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雪国の雨樋:ご経験をお教えください
冬の朝にはマイナス10度くらいまで気温が下がる積雪地に住んでいる者です。片流れ屋根からテラス側の庭に雨だれが落ちるのを防ぐために雨どいをと考えています。 雪の重みによる雨といの破損は、屋根に雪止めを設置することでかなり防げるものでしょうか。取り付け位置を下げることで、破損を避けることはできるでしょうか。あるいは、雪による破損を予防できるような特殊なタイプの雨樋のご使用経験はいかがでしょうか。 雪国における雨樋についてご意見をお聞かせください。
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ANo.2.5です。 先の「岩手宮城問題」すら知らなかった者の回答です、あくまでご参考まで。 >厳寒地で雨樋を使用したいなら、雪止め+スノーストップ+雨樋凍結防止ヒーターだとかなり安心ということになりますでしょうか 施工に問題が無ければそうなるでしょうね。 ルーフヒーター(本格的な屋根融雪)も各種御座いますが予算に余裕があれば考えるべきものでしょうか、質問者様の環境(60cm程度)ですと私なら付けないですね。 スノーストップは必ずしも全ての軒に付ける必要は御座いません。 屋根面積が大きければコスト的にも馬鹿になりません。 60cmですとかなり微妙ですが。・・・ ちなみに一般に玄関前や雪の溶け難い北面のみに付ける例が多いです。 樋の破損防止はもちろん隣地や道路、人への落雪の危険を考慮した上で取り付け位置をご検討下さい。
ANo.2です。 東北の設計事務所勤務ですが、通常ドレンヒーター(簡単に申しますと樋内に電線を入れるだけですが)を付けますので凍結のクレームは御座いません。 もし懸念が御座いましたらその辺のご確認もされたら如何でしょう。 ところで他の回答者様は積雪地の方ですか?。 怒らないで下さいね、理論以外の雪害の実感?何となく希薄な様な気が・・・。 私が理論的にも建築に関する経験的にも未熟なのは解っておるのですが回答内にスノーストップと言う文字が出てこなかったのがちょっと不思議に思われまして。(無知を吐露しているようで怖いですが)
お礼
凍結防止ヒーターですか!恥ずかしながら知りませんでした。ご教示ありがとうございます。調べてみると、「北海道の雨樋には必須」と記載している建設会社さんもありました。 では、厳寒地で雨樋を使用したいなら、雪止め+スノーストップ+雨樋凍結防止ヒーターだとかなり安心ということになりますでしょうか。
- oscar-
- ベストアンサー率12% (31/247)
No.2の方の補足です。 「スノーストップ」より「ストップオーケー」の商品名の方が通りがいいかも。メーカーにより「スノーZ」とか「スノーメルト」とか「軒先ネット」とか「落下防止ネット」などの名前が付けられていますが、目的と機能は全て同じものです。 ただ、これは本来東北地方の太平洋側向けの商品なので、うかつに付けると頭痛の種になります。 屋根面やストップオーケーの上面で積雪が暖められ解けた水が雨樋に流れ落ち、雨樋内を流れる間に凍りつきます。これを繰り返して雨樋が氷であふれ、雨樋を壊してしまいます。'05~'06年シーズンはこの事例が岩手・宮城(県北)で多発し問題になりました。
お礼
なるほど、これまた実際的なご回答ありがとうございます!それでは、厳冬期に雨樋を流れる水が凍ってしまうような地方では、スノーストップの融雪効果がかえって雨樋を壊してしまう原因になることがある、ということですね。一筋縄ではいかない問題ですね。
- reglus
- ベストアンサー率41% (149/356)
#1の方とほぼ同じ意見です、が 積雪地といわれると、どの程度積もるものでしょうか。それと日中の温度についてもご存知であればお教えください。 俗に言います豪雪地帯には二つのパターンがありまして、一つは北海道内なら道北(旭川以北)のように、降ったら積もるだけでまったく解けないと言う場合。もう一つは新潟(磐越や魚沼方面)や山形(置賜盆地や新庄尾花沢等)秋田などに見られる、大粒の雪で夜中には積もるが、日中は気温が高くある程度解ける(そして夜中に凍る)という場合です。 前者の場合でしたらあまり問題はないのですが、後者の場合ですと雪止めがあることで雪が絞まりやすく、氷化した雪が落ちる際に(もしくは雪下ろしの際に)雨どいに荷重をかけて簡単に壊してしまうことがあります。 この場合の解決策としては、屋根の傾斜をある程度取って置き、雪止めを付けず氷化するまえに自重で落ちてしまうようにする方法があります。 大屋根は恐らくそのようになっているかと思いますが、テラス屋根などの小さな屋根でも似たような方式としておいた方が良いでしょうね。 氷化した雪は剣先スコップでも割るのがつらいですよ。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。親身に考えていただき、恐縮の限りです。 > 積雪地といわれると、どの程度積もるものでしょうか。それと日中の温度についてもご存知であればお教えください。 厳寒期では最高気温0度前後、最低気温-10-13度、積雪量は最も多い時期で60cmくらいだと思います。冬期間のほとんどで雪はさらっとしていて軽く、3月になると時に重く湿ったベタ雪が降ります。屋根に積もった雪が大きな氷の塊になって怪我人が出るというような地域ではありません。 となると、やはり雪止め使用ということになりますでしょうか?ご意見を頂戴できれば幸いです。
雪止めアングルや金物ではなく補助としての「スノーストップ」に絞ります。(雪の多い地域の最低でも北面には必須と考えますので) 先の方同様100%防ぐのは難しいです。 新築でスノーストップ付きの屋根軒が一年でゆがむのを見るのも稀では御座いません。 特にアプローチ廻り(見える部分)は気を付けたい所です、雪落下の危険も含め。 さて、ホームセンターで売っているような立ち上がり10cm程度ではなく20cm位のスノーストップもあります。 こちらですと豪雪地域以外ではまず問題ないでしょう。(業者に聞いてみて下さい、採用経験は御座いません) ちなみに10cm物は自分でもつけました、1個4000円弱、幅40cm位のもの、雪止めアングル(L字の雪止め)があれば至極簡単です。 チャイナ物はイマイチとか聞きましたが最低10年以上は持つでしょう、以前つけた物の状況を勘案しても。 業者見積りですと1台7000円位ですね。 ステンレスがベターですが非情に・・・じゃなくって非常に高いです。(今見積もり探したが見つからず、少なくとも数倍はしたはずです) とい受け金物は雪国ですと脳みそのある業者なら45cm間隔位でいれますが、まれに30cm間隔も見受けます。 意匠上うるさい感もありますが一考の余地有りと考えます。 破風板の問題は楽観視した上で・・・・雪ってほんと難しい。 ご参考まで。 専門の業者と話してみるともっといいアイディアが出るかもしれません。
お礼
なるほど、スノーストップですか!今まで知りませんでした。軒下にウッドデッキを設置することも考えていたのですが、雪止め+スノーストップで雨樋やウッドデッキの保護が大いに期待できますね!
- oscar-
- ベストアンサー率12% (31/247)
> 雪の重みによる雨といの破損は、屋根に雪止めを設置することでかなり防げるものでしょうか。 付け方によります。付けるべき雪止の個数は屋根の材質の種類、雪止金具の種類、屋根の面積、勾配(傾きの度合い)、過去の最大積雪量によります。 板金屋さんとよく相談なさって下さい。 > 取り付け位置を下げることで、破損を避けることはできるでしょうか。 出来ます。というか、雪国ではふつうそれを考慮して雨樋を施工します。 > 雪による破損を予防できるような特殊なタイプの雨樋のご使用経験はいかがでしょうか。 雨樋の中に筒状の樹脂製のネットを入れる、という方法がありますが、雨樋そのもので耐雪仕様というものはありません。 雨樋金具で耐雪仕様のものはあります(スーパー面打とか支え付正面打とか)。 が、金具が壊れなければ雨樋が、どちらも壊れなければ金具を取り付ける破風板が壊れることになります。ある程度は「雨樋は雪で壊れるものだ」という前提でお考えになった方が費用対効果にかなうと思います。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 > 金具が壊れなければ雨樋が、どちらも壊れなければ金具を取り付ける破風板が壊れることになります。ある程度は「雨樋は雪で壊れるものだ」という前提でお考えになった方が費用対効果にかなうと思います。 なるほど、さすがに専門家のご意見、リアリティーがありますね!あまりにがっちり固定して、破風板が損傷しては元も子もないですものね。貴重なご教示に重ねて御礼申し上げます。 > 雨樋の中に筒状の樹脂製のネットを入れる、という方法がありますが この方法で、円筒状のネットの上をスルリと雪が滑っていくものでしょうか。ご経験のある方がいらっしゃったらお教えください。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。スノーストップについての具体的なコメント、大変ためになりす。 ここまでで一先ずまとめてみたいと思います。皆様本当に丁寧なコメントをありがとうございました。 ------------------------------------------- 【積雪地での雨樋】 ・横樋の固定位置を低くするのは常識 ・スノーストップ(ストップオーケー)の設置は有用 ・湿った大雪が降る地方では、雪が氷化して雨樋を壊さないよう、雪止めを設置せず自然落雪させるのも一法 ・円筒状のネットを横樋内に設置するのも一法 ・あまりしっかりした雨樋金具で固定すると破風板の方が壊れることもあり一考を要する ・屋根面そのものやスノーストップによる融雪水が雨樋内で氷結して雨樋を破壊することがあり、雨樋内への氷結防止ヒーター設置を考慮 -------------------------------------------