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ホメオパシーとは何なのですか?

ホメオパシーとはどのような集団なのかご存知でしたらお願いします。 つい最近、妻がママ友に誘われて、ホメオパシーなる集会に参加してきました。 誘った方が医療関係者で私はてっきり子供のアレルギー相談のような会なのかと思っていたのですが、内容を聞いて驚きました。 ”毒物を希釈してそれを飲み、それによって病気を外に出す?!"という民間療法との事。なんでもヒ素やトリカブトを無限希釈して、それを砂糖で固めた丸薬を飲むのだとか。。 更に詳しく話しを聞くと希釈の程度が尋常ではなく、そこまで希釈したら、そもそもその分子自体その丸薬自体に入ってこないような量で希釈するから大丈夫みたいな事を言い出します。 この時点で、全く理解不能なのですが、一体これは何なのでしょうか? ネットで検索すると、推進派らしき人達の肯定意見が色々と引っかかってはきたのですが、常識的に考えてそんな代物に効果が見込めるはずはなく、ただのプラセボ効果ではないかと思いました。 勉強会と称するものをマンションの一室で受けてきたようですが、まさにネズミ講のような非常に胡散臭いものを感じていますが、何らかのトラブルは起こっていないのでしょうか? ちょうど子供の予防接種の時期なのですが、最近発達障害が多いのは予防接種のせいだとかなんとかまで言われたらしく、しかもその発言が医療関係者の信奉者からなので、少々怖いものを感じています。 そのママ友さん自体は良い人という事なのですが、そのままつき合わせていて大丈夫なのかも含め、身近でホメオパシーをしている人をご存知の方がいらっしゃいましたら、一体どんな人達なのか教えてください。 なにかカルトっぽい雰囲気を感じてしまったのですが。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.6

ホメオパシーは、200年の歴史をもつ由緒正しいニセ科学です。 科学的にも医学的にも何の根拠の無いただの民間療法です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%A1%E3%82%AA%E3%83%91%E3%82%B7%E3%83%BC http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1164164775 お察しの通り、ホメオパシーはプラセボ効果以上の効果は認められませんので気分の問題程度の軽い病気なら害にはならないかもしれません。 しかし、重い病気の場合に医者にいけば治るものが、ホメオパシーに頼ったばかりに取り返しのつかないことになる可能性があります。 それに、ホメオパシーでは予防接種を否定しているのも大問題です。 予防接種は、発病を予防したり、症状を軽くしたりする一方で感染症の流行を防ぐ意味もあるのですが、接種率が低くなることで大流行しやすくなって個人の問題どころでは無いんですけどね。

ponc06
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。 こちらは議論の場ではないので、お礼以外の内容はあまり書けないみたいですが、正直なところtoorisugari様の意見に賛成です。 調べてみると、教えてgooでもネットでもホメオパシーのキーワードで結構引っかかってくるようなので読んでみたのですが、何でこれほど信じきれるのか不思議でした。。 そもそも軽い症状であれば、ホメオパシーをやっているやっていないに関わらず症状はいずれ治る可能性が高いでしょう。 もしかしたら確かに重い症状が軽減した例が仮に1000人中1人位はいるのかもしれません。でもその1人でさえホメオパシーによって治ったとどうしてわかるのでしょう。。。今のところ、その様な例を過大にクローズアップして、万人に効くようなイメージを故意に植えつけようとしているとしか思えません。 もし本当にそれほどの効果があるのであれば、きちんとした試験をして医薬品として認可を目指せばよいと思いますが、文献を読む限りそのきちんとした試験ですでに効果が無いという結論が出されているにも関わらず、もしこれが本当に流行の兆しがあるというなら、危険な兆候だと思ってしまいました。 例えばアロマテラピーのように趣味的にやってるだけなら、ただの水らしいので副作用もなく罪は無いと思いますが、子供の予防接種まで否定してくるようでは、少々問題がありそうですね。。 下の方のお礼にも書いたように本当に効くというなら、理由なんて後付けでも構いませんが、効くという客観的な証拠を示してほしいと思いました。。

その他の回答 (5)

  • keen2007
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回答No.5

No4の回答者ですが、もう一度。  誤解を招くような答え方をしてしまいました。「この本の著者は専門家です」というのは、服部さんがホメオパシー医療の実践家という意味ではありません。服部さんは歴史(近代ドイツの医療史)の研究者です。  ちょうど、歴史家のうち「錬金術の専門家」とか「天動説の専門家」と呼ばれる人がいるごとくです。  服部さんのスタンスは、ご紹介した論文のタイトルでもわかります。 「ホメオパシー信奉者たちにとってのジェンナーの『記憶』 : 種痘をめぐるホメオパシー信奉者の言説」  これを読むと、実証よりも解釈によって知識は成り立っているのだなと感じます。

ponc06
質問者

お礼

ご紹介、ありがとうございました。 お礼が遅れてしまって申し訳ありません。論文拝見しました。 お話のとおり、ホメオパシーの専門家ではなく、医療史の歴史研究という立場での文献ですね。 ホメオパシーがどのような歴史をたどっているのかはわかりましたが、効果に関する検証ではないようです。 もし仮に本当にこの方法に効果があるとするならそれはそれで大変素晴らしい事だと思うのですが、冷静に効果を検証するような臨床試験なりで実証する事が必要だと思います。 本当に効くなら科学的に説明出来なくても一向に構わないのですが、効くと信じた挙句に手遅れというパターンは無いのかと危惧してしまいました。 現状では”私はこれで癌が治った”というタイトルで紹介されるようなキノコや健康食品と同じレベルの怪しい話と断じられても仕方が無いかなあと思いました。

  • keen2007
  • ベストアンサー率47% (16/34)
回答No.4

私がホメオパシーを理解するのにいちばんよかったと思ったのは、次の本です。(なお、私は、ホメオパシーの専門家ではありません。この本の著者は専門家です。) 服部 伸(1997)『ドイツ「素人医師」団―人に優しい西洋民間療法(ホメオパティー)』 (講談社選書メチエ) ホメオパシーは、医学史上大変興味深いものです。上掲の服部さんの論文がWEB上でも読めます。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004999731/en/ からどうぞ。

参考URL:
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004999731/en/
回答No.3

ホメオパシーは、特定の集団が考えた民間療法ではないし、特殊な人達だけが信じているカルト医療でもないですよ。 日本でも広がりつつある代替医療ですが、まだ相当な少数派ですし、質問者様が言われるように「こんなものがナゼ効くんだ?」という薬を使用するので、最初から理解はしにくいものだと思います。 はっきり言って科学的には説明がつかない点も多々あるのですが、未だに人間が科学で説明しきれない事って山ほどあります。唯物主義者は自分が理解出来ないと言って頭ごなしに否定しますが、実際効くんだからしょうがない。単なるオマジナイでない事は確かですが、仮に気のせいで治っているのだとしても、全然効かない西洋医学の薬よりは遥かにマシだと思います。 世界に目を向ければ、多くの人達が利用して効果を挙げている治療です。 イギリスには5か所の国立のホメオパシー専門病院があり、医者の約半数は患者さんにホメオパシーによる治療をした事があると言われています。 フランスではホメオパシー薬(レメディと呼ばれる)を販売している薬局が2万軒以上あり、ホメオパシー診療は国の健康保険の対象になっています。 ドイツでは医師の1割ほどがホメオパシーの専門医としての資格を持ち、ほとんどの薬局でレメディが売られています。 インドでは120校以上ものホメオパシー専門の医科大学があり、ガンジーやタゴールもホメオパシーを愛用した事が知られています。 ブラジルでは薬学部を卒業するためにホメオパシーの単位を取る事が必須となっており、医師会が認定をした者にはホメオパシー専門医の看板を掲げる事を許可しています。 アメリカ・オーストラリア・ロシア等は上記の国々ほどに普及はしていませんが、近年急速に普及しつつあるようです。 ホメオパシーを勧めてくれる人やそれに理解を示されている奥様を、むやみに敬遠したり否定したりするのは非常にもったいないですよ。

ponc06
質問者

お礼

しばらくご回答がなく、その後のフォローをしていなかったもので、御礼が遅れてすいません。 ご回答、ありがとうございます。 科学は万能ではないので、現時点で説明がつかない事がゴマンと有るのは承知の上なのですが、私もあれから個人的に論文などをいくつか読んでみての感想です。 結局プラシボ以上の効果は無いという結論の論文ばかりで、海外ではホメオパシーで学位を出す大学も確かに存在するようなのですが、これは非科学的で学位に値しないという論説が今年のNatureに出ている点も鑑み、やはりちょっと分が悪いと思えました。 西洋医学の薬も体質によって効きやすい人効き難い人というのはいるので万人に効くわけではないと思いますが、ホメオパシーの場合は心理的な効果も手伝って効く人がたまにいるかもしれないけれど、それが課題に宣伝されている感は今のところ否めません。 副作用が無いのだけは確かな事実なので、作用に確たる証拠があるなら、大変すばらしい事だと思うのですが。。

回答No.2

はっきりいってインチキです。 質問者様の感じた雰囲気そのものです。近寄らない方がよろしい。 ちょっと考えればわかると思いますが、あの団体のいう希釈度合いでは毒性はおろか原子さえ含まれてないだろうと言うレベルです。 そんなので治療とは笑いしか出ませんが、洗脳というか宗教と同じで妄信している人間は我々の理解を超越しています。 相手にしないに越した事はありません。

ponc06
質問者

お礼

専門家のご回答、ありがとうございました。 妻から希釈云々の話を聞いた時点で、私も思考停止してしまったのですが、その瞬間に”これはおかしい”と思えないのは、私が理系出身で妻が文系だからなのでしょうか。。。 良い話ばかり詰め込まれてきたらしく、半分信じて帰ってきたので、正直な話、少々情けなくなりました。 まだ何かを買ったという事ではないようですが、会社があってそこから錠剤を販売しているという事に話が及ぶに至り、私の中ではねずみ講や高級ふとん売りに引っかかったのと同義となりました。 おっしゃるとおり、その希釈率では丸薬にその物質が含まれているはずもなく、いわゆるトンデモ科学の部類かと思ったのですが、しかし妻にいくら前提がおかしいだろうと話しても、でも良いものみたいだから。。と、まるっきり理屈が通りません。 こんな風に考えてはいけないのでしょうが、まさかうちの妻が。。。という心境です。 近寄らせないことにします。 それにしても、医師や看護士さんにも信奉者がいたり、会社組織まであったりして、一体国内ではどの程度広まっている団体なのか、少々不気味に感じます。

  • akina_line
  • ベストアンサー率34% (1124/3287)
回答No.1

こんにちは。  下記サイトをご参照下さい。   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%A1%E3%82%AA%E3%83%91%E3%82%B7%E3%83%BC   日本では医療行為とは認められていないのですが、ヨーロッパでは、健康保険もきく国があるようです。 では。

ponc06
質問者

お礼

サイトのご紹介、ありがとうございました。 健康保険が適用される国があるという事は意外ですが、行為自体をどう客観的に眺めても、どうしても薬効が発生するようには思えません。 心理的な効果はあり得るでしょうが、丸薬の効果ではないと思わざるえません。 なぜこれほど信奉者がいるのかが不思議です。 国内ではどれほど広まっているのでしょうか。。。

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