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漫画を読んで気になること
最近、20年以上も昔の懐かしの漫画が続々復刻されていますが、それらを通してみると、どうも気になって仕方がないところが出てくるんですよね。 たとえば「あしたのジョー」。丈が師匠段平から必殺クロスカウンターを伝授されますが、そのすぐ前に、力石の方がクロスカウンターで丈をKOしているんですよね。なのに院生たちも始めて見たように……。 あるいは「野球狂の詩」、水原勇気は二軍選手の武藤からフォークボールを投げられるようになる特訓を受けます。でも、それ以前に水原はフォーク(それもアンダースローからのフォーク)をすでに投げています。 あるいは「巨人の星」。飛雄馬は、体格が小さいことによる球質の軽さという弱点のため、速球投手としての生命を断たれかけました。しかし、高校時代は飛雄馬の豪速球は、相手のバットはへし折るはバックネットの金網にめりこむは巨体の伴宙太を吹っ飛ばすは、鉄の球じゃないかと思うほどとてつもなく「重い」ことが繰り返し描写されてきました。いまさら「軽い」なんて言われても……。 あるいは「ジャイアント台風」。ペドロ・モラレスのアドバイスと友情の特訓で、馬場は必殺32文ミサイルキックをあみ出します。しかし、それよりずっと前にバディ・ロジャースとの試合で、馬場は必殺32文ミサイルキックをすでに使っています。 あるいは「紅の挑戦者」。紅が倒したキング・ラジャーナは現ライト級チャンピオンよりも強かったはずなのに、闘ってみるとチャンピオン、ゴールド・コブラの方がずっと強いじゃないか! あれ? こうしてみると圧倒的に梶原一騎の作品が多いな……。どうなっているのでしょうか??
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連載作品である以上、多少の矛盾点が生じてしまうのは仕方がないと思います。それは人気作だった証明でしょうし、当時の社会状況もマンガに反映されるからです。あとは程度の問題でしょうか。 長期連載であればあるほどマンガには、多かれ少なかれ澱が溜まってきます。でも名作と呼ばれるマンガには、それすらも凌駕する力があります。 赤ワインの澱をボトルに沈殿させて上手にワインを飲むように、必要以上に重箱の隅をつつかないのが大事、と私は思っています。とはいえ、全体としては面白いけど、ここはちょっと・・・と思うときは多々あります。 梶原一騎なくして少年マンガの隆盛は語れないですよ。やっぱり。
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普通の連載漫画は結末などはあまり考えないで始めることが多いようです。初めから最終回までの構想を練って始める作家はベテランの極限られた漫画家さんだけ。そうすれば人気が出ると延ばし延ばしになりどうしても理屈が合わないところが出てきます。でもまあそういうのも面白ければアリなのでは?気にしないことです。
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ありがとうございます。
- acacia7
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ドラゴンボールの「強さ」のインフレーションみたいに、 その場の盛り上がりを大事にすると前のことは無かった事になるんじゃないですか?(笑)
お礼
ありがとうございます。
- stingray
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それでも「ゆでたまご」先生よりかはマシでしょう。(笑
お礼
ありがとうございます。
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