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ウルトラシリーズ(セブン)の矛盾
以前からちょっと気になるので質問します。いわゆる平成ウルトラマンシリーズはともかくとして初代ウルトラマンからウルトラマンレオまでのシリーズって同じ世界間を設定してのお話ですよねえ。ですがウルトラセブンに関する後日談て矛盾すると思いませんか?昭和40年代当初のシリーズの放映後、続く「帰ってきたウルトラマン」「エース」「タロウ」にもゲスト出演し、「レオ」に至ってはまた地球に戻ってきてモロボシダンがMACの隊長もやっていて、しかもごていねいにアンヌ隊員の後日談に関するエピソードのお話なんかもあったりしました。がしかし、平成の世にウルトラセブンの物語が復活しましたが、その内容はレオの物語のエピソードは全く無視された物になっていたような・・・。(しかも地球防衛軍の組織もウルトラ警備隊に戻っていた!)ウルトラシリーズに詳しい方、この矛盾をどう解釈されてますか?お教えください。
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35年前の『ウルトラセブン』は『ウルトラQ』から 始まるTBSの『ウルトラシリーズ』として放送されました。 その後数年を経て、ファンの要望により『帰ってきたウルトラマン』が放送されました。 ここにファンサービスとして『帰りマン』のピンチに 初代マンとセブンが駆けつけるというエピソードを 放送したところ、反響が良好だったため、 『ウルトラマン』最終回に登場したゾフィーを加えて ウルトラ兄弟としました。 これを全面的に押し出した『ウルトラマンA』から 円谷プロの『ウルトラシリーズ』として括られるように なったと考えていいと思います。 つまり、『ウルトラセブン』制作当初は、 視聴者に入りやすいようにM78星雲の出身としては いましたが、『ウルトラマン』とは関連の無いものとして 作られたのです。 『ウルトラセブン』というのは大人の干渉に足るエピソードが豊富である としてファン・マニアの間で語り継がれて来ました。 そう言った気運と、製作者側にもそう言った世代の方が そろってきたということで、平成の『ウルトラセブン』が、 1994年のTVスペシャル『太陽エネルギー作戦』として復活を果たしました。(丁度そのころ、通産省が ソーラーシステムを推奨し始めて、太陽の日というものを制定したりしていたというのもありますが) この作品は『ウルトラセブン』が単体の作品であった頃の 続編として作成されました。 まあこれは、『レオ』で変身不能になったモロボシダンがなぜ変身できるようになったかを描く暇が無かったとか、 ウルトラ警備隊を出した方がファンのウケがいいとか、いろいろあったんだと思いますが。 ビデオ版の『セブン』はこの設定を受けて制作されたので、いわば『純正ウルトラセブン』の系譜ということに なるのでしょう。 仮に『ウルトラ兄弟』のいる世界観で制作されたら、 前6部作の結末は変わっていたでしょうね。 パラレルワールドという言葉は、便利なのでどしどし 使っちゃいましょう(笑) 先日出た小説版と本編も"パラレルワールド"ですからね(笑)
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- kusokuzeshiki
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私の場合せいぜい「帰ってきたウルトラマン」までしか見ていないし、作り手側もそんな昔のことは覚えていない世代(つまり30代以上)向けに今のセブンを作ったのではないでしょうか。特に今リリースされているEVOLUTIONは、うちの子供はついていけません。だってろくにセブンが出てこないのですから。その前までは、必ずセブンが戦っていましたから、途中の話が難しくても楽しんでいたのですが、今回はこっていますね。話を充実させるのはいいのですが、「ジュワッ」ってやってくれないと物足りないです。
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確かに「セブン」新シリーズの内容は今の子供たちにとっては「ティガ」以降の平成ウルトラシリーズと比べると難しい内容ですよね。かつてのウルトラシリーズでも「帰ってきたウルトラマン」まではある程度問題提議のあるストーリー展開で製作されたようですが、後続の「エース」「タロウ」「レオ」では子供たちにわかりやすい内容でかつウルトラヒーローがアイドル的な存在であることを重点において製作されたと聞いたことがあります。とりわけ問題提議の多かった「セブン」ではその路線での続編を望む声に円谷プロが答えたという事でしょうか。ご回答ありがとうございました。
- Singollo
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パラレルワールドと考えるしかないでしょう 当初、ウルトラセブンまでは作品間に関連は無かったものを、帰ってきたウルトラマンの梃入れで『ウルトラ4兄弟』というコンセプトを導入したために、無理矢理(時代設定は初代の方が未来)つぎはぎしてますから整合性を求めるのは難しいです
お礼
確かにパラレルワールドとして捉えるしかないですよね。平成の新シリーズのストーリー展開では「帰ってきた・・・」から「レオ」の存在すら否定した内容になっていますがこちらの後日談路線では昔の旧シリーズでセブンが瀕死の体でM78星雲へ帰っていった最終回の放映後、「帰ってきたウルトラマン」の中でベムスターに敗れたウルトラマンにセブンがウルトラブレスレッドを授けに助けにきた場面で当時子供心にもセブンが元気で生きていた事への感動がちょっぴり薄れてしまったような気がします。(ちょっと大げさかな?)しかし新シリーズのフルハシとセブンの再会場面も感動的ではありました。またウルトラマンにしても初代の方が時代設定が未来だったとは初耳です!ご回答ありがとうございました。
お礼
大変詳しいご説明ありがとうございます。先のお二方のご回答も踏まえ、旧シリーズの「ウルトラセブン」という作品の後日談の捉え方について私なりにこう考えるようになりました。それは「セブン」という独自の作品にこだわりのある人は続編として平成新シリーズに進みなさい。一方、ウルトラ兄弟の物語の一環として「セブン」を捉えるなら「帰ってきたウルトラマン」以降の作品を続編として進みなさい。と言ったところでしょうかねえ(笑)。まさにパラレルワールドですね。ご回答ありがとうございました。