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よく両たてとか両ポジとかいいますが・・・・
信用取引で両たてとか両ポジとかがありますが これって結局プラスマイナスゼロで利益がでないのでは ないのでしょうか? 利益が出る場合どのようなやり方で利益がでるのでしょうか。 教えてください。
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両建ての使い方 その1 優待取りなど 非常に魅力ある株主優待が用意されている場合(お米券とかその会社の製品詰め合わせのようにお金を出せば普通に買えるものではなくて、某おもちゃ会社の”株主優待専用仕様のおもちゃ(非売品)”とか某レコード会社の”所属アーチストによる株主限定コンサート”とか、某食品会社の”株主総会後に経営陣と懇談会”のように”他では手に入らないもの”が得られる場合)株主優待を取るために両建てします。 ご存知のように株主優待、配当権利最終日の翌日は大抵株価が下落します。これの損失を防ぎつつなおかつ優待を取るために株主優待権利最終日の前場寄付で売り買い同時に注文します。(大引けではだめです。取引成立しない場合があるから) で、権利を取ったら翌日の前場寄付で反対売買します。こうすれば空売りに掛かる1日分の金利だけで優待取りできます。 その2 つなぎ売りの場合1(損失固定) 上がると思って買った(もしくは下がると思って空売りした)株が予想に反して逆の動きをした場合、その動きが株価調整なのか、それとも予想が外れたのか微妙で判断付きにくい場合つなぎ売りします。 例 某銘柄を株価1000円で買った。売却希望は1200円。しかし予想に反して980円に下落。 この場合、980円で空売りを仕掛けます。これ以上株価が上下しても損失は差額の20円で固定されます。このあと、株価が勢いよく戻ってきて「最初の予想が当たった」と見極めたならば空売りを処分します。そして最低限両建ての損失の20円を取り戻した後、買を処分します。理想は1220円で買い処分です。 逆に株価が勢いよく下がってしまい、「最初の予想が外れた」と見極めたならば買いを処分します。そして最低限両建ての損失の20円を取り戻した後、空売りを処分します。理想は760円で空売り処分です。 これらが理想どおりに出来れば当初の「200円の売却益」を得ることが出来ます。(空売りに掛かる金利は諦めて別の取引で取り戻します) つなぎ売りの場合2(利益固定) 株価が最初は予想通りに動いたもののその後調整期、揉みあい期に入り上ブレするか下ブレするか微妙で判断付きにくい場合、つなぎ売りします。 例 某銘柄を株価1000円で買った。売却希望は1200円。1100円までは予想通り上昇したもののその後、揉みあいに入り1100-1090円を行ったりきたり。 この場合、1100円で空売りを仕掛けます。これ以上株価が上下しても利益は差額の100円で固定されます。このあと、株価が上ブレして「最初の予想が当たった」と見極めたならば空売りを処分します。その後、買いに利を乗せて合計200円の売却益が得られたところで買いを処分します。 逆に株価が勢いよく下がってしまい、「最初の予想が外れた」と見極めたならば買いを処分します。そして空売りに利を乗せて合計200円の売却益が得られたところで空売りを処分します。 これらが理想どおりに出来れば当初の「200円の売却益」を得ることが出来ます。(空売りに掛かる金利は諦めて別の取引で取り戻します) 繋ぎ売りが出来れば一人前といわれます。特に例に挙げたうち後者の「利益固定の繋ぎ売り」が一番難しいです。初心者は損失を恐れて1円でもが出ると売ってしまいたい心理になりますから。
お礼
ありがとうございます。 たいへんよくわかりました。