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有事法制に関する
今度、高校生に向けて有事法制に関する議題でプレゼンテーションをすることになったのですが、こういう議題は中間的な思想でやりたいと個人的に考えています。その場合、どのようなことが問題となり、反対案・賛成案ともに何がどのように議論が展開されているのでしょうか? できれば、分かりやすくお教え願えないでしょうか。 有事法制に関するURLなどもご紹介いただけると嬉しいです。
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高校生程度ならば.裁判の流れ.つまり.原告側の立証義務の存在ぐらいは理解できるでしょう。 さて.政府の有事行政において.損害賠償先は.故意・悪意・不作為いずれも.行政訴訟法に基づいて行われます。 行政訴訟において.被害者はどの程度救済されたのか.かっての国家賠償訴訟全体のながれから.考えてみると.多くの人々は泣き寝入りを義務づけられてしまうという.問題が生じます。特に.有事下の人々がどのように権利を剥奪されていったか.証拠を残すことの難しさ.このあたりを.第三者的に判断しなければならない.裁判官の立場に立って考えてみると良いでしょう。
- north073
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賛成論というと、「国を守るため」「自衛隊が動きやすくなるから」という議論が多いのですが、有事法制を作る前提には「自衛隊の行動は法律で規定されなければならない」ということがあるはずです。 戒厳状態など通常の法律を一時停止して、最高司令官に権力の行使を一時委任するという方法もありますが、「信号を守らなければならない」「家の収用が云々」というレベルの議論は、自衛隊の権限を拡大することばかりを目的としているのではなく、有事においてもこの権限をいかに法律=国民の意思に服させるか、ということにおいて考えるべきであろうと思います。 つまり、事前統制によるシビリアンコントロールの貫徹です。 最初に掲げたような議論の方を貫徹すると、こちらは憲法を改正して戒厳に関する規定を設けるべき、という議論になります。 これは有事においては一時的に民主主義的統制を離れるのもやむを得ないという議論です。このような議論を採るのであれば、必ずしも細かな有事法制は必要なく、包括的な権限委任規定があれば足りることになります。 一言で賛成論といっても、拠って立つ理念と行き着く先が異なるのです。 さて、これらの視点から反対論を組み立てると、このような法制を作ったとしても、それが実際に自衛隊・政府に対する全権委任に等しくなるのではないか、国民による統制がきかなくなるおそれはないか、という点が最大の問題点となります。「国民のための国家」が有事を経て「権力者・軍隊のための国家」になってしまうのではないか、という懸念です。 たとえば、米国では議会によって大統領の戦争権限を有事においても期限付きでチェックしようという法律があるのですが、あまり有効に機能していません。 また、別の視点から、「制度を組み立てることで、それを利用して有事に持ち込むことが容易に可能になる」という反対論もありますが、これはアピールする議論ではありますが、因果関係が薄い欠点があります。
- ccbcichiro
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有事法制に反対のサイトはNo.1の方に紹介していただいたようですので、私は「賛成」の意見を述べますね。 例えば不審船に乗って武装ゲリラが大挙して日本に押し寄せてきても、今の法律じゃ自衛隊はキチンと戦えない。ということは、私達の生活がおびやかされるということです。 自衛隊が国を守ろうと命がけで戦っている横で、あなたは「私の家には傷つけないでね」「火葬場は指定の場所で順序よくお願いしますね」と言えますか? 国家自体がなくなろうとする危機に、「学校が接収されちゃったよ。勉強できないじゃん」なんて言ってられるのかなぁ。 日本だけじゃないのかなぁ、自衛隊の演習時でも隊員がJRで切符買ったり、警察がスピード違反しないよう見張っている国は。 この法案は、自衛隊が私達の生活を守るために、活動しやすくするためだと思うのです。 以上、賛成側の意見でした。ぜひとも生徒達には公平な立場での教育をお願いします。
- kanten
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Who is YUJI? ユージホーセーって何? というサイトを紹介します。 お役にたてば幸いです。