- ベストアンサー
乗車票の記号 (契)など
出張パックによる「乗車票(乗車券・新幹線指定券)」を見ると、(契)(実際には「○契」)と書いてありました。この記号の意味は何なのでしょうか? また、乗車票によっては、○企、(企)、○替、□定などの記号があるものも目にします。これらの記号の意味も教えてください。 さらに、これら以外にもどんな記号があるのか、その意味も含めて知りたくなりました。 ご存知の方、よろしくご教示のほどお願いいたします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
わかるものだけお答えします。 「契」は契約乗車票を表し、マル契とも呼ばれます。 これは、旅行会社などの企業がJRと個別の運送契約を締結し、その契約に基づいた利用が可能なきっぷで、内容については個々の契約の確認が必要になるなどの理由のため、みどりの窓口では変更や払い戻しができません。 JRの窓口で一般向けに単独で販売することはありません。 「企」は特別企画乗車券を表し、トクトクきっぷなどと呼ばれます。 利用条件などを個別に定めたきっぷです。青春18きっぷのほか新幹線回数券なども含まれますが、普通回数券や定期乗車券など、運送約款である鉄道営業規則で定められているものは、特別企画乗車券には該当しません。 JRの窓口で一般に販売しています。 「替」は発行替を意味します。 特別企画乗車券である新幹線回数券など指定席が利用できるタイプで、もとのマルス券をもらってマルスに投入し、座席を指定した形で出したものについてきます。 実際には、もとの券は発行替の記述が加えられて排出され、旅客には別途「替」の文字がついた新たなきっぷが出てくるので、それを渡します。 この時、「企」の文字はなくなり「替」の文字が入ることとなります。 「定」についてはわかりません。
その他の回答 (1)
- gsmy5
- ベストアンサー率58% (1452/2496)
詳細な説明はNo1さんの回答通りです。 で、質問のうちで「乗車票」と表現するのが正しいのは、○契のみです。 鉄道の現場で乗車票という場合、正規の乗車券の他に必要に応じて発行するものを指します。(ごくまれに後述乗車証と表現すべき1回限り乗車できる券を「乗車票」ということがあります。) 出張パックの乗車票は、「契約乗車票」といい、ツアー用に団体割引を適用させて旅行会社が発券したもので、各旅客には乗車票しか渡しませんが、その裏では旅行会社が「団体乗車券」を発行し、JRに提出しています。 No.1さんが仰る「契約」というのは結局は団体扱いにする契約を結ぶということです。(例えば月に2人が10往復する企業等があれば、年間240人を輸送するのだから、それを団体とみなして割り引くという考えです。もちろん、実際にはこんな少人数では「契約」に応じてはくれません。具体的な基準は部外者には不明ですが、せめて月間数百人単位の送客は必要でしょうね) その他に乗車票でなじみがあるのは、定期券などを持っていて、不通区間が生じた場合に、私鉄線に乗車できる券をくれますが、これが「振替乗車票」となっています。 このように、乗車票は必ずもともとの乗車券が存在しますから、鉄道の駅でその券単独で払い戻すことはできません。通常は駅での変更もできません。 それ以外の切符はすべて、乗車券です。特別企画乗車券といって、その乗車券ごとに独自の決まりがありますが、原則として駅で単独で(もちろん往復用なら往復単位で、回数券タイプなら規定枚数単位で買うことになりますが)購入でき、払い戻しも可能です。 ちなみに「乗車証」は、鉄道が何らかの理由で無料乗車を認めるときに発行するもので、身近な例では「定期券購入用乗車証」などがあります。また、私鉄などでは「株主優待乗車証」を発行する例があります。 究極的に言うと、鉄道には「乗車券」「乗車票」「乗車証」のいずれかがないと、乗車できず、「乗車票」「乗車証」は原則として駅での払い戻しや変更はできません。 で、「定」ですが、定期券専用の自由席特急回数券にこのような表示があったような気がしますが、自信なしです。
お礼
詳細なご回答ありがとうございました。当初、質問文では単に「きっぷ」と記述しようかと思ったのですが、そのきっぷをよく見ると「乗車票」と記載されていたことに初めて気付いたことから、「ひょっとしてきっぷのことを正式には『乗車票』というのかな?」と思い、実際の質問文では「乗車票」と記述した次第です。正確な意味合いをご説明いただき、大変勉強になりました。
お礼
早速のご回答ありがとうございました。PAP様が一番乗りとは珍しいですね(笑)。「契」「企」は何となく分かりそうだったのですが、正確な意味合いが理解できてよかったです。「替」は発行替ですか。なるほどです。いつも的確で分かりやすいご回答ありがとうございます。