実質的には展示会をした場合は割引となりますが、発想は全く異なります。
「展示会をすれば割引がある」というのではなく、「これ以上割引はできないけれども、施主も金がなさそうだ、しょうがない、サービスの分展示会でもやるか・・・」ということなのです。
つまり、メーカー側はもうこれ以上割引をすると利ざやが無い、宣伝に使うくらいしかない、という「お困り施主」に対してしょうが無く無く展示会を開催するのが本音です。逆に展示会をした家からは「この家の施主、お金、あーりま、せーーん!」という悲鳴が聞こえてくるようです。
資金に余裕のある立派なお屋敷や広い家の展示会なんてありません。完成前や新築時に他人にドヤドヤ入って来られるなんて、通常の施主が希望することではありませんからね。「たくさんの人に見てもらいたい」なんて、とってつけたような理由を言う方もいますが、そこまでナルティックな施主なら、引渡し後にオープンハウスでも何でもすればよいわけですので、メーカーの展示会は結局は「お金無し施主宣言」ということです。
展示会によって施主が何かメーカーにメリットを与えてやっている、とお考えになっては大間違いです。営業が「では展示会に使わせてください」と丁寧に言い出したとしても、本音は「しょーがねーな。こんな小さな家、展示したって宣伝になりゃしない。また値切る客ばかり呼び込んでも困るし、早々に切り上げようか・・・。」ってな具合です。
「展示会に使うんだから○○万円は安くしろ」なんて高ピーに言う施主がいたら、「なんだコイツは!?」という営業の心の顔が目に浮かぶようです。
お礼
みなさんありがとうございました。 展示したから値引きという考えは甘かったようです。 あまり営業の人の話にのらないように気をつけます。