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雪割草(ミスミソウ)についての冬越し方法と問題
- 雪割草(ミスミソウ)は夏場には元気な葉を出すが、冬越しの間に葉を枯らしてしまうことが問題となっている。
- 中部地方の太平洋側では雪はあまり積もらないが、気温は最低でマイナス6~7℃にまで下がるため、自生地のように雪の中で越冬させることができない。
- 土間に置いて水を与えているが、葉先から枯れ始めてしまい、最終的には全ての葉が枯れてしまうという問題が続いている。空中湿度が低いことが原因かもしれない。どうやって冬越しをするのが最適なのか悩んでいる。
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こんばんは。山野草を栽培しています。このサイトで雪割草を栽培しているかたに出会えて嬉しく思います。 雪割草の仲間は葉がないと光合成が出来ず、勢力を落とし、場合によっては回復に3年以上かかります。 冬の間の雪割草の葉枯れですが、いくつか考えられる原因として、 1、夏の間の活力の枯渇(暑さ・過日照)。 2、鉢土の凍害による根の断絶 3、株の老化による活力不足・・・等が考えられます。 1>夏越しを上手にしないと、葉が青々そしていても冬に勢力が落ち、今回のような耐寒性が劣る場合が考えられます。 落葉樹の下などで夏越しさせるか、80%遮光フィルムの下ですごさせるようにすると良い成績が出ます。 秋彼岸頃には根が活動を始めるので、初冬まではカリが多い液肥を月2回程度与えます。 2>雪割草の仲間の自生地は、冬でも落葉樹下のフカフカの落ち葉の中から葉や花を出して生息しています。 鉢土の凍る-4度を下回る温度の場合は寒さ対策が必要です。鉢を凍結させず、乾燥したに寒風に出来るだけさらさない事がポイントです。 簡単な寒さ対策としては、発泡スチロールの箱に入れて、寒冷紗をかぶせて午前中日の当たる軒下に置きます。 発泡スチロールの箱を軽石砂で満たし、その中に鉢を埋め、寒冷紗で覆うとより効果的です。(鉢の表面は軽石砂から出すこと)(鉢底には必ず排水穴を開けること) 屋内に取り込むと言う方法もありますが、過保護になってしまうのでお薦めしません。 3>来年の5月辺り、鹿沼土5~6、赤玉土4~3、軽石1のそれぞれ小粒(加湿が心配なら中粒)に植え替えると良いと思います。 この際、黒く変色した根は切り落とし、根に刺激を与えて株を若返らせます。鉢は市販の素焼き鉢の深い物が適しています。 結実した種を植えて新しいく苗で更新させるのも大変効果的です。 また質問者さんのお話では、冬は10日に1回程度の水遣りですが冬でも少ないほうだと思います。鉢の土の表面が乾いたら鉢底から水が染み出すまで与えます。そうでないと根が弱り、結果として葉枯れなどの衰退症状をしめします。 現在は葉が枯れたとしても芽が枯れていなければ、中部の山岳地帯なら、1月の大寒を過ぎる辺りから、植物活力液(メネデール、バイオゴールドバイタル等)を週一度は与え、株の消耗を補い、開花を待ちます。 出来れば、開花前に念のため、マンゼブダイセン等の殺菌剤を、芽、葉の裏表に散布してみることもお薦めします。 案外しられていませんが、冬の低温期でも雪割草のような常緑の野草には灰色カビ病などの病気が発生します。 前の回答者さんごめんね。雪割草の仲間は、常緑の草本で、大寒~夏至、初秋から冬至くらいまでが活動期なんです。
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- 007_taro
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一般のミスミソウは、冬場は(大体12月から3月までは地下部のみの姿で)地上部を枯らし、春に新しい葉を展開するものなのですが、販売の時には葉があるとすてきに見えるので、流通しているものは葉を付けたまま花を咲かせるように育てているのだと思います。 大体、葉が夏場に保てて(大概はこれができなくて相談する方が多いのですが・・・)、冬になって枯れるなら、夏場に十分株が成長していると思います。 私の所も冬場は葉が落ちるので、あまり違和感を感じなかったのですが、一応ミスミソウの一般的な状態変化についてのみの回答です。葉を保てる術をご存知の方をお待ちください。
お礼
ありがとうございます。 以前、佐渡ヶ島を旅した時、ミスミソウの自生地を見つけました。 花が咲いてて、葉もきれいにそろってました。 なので、本当の生育地では、冬場も葉はつけています。 私の住む地は、ミスミソウは自生してませんので、やはり不適合な気候なんでしょうね。 なんとか 葉を枯らさずに越冬させたいものです。
お礼
くわしい回答、ありがとうございます! 山野草栽培は初心者なもので・・・。実生で開花させることにヨロコビを覚える野郎です。 今あるミスミソウは、2000年に佐渡で買ったモノを、翌年、タネができて、それを育てました。大量に発芽したので、15×30cmのプランターで育ててます。プラスチックなので、温度上昇や過湿が心配ですが、夏でも特にどうってコトなく育ってくれてます。・・・でも、冬に・・・。 今年の夏は、涼しいトコロにと思い、家の裏に置いてたら油断して長雨により、株がすっかり弱ってしまいました。 秋のうちに葉がほとんど無くなってしまったので、10月終わり頃に、根の点検を兼ねて植え替えしてみました。 …かなりヤバイ状態でした。夏越し失敗させたので、来春はもうダメかも…です。 悲しいです。