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全臓器反転症
全ての臓器が反転していると、やっぱり手術って難しいんでしょうか?その理由だけで手術代が高くなることってありますか?
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全臓器反転症は、たしかに手術手技は難しくなると思いますが、その事だけが理由で手術代が高くなることはないと思います。 手術や処置には、その手技ごとに「診療点数(1点=10円)」というものが決まっています。 たとえば盲腸=虫垂炎の手術なら「虫垂切除術」で基本の点数が決まっていて、もしこれが深夜に緊急でとなれば「時間外加算」、普通に開腹じゃなくて腹腔鏡を使った手術になれば「腹腔鏡下手術加算」というのが追加される・・・という感じです。 その加算項目の中に同じ術式内での難易度の違いというのは含まれません。 痩せていて、初期症状のうちに手術に踏み切った患者さんで、あっという間に患部が取れた場合でも、 ものすごく太った患者さんで、厚すぎる脂肪層に阻まれてなかなか患部にたどり着けず、また何度も炎症を繰り返してべたべたに患部が癒着していて、もンのすごーくやりにくかった場合も、同じ「虫垂切除術」なら同じ点数です。 もし臓器反転が理由で当初の術式から変更になり、変更後の術式についている基本の点数の方が高くなった、とか(虫垂切除術から回盲部腸切除に変更など) 臓器反転が影響して、何らかの処置が増えた(人工物を入れて補うとか)とか、 臓器反転を伴う疾患(例:カルタゲナー症候群)のせいで全身状態に影響が出て(気管支拡張症による呼吸不全など)、そのために術中術後により高度な管理が必要になった、とか なら「手術代が高くなった」ということがあるかもしれませんけれど。。。
お礼
そうなんですか。 御回答、ありがとうございました。