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イノセンス (押井守監督の映画)
この前イノセンスを観たのですが・・ 哲学的な映画ですよね。 私にはけっこう理解困難だったんですが みなさんはどんな感想を持たれますか? 面白いって思った方は特にどんなところが良かったのか 詳しく教えてほしいです。
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私の個人的な感想ですが、圧倒されたのは 映像と音楽、ストーリーすべてです。 ただ、ほかの方がかいていらっしゃるように「甲殻機動隊」も 観ておかないと、あれあれ、どういうこと???ということが 山積みになります。 1度でわかろうとするよりも、何度も何度も 観ると、気づかなかった細かいところの書き込みに 気づいて感動したりもします。 犬のこととかも。(あまり詳しくは書きませんが) それをみて、さらに「笑い男」や「インディビジュアルイレブン」などをみて、どんどん世界観が後でしみてくる感じでしょうか。 すべてを観ても、いまだにたぶん誤解している部分もたくさん あるのですが、でも、 あのクオリティーの高い作品をみて、 よくわからないけど感動したなあと思うだけでも、 あるいみ十分なのかもしれません。 深く潜ることも出来るし、浅くさらうことも出来る。 楽しみ方がいろいろとある映画だと思います。
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- aquaseason
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たびたび失礼します。 そうか、今気がついたんですけれど、 もしかしたら、バトーは、殺された(破壊された)セクサロイドと、 (自分が愛する)素子を重ね合わせたの「かも」しれません。 本質的にはいっしょかもしれません。そう考えるとあの感情的になったのもよりわかるかも。ことほど左様に、存在、意識は、自己中心的ということでしょうか…。 作り手の意図と違ったらゴメンナサイね。
- aquaseason
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こんにちは。さっき(回答#5)の続きです。 >最終的にセクサロイドを作るために少女が拉致されていて、助けに 来てもらうために人形が暴動を起こすように仕組んだというのは 分かりましたが・・。 その通りです!初見でそこまでわかれば、すごいと思います。 >なぜバトーは怒ったのか 鋭い質問ですね。私はここに、「生き物と物の区別の基準とは?」と言うテーマへのかかわりがあると思います。 以下は、私の個人的な解釈ですので、ご了承くださいね。 私は「イノセンス」のテーマは、「価値観の逆転と矛盾」だと感じています。 そのテーマを表現するための方法の一つとして、それが成功していて、最善かどうかは別にして、 「判断能力の低下している少女が、自分の身(意識)を守る(人形にならない)ために、"魂のこもった人形"を破壊したことを、やくざを平気で殺戮するような奴(バトー)が、責める」 シーンを入れることで、 『「人間の生命と、肉体と、単なる物体、と、魂と、意識」 って、いったい、どれが一番「大切」なものなの?』 と、作り手は疑問を提示(しようと)したのだと私は思います。 「普通に考えたら、そりゃ、肉体を持った少女の命でしょう、バトー、大人げなーい。主人公なのに」と、思いますよね。 どうもそこに監督は疑問を感じているようです。 この疑問を「うん、正しい」と思うか、「やっぱありえない!」と思うか、「まあ、考えてみる価値はある」と思うかは、観る人それぞれの判断だと思います。 素子が、「鳴き声を出す鳥(少女たち人間)が身を切られて血を流していたら、かわいそう、と思うけれど、鳴かない魚(セクサロイド)が血を流していても、かわいそう、とはあまり感じないのが人間の感覚だもの」と言います。 その辺にもテーマが現れているようですね。 こんな感じでいかがでしょうか? またなにかありましたらよろしくおねがいします。
- aquaseason
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こんばんは。お答えしようと一時間ぐらい打っていた文章が………… さっきちょっとパアになってしまって、かなり凹みながら再度挑戦しています。よろしくお付き合いください。よろり。 まずは、お返事ありがとうございます。追求してくださっているみたいで大変うれしいです。このままはまっていただければ…。 >バトーとトグサが不思議な館に入ってループする辺りから何が起こっているのか分からないのです。 (私もこの文章を打つのは二回目なので、軽くループ中です) これは、バトーとトグサの電脳脳が、「ハッキング」されて、現実ではない、「幻影を見せられている状態」です。 ハッキングしているのは、館の主キム(あの変な人形)ですね。自分の身を守るために、彼ら(の意識)を撹乱し、幻影の中に閉じ込めようとしたのです。 そのバトーの意識を助け出すために、素子(*注1)が、バトーの脳に二重にハッキングして、黒服の少女の姿で彼の幻影の中に現れ、床にカードを並べて「バトー、あなた今ハッキングされているわよ」と(キムに気づかれないよう)暗に警告し、彼の脳を「現実」に目覚めさせたのです。 一足先に目覚めたバトーは、同じく幻影にとらわれているトグサの意識を、力づくで助け出した、という展開です。 回答#1で書かせていただいた、「今自分が見ている現実は、本当の現実か?」というテーマに触れるエピソードだと思います。 *注1:草薙素子少佐 ラスト近く、人形の姿でバトーの前に現れた女性。(以下ネタバレです)前作「攻殻機動隊」で、素子はその肉体を捨て、意識(ゴースト)と、データだけの存在になって、ネットの海を漂っています。(未見ですが、「笑い男」とは、この点が一番違う設定だと思います。) またデータが飛ぶとヤなので、いったん投稿します…。
- MUSIC-MIND
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下記のユーザーレビューが参考になりました。
- Phoebastria
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良かった点はあの映像美でしょうか。 私も難解だと思います。 正直外部記憶がなければついていけない会話を延々と流されても面白く無いです。原作は欄外でそれを補完しているのが面白かったのですが押井はそういうフォローは考えていないんでしょうね。むしろフォローしないことで世界観を作っているのかもしれませんが。
- aquaseason
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こんにちは。 まず、あの作品を楽しむための大前提として、 『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』と言う映画作品を前もって見ておく必要があります。人間関係、キャラクター設定の基礎が「イノセンス」は、その純然たる「続編」ですので。 「マトリックスリローデット」を、「マトリックス」を観ないで見るような感じです。 「イノセンス」は、まずその部分が、宣伝段階で説明不十分で、ファンはとても嫌な思いをしました。 押井守監督作品は、独特の文脈に支えられているので、読み解くのは難しいですが、それさえわかると「イノセンス」でも、けっこう単純なストーリーです。(偉そうに聞こえたらほんとうにごめんなさい) 恋愛要素を含んだ殺人事件もの。 「生き物」と、「物」との区別の基準とは? 「物」にも命と意識はあるんじゃないのか? 大きく言うと、そう言ったテーマの作品と(個人的には)解釈しました。 あとは、「今自分が見ている現実は、本当の現実なのか?」というモチーフとか。 詳しくお教えしたいですが(^^;)、これくらいで。 質問がありましたら、私の範囲でお答えします。もっとうまく説明される方もいらっしゃると思いますが。
お礼
回答ありがとうございます。 GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊は見れなかったのですが 笑い男は見ました。 生き物と物の区別の基準とは?とか大きなテーマを理解すること以前の 問題なのですが、まず、バトーとトグサが不思議な館に入ってループ する辺りから何が起こっているのか分からないのです。 最終的にセクサロイドを作るために少女が拉致されていて、助けに 来てもらうために人形が暴動を起こすように仕組んだというのは 分かりましたが・・。 最後にバトーが少女を叱ってましたが、私には?でした。 なぜバトーは怒ったのかとか、良ろしかったら教えてください。
お礼
映像は良いですよね~、あと音楽も。 原作があるんですか。 フォローしないことで 視聴者に考えさせる場を設けてるんでしょうか? でも私の場合はちょっと無理なんで、原作読んでみようかな・・ 回答ありがとうございます。