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やり切れない映画
久々に質問させて頂きます。 先日友人が余りに薦めるので「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を見ました。友人曰く「救いの無い映画、一件の価値あり」。しかし、見終わった私の正直な感想を云えば「何でこうなるんだ、理解出来ない」というものでした。(賛否は人それぞれとは思いますが)監督が何をメッセージとしているのか分からず、悲劇をモチーフとしたミュージカルもどきとしか思えません。(ファンの方すみません) そこで皆さんにお尋ねします。本当の「やり切れない映画」があったら教えて下さい。見終わった後ガクッとくるような、しばらく落ち込んでしまうような、「やり切れない」映画です。 私のつたない映画経験で言えば、ミッドナイト・クロス(トラボルタ主演)やふれあい?(中村雅俊、壇ふみ主演)といった映画です。 変な質問ですいませんが、ダンサー・・・であてが外れたので、見事な「やり切れない映画」教えて下さい。
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今晩は。この手の質問だと毎度アメリカ映画に圧倒されてしまうので、それ以外の国から一つ。ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の代表作「マリア・ブラウンの結婚」をどうぞ。 第2次大戦末期、ドイツでのある結婚式から始まった物語が、戦後様々な出来事を経、西ドイツがワールドカップで優勝して、戦後世界的に復活を印象付けたまさにその日で、劇的な結末を迎える。 この壮絶なラスト・シーンには「そんな馬鹿な」と唖然とさせられ、しばらくは言葉が無くなりました。傑作ですので、よろしかったら是非(以前似たような質問でこれを紹介している他の方がいました)。
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え~と、「ダンサー~」等を観てないので御期待に添えるかわからないのと、「本当のやり切れない」って言れると自信がないし、nyahahaさんの感じ方次第にかかってくると思うし好みもあるので参考程度ですが・・・、 リチャード・ギアの「真実の行方」なんてどうでしょう?もう観ちゃいましたかねぇ?落ち込むことは多分ないとは思いますが、やり切れなくなるのではないかと・・・(私の周りでは不評だったりします)。あと、洋画のカテゴリーなので反則的な回答になるかもしれませんが、邦画の方をすこし・・・、 「悪魔の手毬唄」(石坂浩二、岸恵子出演)。登場人物(青年)の気持ちになって考えたら、まさしくやり切れなくなるのではないかと・・・(多分ガク-ンってなります)。 「悪魔が来たりて笛を吹く」(西田敏行等)。映画自体(キャスティング等)は、ショボいんですけど、話の内容はやり切れなくなるのではないかと・・・(小説の方が面白い)。 もう既に御覧になっているものがあるかもしれませんが・・・。参考程度で・・・。失礼いたしました。
お礼
「真実の行方」ですね、残念ながらもう見ていますが、あの映画は確かに後味はわるいですね。結末は途中で分かっちゃったけど。 うーんご指摘の金田一シリーズ、確かに重いんですよね。ああなると探偵小説というより、おどろおどろしい日本独自のジャンルですね。あの手のシリーズは犯人も止むに止まれずというシンパシーを感じてしまい、やり切れなくなりますね。 みなさん、沢山の投稿と貴重な情報本当にありがとうございました。 また、映画で悩んだ時はご相談させて頂きますので、どうぞnyahahaを宜しくお願い致します。
- uzumaki-ko
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こんにちは。 私にとっては「八日目」がそれですね。 主人公と障害をもった青年との心の交流を描く、あったかい映画・・・と 思わせといて、「これはないでしょー」って決着のつけかたでした。 あと前の人と同じになりますが 「ペイフォワード」は、怒りましたね。 無理矢理感動に着陸させよう、という姿勢が気にいらん。 あと、これは(上の二つと違って)私自身はすごい好きな映画なんですけど 最近ので「蝶の舌」のお話は、もうやりきれないことこの上なし、でした。 ただこれは、お話を無理に悲しく作っているのでなく、 「こうなるしかないんだな」とわかりつつも、切なくなってしまう映画でした。
お礼
うわぁーペイフォワード以外、聞いた事も無い映画です。こんなのがあるんですか。(邦画ですか?)やはり皆さんの映画知識は恐るべきものですね。私も年間70本程度は映画見ていますが、全く脱帽です。 貴重な情報ほんとうにありがとうございます。
- adrie
- ベストアンサー率43% (10/23)
私にとっての最高に「やりきれない映画」は「アメリカンヒストリーX」です。 エドワード・ノートン、エドワードファーロングが出ています。 まだ観ていなければ、いかがでしょうか? 私は映画館を出て第一声、「救われない~、やりきれなすぎ~!」と言いましたよ。(笑)
お礼
おっ、これも見ようと思っていて未だ見ていない一作です。あのノートンがパンク風の格好しているやつ(パッケージ)ですね。是非見てみます。ありがとうございました。
再びの登場です。 名作といわれている作品二つほど。 「禁じられた遊び」 ラストの、「ミシェール」という呼び声のコダマは、純粋なだけに、どうしようもない辛さ・悲しさを感じてしまいます。 「穢れ無き悪戯」リニューアルではなく、オリジナルの方です。ラストのマルセリーノが天に召される情景は、純粋なだけに、観ているのが辛かったのを覚えています。 あと、「may23」さんの挙げられた「火垂るの墓」は結婚前に、ワイフと観ましたが、やり切れなさに、やはり引きずりました。
お礼
名作中の名作ですね。よかった未だ見てないんです。後者の方の天に召されるのは、最後は若しかして教会ですか。そうだったら、まるでフランダースの犬状態ですね。 再度にわたり、ありがとうございます。
- konkon0421
- ベストアンサー率29% (90/306)
やりきれないお話・・・、長くなっちゃいますけどいいですか? 「シュウシュウの季節」ジョアン・チェン監督 文化大革命当時の中国。都市部の子供達は「教育」と称して働き手の不足している 地方に送り込まれる。親が貧しくコネの無いシュウシュウは、家に帰ることができず、やがて彼女の弱みにつけ込んだ周囲の男達が次々と彼女を食い物にしてゆき・・・。あまりに悲しい話で、数日間引きずりました。監督は「ラストエンペラー」の皇后役の女優さん。 「芙蓉鎮」「青い凧」このあたりも文革ものです。文化大革命は現代中国映画のかなり重要なテーマらしい。多くの作品がありますが、どれを見てもけっこうぐったりします。 「冷血」トルーマン・カポーティ原作 ベストセラーになったノンフィクションの映画化。無計画な犯罪、代償の無い大量殺人、犯人達のどうにもならない現状。ストーリーもさることながら、音楽はジャズ中心でなかなかシックで、映像も凝っています。原作も素晴らしい。 「自転車泥棒」ビットリオ・デシーカ監督 大戦直後の混乱と貧困の時代。自転車があればできるポスター貼りの仕事を手にした主人公一家は、家中のシーツまで質に入れて自転車を手に入れた。ところが初日に自転車は盗まれる。泥棒を追ってローマ中を父子はさまようが・・・。 本当に悲しく、切ないお話でした。 「ダンサーインザダーク」は、私はうっかり泣いてしまったのですが後味の悪い映画ですよね。なぜ彼女は抵抗しないの?って。 私が本当にやりきれなさを感じるのは、人間が努力しても抵抗してもどうにもならない大きな力、政治・出自・性別・時代などに流され、押し潰されていくのを観るときなんですが、どうでしょう? 「砂の器」なんかもハンセン病の偏見に人生を狂わせられる、辛いお話ですよね・・・。
お礼
いえいえ長くなって結構ですよ。詳しく書いて頂き、本当に有り難うございます。 三作ともまだ見てませんので、非常に参考になりました。 konkon0421さん言う通り、人間の力ではどうにもならない、運命というか業というか、そういった映画を見た時も確かに打ちひしがれますね。 「砂の器」私も好きな映画です。和賀英了でしたっけ。 ただ、私の今回のリクエストはそういうテーマの重い映画で暗くなる、と言うんじゃなくて、どうしてこんな(不幸な残酷な)終わらせ方にするんだ、いやーな気になるだろう、ってな映画なんです。
- ikb-ykr
- ベストアンサー率29% (24/81)
本当はご覧になったことない映画をオススメすればよいのでしょうが,残念なことに私のダントツ過去イチは「エイリアン4」でした。(~_~;) ああいうエイリアンに進化させておいて,そういう死なせ方するか?あんたら人間じゃねえ,鬼だ!と制作陣に叫びたかった。 1ヵ月くらい引きずりましたねー・・・。たぶんペットをお飼いになっている方々,お子さんをお持ちの方はやりきれないんじゃないでしょうか。
お礼
エイリアン4、私も見ましたが前三作とはかなり趣が違いましたよね。ikb-ykrさんのおっしゃってるのは、エイリアンと人間(リプリー)のハーフですよね。あの骸骨みたいな。あれは気持ち悪いし、おどろおどろしいし、かつリプリーを母親と慕って。それを騙まし討ちにして殺すんですから(そうするしか無いが)。かなりブルーになりました。 ありがとうございます。
- Stella_Maris
- ベストアンサー率29% (102/345)
私はそれほどたくさんの映画を見ているわけでもないのですが、未だに忘れられない「やりきれない」映画は「風が吹くとき」です。 小さな人形のようなかわいい老夫婦の日常と、核戦争とを絡めて描いた作品ですが、その「かわいさ」とラストの悲惨さがなんとも言えず・・・(汗)。 見ながら自分がその場にいるような気がして、気分が悪くなったのを覚えています。
お礼
おっまた新しいのを教えて頂きました。「風が吹くとき」ですか、初耳の映画です。ラストが悲惨とか。気分が悪くなるのを知りつつ見るのは、何か怖いもの見たさですね。ありがとうございました。
- poketa
- ベストアンサー率40% (8/20)
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のミュージカルシーンはホント好きなんですけどね、幻想的で美しくかつ必然性があって。ストーリーは確かに「泣ける」というのとは違いましたよね。見終わって「『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』とどう違うんだ、ある意味」と思ってしまいました。僕は。 まだ回答に出てない映画というと...「未来世紀ブラジル」くらいしか知りません、でもたぶんもう見てるだろーなー。
お礼
ブレア・ウィッチ、あれも前評判の割りにつまんなかったですね。 「未来世紀ブラジル」見てます。私のお気に入りの一本です。ああいう、ある意味ナンセンスな映画は結構好きです。(デ・ニーロも変な役で出てるし)
レックス 民法無視の売買契約にはあきれました。 沈黙の歓待 軍国主義の宣伝と感じました
お礼
どちらも知りませんでした。 沈黙の歓待?艦隊ではないですね、漫画ですものね。
- longmore
- ベストアンサー率27% (37/135)
「ジャック サマースビー」 鑑賞後、つらいです。 涙流すに流せません。
お礼
これも聞いた事はありますが、未見です。私もかなり映画好きな方ですが、今回は見てない映画を多数教えて頂き、本当に感謝です。 涙流すに流せない、うーん、どういう意味か見てみます。
お礼
おおっ!これは貴重な情報感謝致します。 監督の名前やストーリーからしてドイツ映画でいいんですよね?是非ドイツ映画コーナー探して、必ず見ます。かなり期待できそうな映画ですね。ありがとうございます。