- ベストアンサー
eGFRと簡易GFRの違い
よろしくお願いいたします。30代半ばの男性です。 簡易GFRと eGFR(検査内容・結果)はどのように違うのでしょうか? 以前腎臓内科で血液検査での簡易GFRの結果が 91ml/min/1.73 と言う結果で、腎臓学会が推奨しているeGFRでは 56 と出ました。 因みに腎臓内科での結果は基準値下限ですが、eGFRではCKDのステージ3。 同じ腎機能(濾過機能)の検査なのですが、この結果をどうとらえればよろしいのでしょうか? どうかご存知の方ご教示くださいませ。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
腎疾患があると心筋梗塞や脳梗塞の合併症が起こりやすい事が指摘されていますが、どの程度の腎機能障害で心筋梗塞などがおこりやすくなるのか評価するための値がeGFRです。 例えば、久山町研究では男性でeGFR<60の人とeGFR>60の人では12年後の心血管疾患の累積発症率が前者が36%、後者が12%となっています。NEJMという雑誌にはeGFRと心血管系疾患発症率のきれいな相関関係の表が発表されています。医師はこの表と患者のeGFRの値をみてこの患者さんは年間..%の心血管疾患発症率があるんだというのがわかります。すなわち将来の合併症発生頻度の指標としてeGFRがあります。 一方、クレアチンクレアランスに代表されるGFRはそういう合併症との関係は明らかではなく単に腎機能だけを示しています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そういう違いだったのですね。大変良く分かりました。 日本腎臓学会が発行しているCKD診療ガイドを購入してみても、簡易GFRとの違いは載っていなかったので(まだ読みかけですのでわかりませんが)、とても助かりました。 お忙しい所、いつも本当にありがとうございます。 どうか良いお年をお迎えください。 ありがとうございます。