ありがとうございます。こう言ってもらえる先生は幸せ(状況からは不謹慎な言葉ですが)です。
さて、具体的にどのような処分が下るか、ということですが、これはまず裁判の結果待ちなのです。つまり、まず裁判所で何らかの判決が出て、その判決の内容を受けて、教育委員会としての処分を決定するということになります。
この先生は、もう教壇には立てないのでしょうか?
教員免許は剥奪されるのでしょうか?
交通刑務所に行くようなことはあるのでしょうか?
この3つの質問はそれぞれ、性格が違う話です。
・交通刑務所・・・これは裁判所の判決次第です。どの程度の過失がその先生にあったか、被害者との示談などが進んでいるか等で決まります。ただ、飲酒運転・ひき逃げでも無い限り、いきなり交通刑務所ということは、ちょっと考えにくいです。そもそも正式の裁判にならずに略式起訴で終わる可能性もあります。
・教壇に立てるかどうか・・・これは、教育委員会の処分の内容です。そしてどの程度の処分を下すかは、判決の内容と社会的な反響の大きさによります。裁判の結果が良く、相手との和解も済んでいれば、停職・減棒等で済む場合もあるし、社会的な反響が大きい場合には、有無を言わさず免職という場合もあるでしょう。
・教員免許・・・現時点では、剥奪されることはありません。
さて、最後のご質問の「この先生をやめさせないですむ方法はない物でしょうか?」という点にお答えします。それなりの効果のある方法はあります。それは、情状を求める署名を集めることです。つまり、その先生の処分について、なるべく軽くしてくれるように署名を提出するのです。
実際の裁判になるのか、それとも略式起訴(この場合、書面だけの審理で実際に裁判は行われません)になるのかにもよりますが、もし仮に正式の裁判になった場合には、裁判所に情状を求める署名を提出します。
また、判決が確定した段階前後で、教育委員会(高校の先生ですから、都道府県の教育委員会宛)に、穏やかな処分を求める署名を提出してください。それだけ慕われている先生でしたら、協力してくれる人も多いでしょう。
また、人格的に優れている方なら、職員室での周りの先生の信頼も厚いでしょう。署名の集め方について学校を訪ね、教えてもらうことも可能かと思います(教員は立場上署名集めがしにくいので)。きっと喜んで協力してくれると思います。
教育委員会としても、本音で言えばそれだけ慕われ、指導力にも人格的にも優れた先生を辞めさせたくはないですから、こうした署名が集まれば処分内容も考慮することは十分にあります。