先物取引には簡単に言うと日本の場合、金融先物と商品先物があります。
これをわざわざ分けたのは日本の場合、行政の管轄、取引所、ブローカー
が異なり、かなり違う状況にあるからです。
ご指摘されているのは、おそらく商品先物の方でしょう。
金融先物なら、株価指数先物か金利先物、ということになりますが、
(通貨は先物ではあまり流動性がありませんので、もっぱら
インターバンクが主流です)
これらに関しては、金融機関や機関投資家が参加しており、
ヘッジや裁定取引の比重は決して低くないからです。
日本の商品先物の場合、市場は確かにスペキュレーターが中心です。
この理由は投機家が多いわけでなく、当業者が参入、つまり利用していない
ためです。当業者がなぜ利用しないのか、この理由はいろいろ
ありますが、市場の流動性が表面上の理由とされています。
しかし流動性が低いため、当業者の参加が見送られているのであれば、
ますます、流動性が高くなることはなく、結果、当業者の参加
は遠のきます。つまり、鶏が先か卵が先か、という矛盾に陥ってしまいますね。
現在のところ、商品先物の市場の主な参加者は当業者でなく個人です。
個人はヘッジャーであるはずはありませんから当然、スペキュレーター
となります。結果的に日本の商品先物市場は、スペキュレーターが中心と
なっているわけで、日本に投機家が特別多いわけではありません。
その証拠に日本の商品先物市場は規模が横ばいに近い状態になっています。
(右肩上がりという話もありますが、実質は頭うち状態です。)
ちなみに、当業者もヘッジが必要なので、海外の市場や何らかのマーケット(先物市場 とは限らないわけです)を利用する形で、取引をしています。
要はこれを日本のマーケットに取込めるかどうかが問題となるわけです。
補足
ええっと、聞き方が悪かったんですね。すみません 日本は何に関しても消極的で、先物取引は先見性の強い、バクチのようなものと考えられているように思います。いざ上場しようとしても、当業者の強い反抗があってなかなか通らないって聞きました。 こんな投資にかんしてヘッジャ-は消極的、スペキュレーターは積極的な性格だと思いますが、日本の現状はスペキュレーターが圧倒的に多いと聞きました。保守的な日本の先物なのに、ハイリスク・ハイリターンな性質のスペキュレーターがおおいのは何故ですか?? 習得したてなので 何イッテンノ??って思われるかもしれませんがお願いします・・・・・・(T0T)m