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「ミュンヘン」で仲間の死に方が不可解
「ミュンヘン」、なかなかいい映画だと思いました。 ちょっと理解できない部分があったので質問します。 ハンスは何故殺されたのでしょう? スティーヴが途中からいなくなったのは何故? 爆弾担当(名前ど忘れ)が死んだのは事故?自殺?他殺? あまり細かく突っ込むなと言われればそれまでですがちょっと気になったもんで。 見落としがあったらゴメンナサイ。
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- ucok
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回答No.1
公開時に見たきりなので、スティーヴについては忘れてしまいましたが、ハンスが殺された理由は、映画の中では語られていません。それから爆弾担当のロバートは、一応、自分で作った爆弾の誤爆による事故死として描かれています。 ただ、こういうのは深読みすればいくらでもできて、そのあたりは観客の解釈に任されているのだと思います。基本的には、正義の名のもと集められた4人による暗殺計画の数々が、やがて不信が不信を呼ぶ形となり、あのオランダの美人が出てきたあたりから、誰が味方で誰が敵かわからなくなり、誰が誰に何の目的で雇われているのかもわからなくなってくる、という物語ですよね。 ハンスにしても、もとからの大きな敵(パレスチナ?)に殺されたとも考えられるし、雇い主に抹殺されたのかもとも思えるし、これまでに殺した人の味方に殺されたとも考えられるし、そもそもこれまで暗殺した相手は本当に暗殺するに値する相手だったのか、そのあたりも怪しいし、ひょっとしたら天罰が下ったのかも、なんて見方すらできます(死ぬ直前に「女に服をかけてやればよかった」なんて言ってたし)。 何故、誰に殺されたんだろう。生と死っていったい……。正義と信頼っていったい……。そんな後味の悪い不可解さを残しているのが、この作品の意義だと思います。
お礼
ありがとうございました。