ベストアンサー

CDRについて

2002/09/17 02:59

700Mより容量の大きいCDRはないのですか？またなぜ650Mと700Mのものしかないのですか？何か理由があるのでしょうか？ご存知の方はお願いします。

19san
お礼率59% (171/286)

みんなの回答 （3）
専門家の回答

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー

parts
ベストアンサー率62% (6366/10151)

2002/09/17 07:44 回答No.3

Ｑ／700Mより容量の大きいCDRはないのですか？Ａ／それ以上の容量の製品は無いですね。規格外品ですから、CD-Rと歌っていても「嘘」です。CD-Rに似せた別の製品と言うことになるのです。そのような、規格外の製品なら８７０ＭＢや９００ＭＢぐらいはありますね。また、CD-Rの発展バージョンであるDDCDなどは１，３ＧＢとなります。（DDCD対応のドライブが必須）これらは、規格外であるため一般のCD-ROMドライブでは正常に再生できない可能性が高くなります。（全く再生できない、認識もしないドライブが多い）Ｑ／なぜ650Mと700Mのものしかないのですか？Ａ／ＣＤは元々はCD-DA（８１年策定のプレス音楽CDメディア、市販の音楽が収録されたCDがこれ、ソニーとフィリップスが策定）を原型としています。CD-DAは当初650MB（７４分）／540MB（６３分）定義で策定された物で、RedBook（表紙の色から名付けられた）という規格書に準じています。容量、線幅、線速などの定義とデータ、音楽の記録定義があり、全てのＣＤデッキで再生できるように決まった世界規格に準じて作ったものです。（決まった規格がないと、メーカーごとに別々の規格のＣＤがでたりする危険もあり、そうなるとメーカーごとにそれぞれ別のＣＤデッキが必要になりますからね）これを元に、書き込みができるメディアとして策定されたのが、OrangeBook（同じく表紙の色から）という規格書に基づく、CD-Recordable（CD-R）とCD-ReWitable（CD-RW）規格です。当初はCD-ROMと同じ容量の540MBと650MBの２規格がありました。 700MBは後から（９９年～２０００年）できた規格で元々CDの規格は少し余裕をもって作られていました。これは、CD出荷当初にあまり規格ぎりぎりで容量を策定すると、かなり高精度（今では精度はそれほど高くはないが、当時は最高精度だった）な調整が必要で、再生できないデッキなどがでる危険があったため、最大容量の650MBはOrangebookのガイドラインぎりぎりではなく、少し幅を持たし余裕があったのです。それを、ぎりぎりまで使って容量を増やしたのが700MBです。Orangebookでは既に700MBで規格ぎりぎりであるため、これ以上大容量な製品は策定できません。また、既に書き込み書き換えのできるDVD規格（DVD-R/RW／RAM、DVD+R/＋RW）がありますから、その必要も無いのです。まあ、厳密な違いを説明しましょう。 650MBのCD-Rは次のOrangebook定義に基づきます。線速（以下１）・1,22／ms トラックピッチ（２）・1,57マイクロメートルデータエリア最外周半径（３）・57,96mm リードアウト最外周半径（４）・58.43mm 700MBのCD-Rは（１）・1,20 （２）・1,50 （３）・57,94 （４）・58,38 ＊単位は650MBCD-Rをご覧ください OrangeBookのCD-R規格ガイドラインでは（これがCD-RがCD-Rとして認識される基準規格）（１）・1,2～1,4 （２）・1,5～1,7 （３）・58以下（３）・59以下となります。 700MBでは線速、トラックピッチが規格ぎりぎりで既に拡張する余裕がない状態です。そのため、これ以上は容量を増やすことができないのです。まず、700MBが既にCD-Rを拡張した物であったという事実を理解して貰いたいですね。その700MBの時点で既存のOrangebook規格では更新できなくなったのです。まあ、Orangebook自体を改訂すれば増やすことも可能ですが、それをするとCDの強みである今まで出荷されてきたCDドライブの多くで再生できるという互換性が失われますし、既に書いたようにDVDが登場しているため、これ以上の規格は登場しません。いかがでしょう。何かあれば補足を・・・

質問者