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オーケストラの配置が逆なのはなぜ?
- オーケストラの配置が通常と逆に行われる理由を知りたいです。
- 逆に楽器が配置されているオーケストラの演奏会について質問です。
- 指揮者が逆配置で演奏する理由について教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 アマチュアのオーケストラ経験者です。 私たちが一般的によく見かける(ステージから客席に向かって)右側から左側にかけて,1stヴァイオリン~コントラバスが高音から低音の順番で並ぶ配置は,20世紀に入ってからのものです。(ストコフスキーという指揮者が考案したと言われています) それまでには,オケ・指揮者・演奏会場によっていろいろな配置があったようですが,もっとも多かったのは, ・右から左に1stヴァイオリン⇒チェロ⇒ヴィオラ⇒2ndヴァイオリン ・コントラバスは右奥 という形だったそうです。 最近の傾向として,この歴史的な配置を再評価し取り入れようという動きが盛んになっており,指揮者のレヴァイン氏もそれを採用したのではないかと思います。(おそらく,ですが,1stヴァイオリンは右側にいたのではないかと思います) 歴史的な配置を再評価する理由ですが, ・高音と低音がよくブレンドされた響きになる ・1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンの掛け合いが左右から聴こえるようになり,音響空間的な面白さがある (多くの作曲家はそういう配置を意識して作曲していたのではないかとも言われています) などが挙げられます。 一方,ストコフスキーが現代的な配置を考案した背景としては, ・高音と低音がクリアに分離された見通しのよい響きになる ・近い動きをする楽器が近くにいるため,合奏がしやすく緻密な演奏がしやすい(奏者側の都合ですが) などがあります。 --- なお,曲によっては奏者の位置を指定しているものもありますが,今回お聴きになったバルトークとブラームスではそれはありません。
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- bari_saku
- ベストアンサー率17% (1827/10268)
「右と左」だと、ちょっとよくわかりません。。。 「誰から見て」の、左右でしょうか? 客席からみて左の、指揮者が入ってくる側が下手、逆が上手ですが、この時はバスが下手、コンマスが上手にいたということでしょうか?
お礼
説明がわかりにくくて済みません。 自分自身が演奏者になったことがないので、客席から見てという視点しか持っていませんでした。 おそらくホール(ボストン郊外のタングルウッドにある野外コンサートホールです)の構造の都合だと思うのですがこの日は指揮者もソリストもステージに向かって右側からの登場(上手)でした。 下手側の端に席を取っていたので、バスに隠れて、コンマスがいる正しい位置がわかりませんでした。
- dqpq05
- ベストアンサー率33% (361/1089)
>指揮者は日常的にそういう配置で演奏するポリシーがあるのでしょうか? そういうことだと思います。 指揮者の好みで配置を変えることもあるようです。
お礼
回答ありがとうございます。 この配置はレバイン氏の好みだったということですね。 彼がこの配置を好むようになったのはいつ頃からなのか、 興味がわいて来ました。
- tio_elemen
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対抗配置、両翼配置ではありませんか? 第1ヴァイオリンは右側ですか?
お礼
調べてみた所、両翼配置とよばれるものだったようです。 席が下手の端だったので、視界をバスが遮っていたのと、パートを聞き分けるほど耳がよくないのとで、ステージ向かって右にいたのが第1ヴァイオリンなのか第2ヴァイオリンなのかわからなかったのですが、おそらくヴァイオリンは左右に振り分けられていたと思います。
お礼
とてもわかりやすい回答、ありがとうございました。 クラシックはそこそこ聞きに行く方なのですが、歴史的配置をされたオケの演奏は初めて目にしたので、よっぽど特別な事情があるのかと思ったのです。歴史的な配置で曲を聞くと、各パートが思いも寄らない方向から聞こえて来て新鮮でした。 ありがとうございました。