私は大学を卒業した後、26歳くらいから人生の流れが大きく変わりました。
楽しいというか、自分の力で生きてる実感が沸くようになりました。
私個人の意見ですが、春の喜びを実感するためには、その前に厳しい冬が必要なのではないかと思います。
冬と言うのは変化のない毎日が続いている期間のことです。。
毎日が単調で平凡で面白くないというか。
しかし、そういう時期にこそ、自分の中で「こうなりたい」「こうしたい」という思いが膨らみませんか?
それをずっと温めて、強くイメージし続けるんですよ。
無駄かもしれないけど、実現に向けて必要な準備をして必要なエネルギーを溜め込んでおく。
そうするとね、そのうち勝手に冬が終わります。
人生とは不思議なもので、まるで春が来るように、氷が溶け出すように、全てが勝手に動き出すことがあるんですよ。
自分を取り巻く環境が大きく変わってしまう。
そんな周囲の大きな動きに流されながら無我夢中で生きていると、それまで自分の中で蓄えていた力が一気に放出されます。
うまく言えませんが、自己実現が可能になるのはそういう時なんだと思います。
それまでにしてきた努力が生きてくる。
結果的には精神的に疲れて病気になってしまうこともありますが、
「精一杯、生きている」という実感はあります。
それが楽しいと感じるか、しんどいと感じるかは人それぞれでしょうけど。
先生が楽しいのは25歳からだと言ったのですか・・・。
25歳といえば、社会に出て仕事も覚えてそろそろ一人前かな、という時期だと思います。
楽しいかどうかは、それまでの学生時代に何を考え、何を望み、何を準備したかによるでしょうね。
冬の間にしっかり大地に根を張って養分を蓄えれば、必ず春にはたくさんの花を咲かせることができます。
先生が言いたかったのはそういうことじゃないですかね。