 ありがとうございました。

  • TAC-TAB
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回答No.2

原典版(1867年) ソルグスキー自身のオリジナル版。初演は、リムスキー=コルサコフ版の発表より遅い1968年に行われ、以後、『原典版』として知られるようになりました。 リムスキー=コルサコフ版(1886年) リムスキー=コルサコフは、ムソルグスキー没後、未発表の『禿山の一夜』を補筆・編曲して、1886年に発表しました。一般に『禿山の一夜』として知られるのはこの改訂版です。 合唱版 ムソルグスキーの歌劇『ソロチンスクの市』の第3幕の合唱曲『若者の夢』として、『禿山の一夜』が用いられました。1913年に初演されました。 これは下記のCDに収録されています。 ムソルグスキー:若者の夢/3つの交響的合唱曲/展覧会の絵 ポリャンスキー/ロシアン・ステイト・シンフォニー・オーケストラ レーベル: シャンドス 規格品番: MCHAN-9497 http://towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=353644&GOODS_SORT_CD=102

polin
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます! なんだか、この曲の生い立ちはフクザツなことになっていますね。 いちばんよく知られているのはリムスキー・コルサコフ版なのですね。 いろいろな盤を聴き比べてみるのも楽しそうです。 情報ありがとうございました!

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