3の続きです。まずは3を読んでください。
バイツァダストの能力は、「時を戻し」「同じ時を繰り返す」
先ほど説明したとおりです。そして、理解されてるかと思いますがこれだけではありません。大まかに言うと「質問した者、された者を爆破する」です。
バイツァダスト発動中は、同じ時が繰り返し、以前起こった運命は変えることができません。2巡目なら1巡目に、3巡目なら2巡目と1巡目に起こったことは何をしても変えることはできません。つまり、2巡目で岸部露伴が死ねば、何をしてもしなくても(露伴が死ぬ前にバイツァダストを解除しない限り)これ以降3巡目、4巡目でも露伴は死にます。
そしてこのバイツァダストという能力は、前述した通り吉良の絶望によって発現しました。仕掛けた対象(早人)に「誰かが吉良について質問する」あるいは早人が「誰かに吉良のことを話す」と、その「誰か」は爆破し死んでしまうという無敵の能力です。
バイツァダストを発動している限り、死んでも次の26日になれば生存しています。それは同じ時が繰り返されているからで、時が来れば同じように死んでいきます。吉良は早人の様子を見て「邪魔者が全員死んだ」ことを確認し、死んだあとにバイツァダストを解除すれば同じ日は繰り返されず、次の日は3月37日になるため死んだ者は元には戻らりません。
吉良は「露伴が死ぬ前」に仗助たちに正体がばれてしまい、自分の身をキラークイーンで守るために能力を解除せざる終えなくなり、皆は死なずにすんだというわけです。