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世界の三権分立について
この前学校で三権分立について習いました。 そこで、アメリカとは仕組みが違うと教わりましたが具体的にどう違うのかまでは習いませんでした。 アメリカや世界の三権分立について調べても詳しい図のようなものが載っているサイトが見つかりませんでした。 世界の三権分立について詳しく知りたいです。それから日本とアメリカの仕組みの違いについても・・・ なのでよろしくお願いします。
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日本とアメリカの三権分立を比較すると、特に立法権と行政権の関係に違いがあります。これは、行政権の形態として、日本が議院内閣制、アメリカが大統領制を採用していることに由来します。 日本は議院内閣制に基づいて、立法権と行政権が密接に関係してるのに対して、アメリカは大統領制をとっているところから、立法権と行政権の間が明確に分離された形になっているのです。 アメリカの方を先に挙げると、行政機関の長である大統領が、立法機関である連邦議会とは関係なく、直接に国民の選挙によって選ばれます(厳密には、選挙人を通した間接選挙)。 大統領は、議会の信任を必要とせず、議会の解散権を有しません。 また、大統領には、議会への法案提出権がなく、全て議員側が提出します。ただし、大統領には、議会で可決された法案に対する拒否権があります。 さらに、閣僚は議員を兼職することが禁じられています。 これは、行政機関の長である総理大臣が、国会の選挙によって選出され、場合によって議会の信任を要し、国会の解散権があり、法案の大半は政府提出で、閣僚の過半数が国会議員でなければならないという議院内閣制をとる日本とは大きな違いがあるのです。 議院内閣制は、立法権の行政権に対する優位を前提として、両者の分立と相互の抑制均衡を保障する制度です。 これに対して、アメリカの大統領制は、立法権と行政権の権力分立を徹底した制度であり、大統領が国民に対して直接責任を負うわけです。 なお、世界の三権分立については、参考URL(ウィキペディア)を参照して下さい。