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デジタル一眼レフのライブビューって
α700の購入を考えていますが、ライブビュー機能なしということがひっかかって躊躇しています。そこでライブビューの性質について教えてください。一眼レフのライブビューって、ビデオカメラのファインダーのように深度や露出や色温度が撮影されるそのままの状態で見えるものなんでしょうか? それとも単に構図とピントを確認する程度のものでしょうか? 後者であればさほど必要のない機能のように思われます。
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bousaikureさん こんにちは デジカメのライブビュー機能は、センサーが捉えた画像をそのままカメラ内蔵の液晶モニターに表示する機能です。したがって説明上では露出や色温度が解る事になっています。しかし実際のデジタル一眼レフでは、元々数百万画素以上ある画像をカメラ内蔵の数十万画素しか表示出来ないモニターで画像全体を表示しようとしている訳ですから、その時点で画像を縮小して表示しているので色的には100%の細かさで表示させる事が不可能です。これはデジカメ内蔵のモニターでの確認とPCのモニターでの確認とでは、細かくは違いを感じられた事があるでしょうからお解りになると思います。したがってある程度の露出や色合いは解っても正確な露出・色温度の確認は不可能です。 それと今のデジタル一眼レフは「開放測光方式を採用していますから、「絞込みボタン」を押して絞りを設定した絞りに絞った状態で無いと深度の確認ができない構造になっています。したがって「絞込みボタン」を押した状態では、ある程度の深度の確認が可能です。ここで「ある程度」と記載したのは、これもカメラ内蔵のモニターの表示画素数の問題で100%正しくは表示出来ないからです。これはカメラ内蔵のモニターで画像確認した時に手ブレを起こして無い様に見えた画像でも、PCのモニターで大写しして見れば手ブレを越していたと言う様な細かな部分の表示がカメラ内臓のモニターでは表示が不可能だからです。したがって深度・露出・色温度に付いては、カメラ内蔵のモニターの表示画素数の関係で「ある程度」の表示は可能です。目安と考えると良いでしょう。 以上より構図の確認程度と考えると良いでしょうね。では「構図の確認」程度しか出来ない「ライブビュー機能」は本当にさほど必要が無い機能なのでしょうか???それはカメラを使う方次第だと私は考えています。 私は祭り(特に神輿専門に)を撮影している者です。祭りの場合はほぼ人込みの中での撮影ですから、ハイアングルでの撮影が必要な対象です。したがって私の場合は一脚の上にカメラを取り付けその一脚を肩にのせてのハイアングル撮影をしています。この方法での撮影では、どう頑張ってもカメラのファインダーを目で見ることが不可能です。したがって現在はカメラはオリンパスの「E-10」を使っているのですが、カメラのライブビュー機能を使って画像のアウトプット信号を小型の液晶TVで受けて、その液晶TVをファインダー代わりにして画像の構図等を確認して撮影しています。そう言う私みたいな撮影をする方にとって、「ライブビュー機能」は無くてはならない機能です。この様な撮影方法が出来ないカメラは、私の場合は祭りの撮影では使えないカメラとさえ考えています。 したがって「ライブビュー機能」については、どれだけ「ライブビュー機能」を生かした撮影をするかどうかで「無くては困る」か「さほど必要が無い」かの分かれ目になると私は考えています。 以上何かの参考になれば幸いです。
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135サイズや中判のカメラしか使ったことのない人(あるいは用途)には ライブビューはピンと来ないかもしれませんが 大判のビューカメラを使ってきた人にとっては「やっとこれで仕事に使える」とも言える画期的な機能です。 ビューカメラは常にライブビューで撮影行為をしていますから それと同じことがデジタルで出来るのは嬉しい限りです。 D3のデモ機にPCニッコールを付けて、ビュー映像を小型の液晶テレビに転送して使った範囲では 実絞りを明るい画面で見られて、発色も焦点も露出も見られますから フイルムのビューカメラ以上に使い勝手がいいと思いました。 何よりも画面が逆さに見えないのが嬉しいです(笑) もちろんそんな特殊な使い方をしなければあまり意味がないのかもしれませんし 液晶画面の発色や大きさなども考えれば足りない部分はいくらでもありますが だからと言って「必要ない」と言ってしまうものでもないと思います。 どんな機能もそうですが、必要とする人には必要であっても 不要な人にはどんなに効能を説いても不要、それは今後も変わらないものでしょう。 ● カタログを見比べるとひと口にライブビューカメラと言っても種類があるようですが ご質問にあった深度、露出、色温度を確認できるものは多くあります。 もちろん多少の手順を踏む必要もあるようですが 実際にセンサーに投影されている映像を見るのですから、これらが出来ないわけがありません。 一部のカメラでファインダー内にビュー用のセンサーを付加したものがありますが これは(この部分は)本来の「ライブビュー」とは言えないのかもしれません。 もちろんそのカメラでも撮像素子から直接ビュー映像を得る機能もありますから 全体的にはライブビューカメラと言っていいのでしょうが 今後はその部分も区分けがされるようになるかもしれません。 ● 大袈裟に言えば、これでやっと 一眼レフのミラー転送による虚像から解放される時代になったんだ、と思います。
お礼
締めのお言葉「一眼レフのミラー転送による虚像から解放される時代になったんだ」まことに共感いたします。撮像される通りの画像が見られることがビューのあり方だと思います。メーカーにはより一層の努力をお願いしたいものです。ありがとうざいます。
- sc16
- ベストアンサー率33% (257/775)
フィルムカメラの時代には一眼レフにはライブビューなど無かったのですが、今のコンデジからのステップアップユーザーには無いことが不思議に思えるのでしょう。 基本的にはなくても支障の無いものですが、あれば便利というものです。でも、コンデジですとやはり無いと不便に思えるものですね。一眼レフの用途を考えると無くてもさほど支障の無いものと思えます。 ライブビューを導入している機種は初級から中級機ですから俗に言う高級機には無駄な機能ということでしょう。高級機は通常そのような使い方はしないですからね。
- mitoneko
- ベストアンサー率58% (469/798)
参考になった記事があったので、紹介しておきます。 この記事を見る限りで、露出補正の効果まで確認できるモノから、たんに構図の確認だけのものまで、幅があるようです。 AFの追従の加減もあり、用途に向き不向きはありそうですが、結構使い道は多いかと思います。 求める機能によって、機種選定の参考にしてください。
お礼
なるほど、機種によって機能に幅がありますね。最新の情報なので十分検討できます。ありがとうございます。
- bardfish
- ベストアンサー率28% (5029/17766)
一眼レフの絞りはシャッターを切った時にしか絞り込みません。ファインダーを覗いている時は絞りは常に開放状態です。被写界深度を確認する時はシャッターボタンとは別に絞り込みボタンというモノがあり、そのボタンを押して確認します。 ライブビューは基本的にファインダーのかわりです。 スチルカメラはビデオカメラと異なり最終的な出力媒体が紙であり、デジタル一眼レフの背面液晶は色再現性能が決して良いわけではありません。デジカメの液晶とパソコンのモニター、印刷した写真とでは発色が違うのが当たり前です。そのためデジタル一眼の背面液晶では、構図の確認とヒストグラムの確認、機能設定がメインです。 私はもともとフィルムの一眼レフを使用していたのでライブビューの必要性を全く感じませんし、ライブビューを見ながらの撮影は手ブレの原因になるのであったとしても使いません。くそ重いレンズをつけてライブビューを見ながらカメラを構えるのは疲れるだけです。一眼レフ本来の構え方をすれば3Kgの重量でもあまり疲れません。 デジタル一眼のライブビューは、今のところ三脚を使用してピントを正確に合わせたい時に有効かと思います。10倍まで拡大できますからかなり正確にピント合わせが出来ます。 ライブビューのない一眼レフではアングルファインダーというモノを使用して光学的に2.5倍程度まで拡大できます。 色温度が気になるならRAWで撮影してパソコン上で弄ることが可能です。RAWだと画質低下無しで色温度を変えたりトーンカーブ補正が出来るなど多くのメリットがあります。 雑誌やWebの紹介記事を読む限りではデジタル一眼のライブビューはブツ撮りなど三脚を構えて撮影する時には便利と紹介されていますが、それ以外で良いという紹介は見たことありません。唯一、LUMIX DMC-L10やOLYMPUS E-3のようなバリアングルモニターなら地面すれすれのローアングルの時便利そうだなというだけです。
お礼
ありがとうございます。ライブビューのことがとてもよく理解できました。接写のときに役に立ちそうですが、なくても困らない機能ですね。
- banky
- ベストアンサー率32% (587/1829)
被写体深度の確認程度と考えた方がいいでしょうね。 ファインダーで覗く被写体は実際に映し出される色温度の確認までは無理でしょうね。レンズの明るさにもよりますが、ファインダーの画像は一般的に暗く見えていますから。 絞りをどの様に設定したかによる深度、背景のボケ効果を確認する程度に考えておいた方が無難と言えるかもしれませんね。
お礼
ありがとうございます。ライブビューのことは何も知らなかったのでとても参考になりました。
お礼
ありがとうございます。私はもともとビデオ撮影を主体としており、ファインダーの解像度ではピント合わせが不満だったので、高解像度の外部モニターがあればといつも思っていました。しかしながら深度はそのままの状態で見えるので絞りを変化させる楽しみがありました。「絞込みボタン」を押すという作業をどうとらえるかになるでしょうね。