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▲56角への大局観を教えてください
昨日の職団戦の戦いです。先手の私は、相手が強豪(元奨1級)と聞いて、まともにいったのでは勝機がないと考え、自分の得意型に持ち込めば・・・と開発途上ではありますが、3手目▲48銀で相手の居飛車を誘い、▲37銀から角換え早繰り銀から研究中の▲56角を指しました。結果は、むつかしい戦いが続きましたが、終盤、1手負けしました。皆様の▲56角への大局観を御教示をお願いします。 なお、3手目▲48銀の挑発に乗らないで、△44歩と普通の振飛車にしたら先手は右四間飛車のアナグマに組みます。△54歩からのゴキゲン中飛車にも無理やり居飛車アナグマに組みます。▲37銀に△86歩とするのは、▲同歩△同飛▲22角成△同銀▲77角△82飛▲84歩から向飛車とする先手の方針です。 ▲76歩△34歩▲48銀△84歩▲36歩△85歩▲37銀△32金▲22角成△同銀▲88銀△33銀▲77銀△62銀▲78金△64歩▲26歩△63銀▲96歩△94歩▲16歩△14歩▲25歩△74歩▲68玉△73桂▲58金△52金▲46銀△44銀▲24歩△同歩▲同飛△23歩▲28飛△62王▲56角 長手順ですいませんが、よろしくお願いします。なお、実戦では▲56角以下、△42金左▲34角△33金右▲56角△54歩▲66歩△55銀▲同銀△同歩▲67角△65歩▲同歩△同桂▲66銀△64銀▲35歩△93角▲26飛と進行しました。ADATARA式総合戦法の完成が楽しみですが、難題がたくさん待ち構えて苦心しております。
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脇道の話をしてしまいました。ご質問に戻ります。▲5六角はよい手だと思います。ここではすでに先手が優勢と思います。次に▲3四角と歩を取って▲2三角成が受けにくいですね。 後手のどの手が悪かったのかと言えば24手目△7四歩と26手目△7三桂がどうかと思います。この2手は私なら△5四銀と△4四歩にします。早繰り銀には△5四銀△4四歩の形で▲4六銀には△4五歩を見せておくのが普通の指し方です。それを怠ったために29手目▲4六銀とでられて、後手は指し方が難しくなっています。本譜の△4四銀では飛車先を交換されて後手がまずいでしょう。かと言って他にいい手がわかりません。すでに後手は苦しいのでしょう。
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- moritan2
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先手番1手損角換わりについて 後手番1手損角換わりは立派な戦法ですが、先手番1手損角換わりはぼくはお勧めしません。後手番1手損角換わりは△8四歩の形がメリットで、これは先手の攻めに対して△8五桂のカウンターを用意しているのが特徴です。△8五桂は「カウンター」なのです。要するに先手に攻めてもらわないと自分から積極的に攻めるわけではないのです。考え方の根底に、後手番なら千日手になれば不満はないというのがあります。先手は千日手では不満だから攻めなくてはならないという事です。 ですから、一手損角換わりは後手にとって有力な戦法ですが、先手が使う戦法ではないと思います。もっとも角換わりを日ごろから研究しておいて、角換わりの不得意な相手に用いれば、理論上の一手損の不利などアマでは関係ないとも言えます。
お礼
たび重なる回答、誠にありがとうございます。後手番1手損角換わりの実戦譜を何局か盤に並べてみましたが、やはり回答者様おっしゃるとおり、千日手含みのカウンターですね。千日手とかカウンターは棋風に合わないので、止めることにします。私の土俵は、職団戦の持時間、秒加算30分の切れ負けですから、それにあった戦法を選択します。ただ、せっかく教えていただいたので、▲25歩をちょっとだけ遅らして、17桂等から25桂の可能性をみせて、もって後手をけん制し、なんとか相手を右玉に誘導して、得意の早繰り銀で雌雄を決しようかと思います。 ご指摘のありました序盤の△95角には、以下、▲86歩△62銀▲75馬△86角▲同馬△同飛▲78金と進むようですね。わずかに後手が指しやすいと思いますが、このくらいなら、展開次第では、先手の銀冠などを含みに、この相居飛車戦を研究した方に分がありそうなので、なんとかなりそうです。負けた将棋は残念でしたが、その反省材料は多く、お陰様で回答者皆様のお陰で大変勉強になりました。誠にありがとうございました。
- moritan2
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実戦の△5四歩に対する▲6六歩はこれでいいと思います。▲7五歩としても△同歩▲7四歩△6五桂でかえってまずいことになりますよ。 それより△6四銀に対する▲3五歩では▲4五角はどうでしょうか? これ受けにくいですよ。それに△9三角に▲6七歩を作っているし。
お礼
こんばんは! 今朝は寝不足にさせてしまい、すいません。 そうですね。▲75歩は無理ですね。対局中もちらっと考えたのですが、やめとこうと思った経緯もあります。▲45角は良い手かもしれませんね。対局中にも考えたのですが、△44金と居直られて元奨の力将棋の術中にはまりそうな気がして止めてしまいました。盤に並べて研究してみます。それから、蛇足ですが、職団戦の帰りに将棋会館に寄ったら1階の売店で、復刻版「よくわかる矢倉戦法」(関根茂著)がおいてあって、矢倉棒銀の例の御質問とほぼ同じ局面の解説がありました。22銀と引かせて先手十分とのことでしたが、そんなことはないはずで、当時は37銀戦法の出現に沸いた時代で、今の将棋感覚の△86歩から△85銀の攻めが軽視されていたのかも知れませんね。度重なる回答、誠にありがとうございます。
- TUKUBASAN
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主人が将棋が好きなので聞いてみました。56角は悪い手ではないそうです。もっと良い手がないか、探したそうですか、見つかりませんでした。それから、出だしが同じ将棋を見つけたそうです。参考になれば幸いです。 先手 田村康介5段 後手 久保利明5段(当時) 平成10年5月 全日本プロトーナメント 76歩 34歩 48銀 84歩 36歩 85歩 37銀 32金 22角成 同銀 88銀 33銀 77銀72銀 78金 83銀26歩 84銀・・・以下、先手勝ち
お礼
回答ありがとうございます。▲56角はどうやら最善手のようです。実戦の▲56角△54歩には▲75歩と指せば、先手がはっきり優勢だったかも知れません。負けた将棋はよき「師匠」ですね。それから貴重なプロの先生の棋譜を教えていただき誠にありがとうございました。出だしが同じで、△33銀▲77銀と指しているので、△86歩には、なんらかの対策があるものと思われますが、私の棋力では、時間がかかりそうです。さっそく将棋年鑑を調べて見つけ出し、盤に並べてみました。大変、勉強になりました。
- moritan2
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> 12手目△33銀でなく、△86歩と来た場合は、私の研究では、▲同歩△同飛▲75角で先手良しです。 ほんとかなあ? ▲7五角のあと、△8二飛▲5三角成ですよね。△9五角にどうします?
お礼
鋭い質問ですね。う~ん、う~ん。 そういえば、以前、△95角とされたことがありました。少しずつ思い出してきました。△95角には(1)▲86歩と(2)77角の2つの対応があり、実戦では、(1)▲86歩と指して、以下、△同角▲同馬△同飛▲87歩△82飛▲53角△42角▲26角成△86歩▲78金△86歩成▲同銀△86歩▲98銀と進行しました。その後、先手は向飛車にしました。しかし、この手順には問題があって、△86同角のところで、△62銀といったん馬を追う手があることが局後の検討で分かりました。 それで本命は(2)▲77角ですが、以下、△同角成▲同桂△87歩▲79銀となり、△88角ならば▲同銀△同歩成▲65桂△62銀▲84歩△同飛▲66角△87飛成▲88飛のような乱戦が予想されます。もっと良い対応があったら御教示ください。 真夜中に次の回答までちょうだいして誠にありがとうございます。▲56角は良い手ですか。対局中は、端歩を付き合ってくれたので、8割方右玉でくるだろう、と予想してましたが、「早繰り銀」の天敵の「腰掛銀」には特に警戒していました。今夜、盤に並べて検討してみます。 それから、あつましい追加質問ですが、1手損してまで得意戦型に持ち込んだのですが、欲張って、「1手損角換り」の感覚で飛車先保留の長所を生かした指し方は、37銀型では無理なものでしょうか。 真夜中に回答していただき、誠にありがとうございます。
補足
すいません。御礼を書いてから、勘違いに気付きました。(2)の▲77角はありません。頭の中で思い出して書いたので、全くの勘違いです。失礼しました。今、出勤途上からもどってきて書いております。今夜、ゆっくり考えて見ます。
- moritan2
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先手の出だしが相当にへんですね。まず、12手目△3三銀でなく△8六歩とこられたらどうするんですか? いろいろな戦法を試されるのはいいとおもいますが、まず基本を大切にしましょう。
お礼
moritan2先生、こんにちは!!さっそくの回答ありがとうございます。 先生にも是非、教えて欲しかったんです。 12手目△33銀でなく、△86歩と来た場合は、私の研究では、▲同歩△同飛▲75角で先手良しです。対局中も一応読んで確認しています。是非、▲56角がどうなのか、先生の大局観を教えてください。ありがとうございました。
お礼
ご指摘の24手目△74歩と26手目△73桂が早繰り銀の天敵「腰掛銀」の54銀~44歩を遅れた原因のようですね。盤に並べて納得しました。ありがとうございます。この戦法の最後のネライは、(まだ研究段階ですが)、早繰り銀模様から26銀と進み、「腰掛銀」の天敵の「棒銀」に変身!!することです。例えば、24手目△74歩で△54銀と来たら、▲26銀△44歩▲38金!△52金▲15歩△同歩▲同銀△同香▲同香△13歩▲12歩△22銀▲18飛△62王▲66角がその進行の一例です。ただし、私が考えた指し方ではなく、昭和54年昇降級リーグ2組▲青野照市VS△長谷部久雄(先手の勝ち)とは部分的に局面が違いますが、先手が早繰り銀を見せて、相手が腰掛けたところで、26銀から38金として棒銀に変身し、端から攻めていくという指し方を取り入れています。 ところで、△86歩から△95角には困りましたね。▲75角はないのかもしれませんね。私の対局と▲77銀まで同じだったプロの棋譜もあると他の回答者様から教えていただいたので、いろいろ研究してみます。案外・・・銀冠に組むんじゃないでしょうね。この戦法は、ひたすら職団戦を勝つために開発してきたもので、この戦法で右四間アナグマで四間飛車と戦い、早繰り銀、棒銀に変化して戦い、F級からA級まで戦ってきたので愛着もあります。素晴らしい△95角を教えていただいた回答者様に感謝して、その対策を考えてみます。ありがとうございました。