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バスのアナウンスの機械
バスのアナウンスについてです。 あのアナウンスを流す機械の仕組みを教えてください。 ボタン一つで再生したり、一つ前に戻したりと すべての操作をしているように思うのですが。 そして、そもそもあれはカセットとかでしょうか?
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かつてはカセットテープの一種「8トラック」が一般的でした。(余談ですが、最初に作られたカラオケもこの8トラだったそうです)大きさ・薄さともVHSテープよりやや小さく、1路線に1本のカセットなので、その日運行する路線分のカセットをカゴなどに入れておいて、運転士が発車前にガチャガチャ入れ替えていました。長く使用すると、テープが劣化して伸びて、音声がおかしくなったり、デッキの不調で早口やゆっくりになったりしたものです。 今は、ごく一部のバス会社が使用していますが、テープやデッキの確保が難しいようで、廃車の物を使いまわしたりしているようです。 一方、ここ10年程でしょうか、「音声合成」方式が普及しました。鉄道の車内やホームの放送などでも使われていて、「次は」「○○駅前」「でございます」などとバラバラに録音しておき、つなぎ合わせて放送するものです。メモリーカードのようなものに保存しているはずです。路線毎のコード番号を設定するだけなので、カセットの準備や交換は不要で、より多くの路線に対応できます。新規路線やバス停名の変更もカセットは始発から終点まで録り直しが必要でしたが、音声合成なら変更部分のみを録音すれば済みます。状況に応じて「おはようございます」「遅れましてご迷惑をおかけします」やドア開閉やボタンに連動した「発車します」「次とまります」という放送もできます。ただ、音声を圧縮しているので、聞き取り難い場合や言葉の繋がりやイントネーションが不自然な場合があります。 操作方法ですが、ボタンは再生・進む・戻すの3つだと思います。(各ボタンの正式名称は不明) テープでも音声合成でも、バス停毎の放送の間に信号が記録されており、再生を押すと、そこまで再生して停止します。進む・戻すでも1つずつ移動する仕組みです。運転中なので、直感的な最小限の操作で済むように設計されているようです。 ちなみに、整理券方式で運賃が変わっていくバス会社では、整理券の番号と運賃表示機の表示を変える信号も放送機器に記録されていて、放送を進めていくだけで、連動するようになっています。
お礼
ありがとうございます。 よくわかりました。