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書籍を1%の人が買わなかったら?
書籍に対する森林の伐採面積が1%でも減少すれば、どれくらい地球温暖化は抑えられる? その他、環境についてメリットある? 環境について詳しい方ご意見ください。
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- nozomi500
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地球温暖化の原因を二酸化炭素に求めるならば、森林よりも化石燃料に目を向けなくちゃいけません。 森林は二酸化炭素を吸収しているように見えますが、安定している森林は、一方で有機物の分解で二酸化炭素を排出しています。これが生態系のバランスです。 森林の伐採のあと、次の樹木が育っていく過程で、あらたに二酸化炭素は有機物に変えられていきます。 書籍の場合、いったん切り出されてから二酸化炭素にもどるまでの時間は、結構長いと思います。住宅ほどじゃないにしても、石油みたいに採掘されてすぐガソリンになって二酸化炭素になるわけじゃない。 熱帯林の伐採については、むしろ、牛肉の生産のために森林を焼き払って牧場にしたり、マングローブ林をつぶしてエビの養殖場にしたり、といった破壊行為がメインじゃないかと思います。
- TESSER
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大学で林学を専攻しているものです。質問の主旨を読み違えていたらごめんなさい。 piinpiinpiinさんの質問を「(日本の)書籍の製造目的のために伐採される森林の面積が1パーセントでも減少したら・・・」ということだと解釈すると、「地球温暖化を防ぐ効果はほとんどない」と言わざるをえません。なぜなら、新聞や雑誌などの発行数の多いものは、ほとんどが再生紙を使用しているからです。 しかし、紙をリサイクルしたからといって「環境保護」につながるわけではありません。紙は数十年たてば収穫が可能な木材を使用していますが、紙をリサイクルするときに使われているのは、数万年という単位をかけて蓄積された石油や金属を使います。ある人は「月給のようにもたらされる木材を使用せずに、遺産である石油や金属を食いつぶしている」と言っていました。 (参考までに書いておきますが、)熱帯産の木材は、日本では主にコンパネ(コンクリートパネル)などの建設用資材に使われているようです。熱帯産の木材の製紙への適合性については、「熱帯産の木材は木材中のシリカ[珪素質]が多く、製紙には向かない。」と聞いた事もあります。 また、WWFによって森林破壊の槍玉に挙げられた割り箸は、日本の木材使用量のわずか0.4パーセントほどです。報道と現実は、意外とかけ離れているものですね。