その店員さん、レベルが低いです。(怒)
> 「パイロットなので何匹かは落ちてしまう」
魚を使い捨てるなんて、言語道断の極みです。
パイロットは、水先案内人。
本飼育に先駆けて、魚の飼える飼育環境を構築する役割です。
その間、パイロットフィッシュは、アンモニアなど有毒物質の発生する危険な状況におかれます。
そのため、【最小限の数】で飼育し、パイロットフィッシュの負担を出来るだけ軽減する必要があるわけです。
ですから、12Lの水槽なら1~2匹のアカヒレを入れ、餌を極少量に控えます。
すると、毒物が危険な濃度に達しにくく、パイロットフィッシュも生存したまま、
バクテリアが増えて、本飼育に移行できるわけですね。
今回の場合、アカヒレという魚が水質悪化にも極端に強い魚ということで一匹も死なずに乗り越えただけと言えましょう。
バクテリアの増え方は分裂です。
□ 1回目の分裂
□□ 2回目
□□□□ 3回目
□□□□□□□□ 4回目
□□□□□□□□□□□□□□■□ 5回目
□をバクテリアの数として、■の位置が1匹分の魚の排出する毒物を 1日で全て分解できる数だと仮定します。
もっとも、5回の分裂で十分な数になるわけではありません。
簡易的に図示しているだけで、かなりの回数の分裂が必要でしょう。
□~■の状態に行くまでは、相当の日数が必要なわけです。
しかし、■まで行った場合、次の日にもう1匹魚を追加しても、倍々で増えますから、
□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□■□□ 6回目
となって、2匹目は1日でバクテリアが適切な数に達し、問題なく飼育できるわけですね。
つまり、1~2匹も入れれば十分であり、初っ端から10匹入れるメリットなど、どこにもありません。
何匹か死ぬ分を見込むようなことは、実に馬鹿げた方法だ、ということです。
大体、ただでさえ魚に負担が掛かる時期なので、魚は抵抗力が落ちて病気にもなりやすく、
病気になってしまったら、病原菌が水槽内に蔓延して、一からやり直しになってしまいます。
残念ながら、12Lの水槽にアカヒレ10匹では、アカヒレがフルサイズに成長すれば、過密状態になってしまいます。
率直に言って、アカヒレはそれなりに気の強い魚でもあり、
12Lの水槽では、プラティー,コリドラス,モーリーなどを入れる余地は少ないと思います。
そのお店にアカヒレを引き取って貰って、お飼いになりたい本命魚を入れた方が良いかと思います。
その場合、引き取られたアカヒレ達は肉食魚の餌と消えるでしょうが...
なお、12Lの水槽に幾ら入れられるか?というご質問は、餌の量と濾過能力に因るのです。
餌=アンモニア発生量ですし、アンモニアを処理できる能力はフィルターに依存します。
従って、本来なら、回答は不可能なことになります。
ただし、濾過能力的に飼育できるできないではなく、
魚のストレスの掛かり具合で、常識的な数という考え方を普通はします。
濾過能力が十分であっても、イジメや過密でストレスが掛かると、病気も発生しやすいですし、長生きしないからですね。
そういった意味で、追加は難しいと、ご説明させて頂いているわけです。
フィルターが良いものであれば、短期的になら、まだまだ追加できるかと思います。
遊泳層の異なるコリドラスなら数匹追加できるでしょう。
しかし、プラティーやモーリーの追加は、止めた方が良いですよ...ということです。
いやぁ、たまに聞きますが、酷いですね...
店員さんが無知なのか、それとも、安価な魚なので数を売りつけて売上げを挙げようとしたのか...
お礼
早速の回答ありがとうございます。 やはり多いですよね… とても力説するので根負けしてしまったのですが、やはり多いですよね。水槽を大きくする予定もないし、アカヒレ君たちを返すわけにもいかないので現状維持のままでいくことにします。 もっと早くここで質問すればよかったです!! 本当にどうもありがとうございました!