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登山用テントの選び方について質問です
夫婦で始めた山登りも1年を迎え本格的になり、そろそろテント 購入を検討しています。質問は二人用のテントの選び方ですが (3シーズン+年に一回は有雪期)の前提です。 ちなみに有雪期と言っても登山口から1.5~2.0時間で登れる草原 のような場所です(具体的には奈良県の明神平)この条件で 3シーズン用テント(検討中はモンベルのムーンライト2)で 問題ないでしょうか?それとも軽い登山と言えど有雪期には それなりのテントが必要でしょうか? ちなみにモンベルショップの店員は、そのレベルだとOK ただしシュラフはダウンの冬用を3シーズンとは別に用意する 必要有り、とのアドバイスでした。 経験豊かな方からのアドバイスお待ちしています。 追記 モンベルのマイティドームを購入し、有雪期は専用のフライを オプション購入する方法も考えたのですがマイティは通気性に 弱いとの事です(要はどちらを購入すればいいのか悩んでます)
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たびたびですがJagar39です。 マットについてはNo.5さんに同感です。非常に大切なアイテムだと思います。 私はモンベルのULコンフォートシステムパッドとサーマレストのプロライト3、女性用プロライト3を持っていますが、モンベルのがベストだと感じています。軽いし暖かいし安いし。ただ、女性用プロライト3はシャレでカミさん用に買ったのですが、意外にいけるかも。 リッジレストは軽いし暖かいし安いので非常に良いと思うのですが、私は嵩張るのが嫌で使っていません。ザックの中に入らないのでヤブこぎとかが面倒で・・・ テントの通気性については、現在のダブルウォールテントは非常に優れています。フライの内側は晴天でも激しく結露しますが、インナーはまったく濡れませんね。 先にプッシュしたプロモンテのVL-2ですが、購入するときにショップで張ってみて(ライペンのエアライズ2とモンベルのステラ2と3張り張って、結局ステラ2にしました)、1つだけ嫌だったのが、VL-2はフライの短辺側の端に張り綱を通すホールがないんですよ。 これがないとフライを張り綱で引けないのでフライがインナーに接触する→インナーが濡れるという一点でステラ2にしたという経緯があります。出入り口の仕様なんて今でもプロモンテがベストだと思っているのですが。 シングルウォールテントは、外気温が極端に低ければ、本体生地を抜けた水蒸気が外側で即時に凍るので、そこ氷の膜ができて透湿性が失われるという不利な点があり、それをカバーするためには結局外張り(モンベルではスノーフライと呼びます)を追加しなければなりません。 外張りは冬季の保温性向上だけでなく、外気温と内気温の緩衝の機能も果たしているわけです。ま、どのみち外張りの内側ではかなり激しく結露→凍結するので換気には気をつけないと酸欠になりますが。でも少なくとも本体で結露・凍結して朝目が覚めるとテントの生地が顔に凍り付いていて、剥がすと唇の皮とゴアテックスのメンブレンが破損、といった悲劇は避けられるかと(経験談です)。 明神平だと、冬季でもそれほどの気温にはならないので、むしろシングルウォールテントが最大限に生きる条件ではないか、という気はします。 冬でも雨の可能性が大いにある山なので、フライもスノーフライではなく普通のレインフライの方が良いでしょう。フライはなくても良いのですが、寒いときはフライ1枚でかなり暖かくなりますし。私なら、シングルウォールテントを買ったからには意地でもレインフライは使いませんが・・・ レインフライは後でも買えますからゆっくり考えるにしても、オプショナルフライはあった方が良いでしょう。前室をつくるためのフライです。前室は重要な物置場なので。 で、マイティを勧めておきながらなんなのですが、もう1つ候補を。 カモシカスポーツのエスパースです。いろいろモデルが複雑にラインアップされているのですが、2人用途だと「エスパース デュオ」というモデルがベストかと思います。ちょっと高いですけどね。 ステラ2よりは軽いし(マイティ2よりは重い)、昔から長くテントを作り続けているメーカーなので信頼性も十分です。 何よりこのテント、ベンチレーターが大きく低い位置にあるので、「風通し」が非常に良いです。ドーム型テントではダントツでしょう。 また、そのフライを後方(出入り口とは反対側)に大きく張り出せるのと、ベンチレーターが大きく低い位置に設置されているので、前室だけではなく「後室」ができるんですよ。それもけっこうなスペースのが。 というわけで迷わせるようですが、一度検討してみて下さい。 迷っているうちが一番楽しいんですけどね。
- take6
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3シーズン用のテントと冬季用のテントの違いは、「積雪への強度」と「保温性」がほとんどです。前述の通り「通気性」への配慮もありますが、夏に快適に涼しく使えるものでしたら通気性は問題ありません。 どうも想定されている場所が一晩で積雪が何十センチもあるような場所では無いようなので、「積雪への強度」は考えなくて良いと思います。 そして、「保温性」は寝袋その他で補うことができます。 意外に見逃されがちなポイントは“地面からの冷え対策”です。 どんなに暖かい寝袋でも体の下はつぶれてしまい、保温性はあまり期待できません。しっかりしたマットを使いましょう。 オススメはカスケードデザイン社のリッジレストです。 嵩張りますが、自分が試した物の中でダントツ暖かいです。 小技として、コールドポイントである首、腰、足先を暖めると言うのもオススメです。 マフラーをしたり、ダウンのテントシューズを履くのが効果大です。 モンベルでいう型番ひとつ分は暖かくなる気がします。 >モンベルのマイティドームを購入し、有雪期は専用のフライを >オプション購入する方法も考えたのですがマイティは通気性に >弱いとの事です(要はどちらを購入すればいいのか悩んでます) 軽量化の観点で見ると、予算が許すなら一番の選択ではないかと思います。 通気性に関しても、ベンチレーターがあるのでほとんど問題にならないと思います。むしろ、ダブルウォールのテントでも結露してびしょびしょになった場合、通気性が皆無になるので同じと言えます。 むしろ、ダブルウォールのテントのほうが、透湿性の無いフライで結露した水分がインナーに垂れてきてびしょぬれになるイメージがあります。 防水性シングルウォール+フライの場合はその点内側に水分が入りにくいと言えると思います。 また、設営の簡単さでは断然シングルウォールですね。 冬季でも、雨の降る心配の無いときはフライを出さずに使うこともできます。 ちなみに、シングルウォールのテントですが、構造上通気の無い物は危険なので『使っていません』。 たしかに、ゴアテックスの雨具に息を吹き込むと空気が通らないことが分かります。 しかし、実はそのゴアテックスとテントに使っているゴアテックスは違う物です。 それぞれ、第三世代(もしくは第二世代)と第一世代のゴアテックスと言い、前者は多孔質のフィルムと無孔質のフィルムの複合素材で高い透湿性を維持したまま高度な防風性(非通気性)を実現しています。 後者はゴアテックスが世に出た当初のタイプで多孔質フィルムのみで通気性があります。 最近モンベルが開発したブリーズドライテックは、第一世代のゴアテックスと言えるかもしれません。 モンベルはあたかも「今までに無い斬新な素材」のようにうたってますが、過去の物を新しい視点で見直した物だと思います。(性能が上がっているのかもしれませんが) ちなみに、シュラフカバーの素材も通気のある物がほとんどです。 http://www.heritage.co.jp ここのQ&Aが勉強になりますよ。
Jaga39再びです。 明神平は20年以上前に明神平→高見山の縦走をしたときにテント泊しました。当時は稜線上にはあまりまともな道はなく(薊岳への道は交差する獣道の方がしっかりしていた)、秋で鹿の繁殖期だったためか、一晩中鹿の鳴き声がテントのすぐ側で響いていました。 その翌年、12月末に池小屋山→明神平への縦走をしました。4日間の縦走中、誰にも会わずどこでも獣の臭いが濃く、楽しい山でした。 さて、テントですが、通気性について補足を。 透湿性との違いはさきほど述べたとおりですが、もうひとつ混同しやすいのが「風通し」です。 風通しはベンチレーターの位置などの"構造"で決まります。ドーム型テントは楔形(ムーンライト)に比べるとどうしても良くないです。それでも入り口とベンチレーターが対向しているテントはまだなしなのですが、直行しているエアライズシリーズはかなり辛いです。 透湿性と通気性については、薄いナイロン地を用いているステラとムーンライトが最大なのは言うまでもありません。マイティはシングルウォールにするため、本体生地に防水地を使っているのでどうしても劣ります。 でも、マイティドームは軽量な割に価格差が少ないのでお勧めですけどね。 シュラフについては、私が持っているのは旧ULスーパーストレッチダウンハガーの#4です。 でも、番手が同じなら基本的には保温性能も同じなので、ダウンと化繊の#4同士では同じ保温性能のはずですが。 夏用のシュラフを2つ重ねるという手もないわけではありませんが、無理に詰め込んでもロフトが失われるので暖かくありません。シュラフカバーも同じで、あまりタイトなものだとロフトが潰されて寒いです。 基本的にはモンベルのシュラフカバーだと、シュラフとの適合表があるので、それに従って買えば概ね問題ないですが。 テントのサイズですが、2人用のテントは幅が130cmあります。マットの幅は50cm。普通は寝るとき足元にも20-30cmのスペースができるので、これで2人で使えないというのは"生活技術"として問題ありかと。よほど荷物の整理ができない人でない限り、2人用のテントで2人は楽勝です。 ちなみにダンロップのテントは昔からモンベルやライペンより僅かにサイズが小さいです。VL-2だと幅が120cmです。 このダンロップサイズは昔から変わらないのですが、学生時代は6人用のテントで6人、夏山でも5人は寝ていました。荷物は冬の方が断然多いのですが、夏は暑いのでさすがに人口密度を下げなければ。 荷物をきちっとまとめられないと、夜中に豪雨などで急遽避難しなければならない場合などに撤収作業がまともにできません。 日常的にも朝起きてから食事、撤収の作業がスムースに行かないと出発時間が遅れるor非常に早起きをしなくてはならないので、テント内の整理は大切です。きちんと整理できれば2人用のテントに2人は広すぎるくらいです。 (私がマイティ1に買い換えようと企んでいるのは、カミさんと2人の時も想定しています) ちなみに高校山岳部の競技ではテント内整理が雑だと減点対象でした・・・ マイティ2やステラ2の130cm幅というサイズは、2人には十分すぎるほどです。3型だと整理する技術も身に付かないし、第一冬は寒い(余計な空間が増えるため)ので、2型が妥当だと思います。
- ronbiri
- ベストアンサー率7% (1/13)
私も去年、子供との登山用に初めてテントを購入しましたのですが、最初は2人用を購入して大失敗しました。 軽くて良いのですがやはり狭すぎました。 晴れていて外で食事などできる時はいいのですが、雨の日などはテントの中にいなければならないので我慢できませんでした。 結局 プロモンテの3人用に買い換えました。 とても軽いし入り口も大きいし満足しています。
明神平は20年以上前ですが、秋と冬に何回か行きました。懐かしいですね。 さて、テントですが冬の明神平も含めてムーンライト2でも問題ないと思います。 ただ問題はやはり重量で、ムーンライトシリーズは居住性が良くて非常に良いテントなのですが、登山用としては少し重いです。 体力に自信がおありでしたらムーンライトも良いのですが、モンベルでしたらステラリッジの2型が一番無難な選択かと思います。 No.1の回答に補足ですが、「透湿性」と「通気性」は別です。 ゴアテックスなどの一般的な防水透湿性素材は、実は通気性を持ちません。そのためテントにこれらの素材を使用すると、「酸欠」のリスクが大きくなります。 そのため、ゴアテックスを用いたテントでは、普通最新のゴアテックスではなくかなり昔の第一世代のゴアテックスが用いられています。第一世代ゴアテックスには通気性があったので。これはモンベルだけでなくライペンなどの他メーカーでも同じです。 それに対し、モンベルが開発したブリーズドライテックは通気性を持っています。このためモンベルは以前ゴアテックスを用いていたシングルウォールテントを、自社開発のブリーズドライテックに切り替えたというわけです。マイティドームがそれです。 マイティドームは通気性を有するのですが、それでも単なるナイロン1枚のステラリッジやムーンライトに比べると、その通気性は非常に低いです。 (試しに生地に口を当てて息を吹き込んでみて下さい。ステラやムーンライトはほとんど抵抗なく息が通りますが、ゴアテックスのウエアなどは息が通りません。マイティドームやレイントレッカー等のブリーズドライテック製品も、辛うじて僅かに通る程度です) ですので、シングルウォールテントは、換気には少し気を遣った方が良い、ということです。 ただ、マイティドームは非常に軽量です。モンベルの以前のゴアテックスモデルや他メーカーのゴアテックスモデルと比較すると、持った瞬間はっきり判るくらい軽いです。数字的にも、これより軽いテントはICIのゴアライトXくらいしかありません。 なのでマイティドームは魅力的かと。私はステラの4と2を持っていますが、2を売ってマイティドームの1を買おうかと思っているくらいです。 冬用のフライも明神平には必要とは思えません。オプショナルフライ(出入り口付近のみのフライ)はオールシーズンあった方が便利ですが。 大きさについては、2人でしたら2型で十分です。特に冬はあまりテントが広いと寒いですし、夏でもきちんと荷物を整理すれば2人用のテントに2人、きっちり寝れますから。 シュラフについては、冬に行くのが明神平ということでしたら、3シーズンのシュラフ(モンベルで言えば#3か#4)にシュラフカバーという対応で十分かとも思えます。シュラフカバー+薄手のダウンジャケットを着て寝れば、2000m級まで#4のシュラフで行けると思います(私はそうしてます)。 というわけで私の一押しはマイティドーム2型、次点がステラリッジ2型です。 でもステラ2なら、ダンロップ(今はプロモンテ)のVL-2も魅力的ですね。ライペンのエアライズ2は、重量的なアドバンスがないこととテントの構造的に風通しが非常に悪いので、やや魅力減です。
- bellena33
- ベストアンサー率56% (459/818)
あれれ?ご選択に一貫性がないのでは? モンベルでご検討されているなら、ステラリッジがなぜ候補から外されたのでしょう? ムーンライトは良いテントですが、登山用としては重いです。 軽量性を犠牲にして、設営の容易さや、耐久性を上げたテントで、長期のツーリングなどに向いています。 高所での使用を目的にしていないのは、テントのカラーリングでも分かるとおり。 マイティドームは、どちらかといえば、積雪期向きのテントです。 積雪期は雨が降らないので、フライを省いてより軽量化する方向性を取っています。 シングルウォールは、雨が降るとベンチレーションなどから水の侵入を許すことや結露の多さが問題となります。 防水透湿素材を使用しているので、通気性に弱い?という情報に関しては私は理解が出来ません。 通気性のことを言うのなら、ダブルウォールのテントの方が弱くなるのではないでしょうか? 人数が2人用であることも気になります。 荷物をギリギリまでに省いて軽量化を優先するのなら、重量のあるムーンライトという選択はないでしょう? 通常は、2人+荷物置き場に1人=3人用テントという選択になると思いますよ? 実は良く分かってないとおっしゃるのであれば、ダンロップやアライなどを含めて、 ダブルウォールの登山用で3人用テントをご検討されてはいかがでしょうか? 現在ご検討の2つのテントは何かを犠牲にして何かを優先させたタイプです。 バランスという面では、良くある形のテントが勝ります。 シェラフに関しても考えよう... たった年一回で登山口から2時間の山で、わざわざダウンを購入しますかねぇ? 多少嵩張りますが、3シーズン+夏用を組み合わせる使い方もあるということをお忘れなく。
お礼
ありがとうございます。 なるほどステラは最軽量ですね(これは重要ポイントでした!) ★ステラ(1.65) マイティ(1.77) クロノス(2.45) ムーン(2.80) 通気性についてはショップで、シングル、ダブルの違いではなく ベンチレーションの設計の差であるとのことでした、と言っても 私の表現は誤ってます、ショップではムーンの方が優れてる (更に言えばクロノスはもっと優れている)と表現されてたのです。 ステラリッジだと、有雪期に行く事になったらオプションのスノー フライをプラスすれば良さそうなので、モンベルだと限定すれば これでしょうね。 bellena33さんに更に質問です(すみません) 1.>通常は、2人+荷物置き場に1人=3人用テントという >選択になると思いますよ? 2型では二人分の荷物は置けないのでしょうか? 2.>3シーズン+夏用を組み合わせる使い方もあるという >ことをお忘れなく すみません↑の意味が良く分かりませんでした。3シーズンに 夏は入らないのでしょうか?(読み方が間違ってますか?)
補足
y-say21です すみません私の(お礼)にある数値誤ってます ★マイティ(1.77) ステラ(2.06) クロノス(2.45) ムーン(2.80) 軽量化のプライオリティだとマイティでしたね。でも やはりご指摘どおりムーンの重さは無視できない差です!
お礼
Jagar39さんありがとうございます。 「透湿性」と「通気性」の件、非常に分かり易かったです。ショップの方よりも・・・。明神平に行かれた経験有りですか?すごく嬉しいです!実はあの場所に惚れたせいでテント購入に有雪期も考慮しています。 bellena33さんの回答と合わせても、ステラかマイティどちらかに絞れそうなので、後は私の判断ですね(価格差も含め)。先ずはモンベルに限定して決めて、それと他社を比較したいと考えてます、なのでVL-2もネットで良く見かけるタイプなので、これから比較してみます! Jagar39さんに再度質問ですさせて下さい(すみません) シュラフカバー+ダウンジャケで#4との事ですが、それはダウンですか?それともバロウでしょうか?