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なぜ最近の日本は右傾化している?
なぜ最近の日本は右傾化しているのですか? 確かに昔は左寄り過ぎたといいますが、しかし、最近は右寄り過ぎるのではと思います。例えば、小林よしのりの戦争論が反響を呼んだり、マンガ嫌韓流が絶賛されたり。嫌韓流は少しやりすぎだと思います。確かに反日ムードは腹が立ちますけど、だからといってあそこまで書くのはちょっとと思います。
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>最近は右寄り過ぎるのではと ↑ とんでもありません! まだまだ序の口です。本当の右は、ずーっと、ずーっと、先に有ります。 昔から、右翼思想を賞賛する人々は沢山居ました(政治家にも勿論います) 右思想の世の中に成ると、先ず、言論の自由が無くなり(そうした世の中を批判すれば、即、投獄です) ↑ 今の日本では絶対にそうは成らないと思って居る人が多いようですが、100パーセント、そう成ります。 ---- 結局、極端な、左か、右かは、←どちらも自由を失います。
結局は、国力が落ちたからだと思います。 右傾化というのは、「この国の国民である」ということを根拠にプライドを保ち、それをまた根拠にして、周囲(アジア諸国)に配慮することなく、自分の利益のために強気の態度を貫くことだと思います。 今までは、日本人は十分に豊かで、それゆえ尊敬されていた面もあるので、「出自」に根拠を求める必要がなかったのです。 そして、余裕があったからこそ、周辺諸国にも余裕を持って接することができたのではないでしょうか。 「金持ちけんかせず」だったのです。 現在、口を極めて周辺諸国を貶め、「日本人の誇り」のようなことを言っている人が増えてきたのは、そこにしかプライドの根拠を求められないいわゆる「下流」の人が増えてきたからだと思います。
今までが左寄りすぎたから、真中に戻りつつあるのを見て 右傾化していると感じているだけじゃないかと思います。 川の左端から見れば川の真中はずいぶん右にある、というような事を 聞いたことがありますが、まさに今がその状況では?
- tooma37
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社会的な不満を抱えた人間や情熱の向け所を持たない人間が過激な政治思想に熱中するのはいつの時代にも、また右にも左にもある事です。かつて日本の若者が暴力革命による共産主義政権の誕生を夢見た事がよい例でしょう。しかし冷戦の後期頃から革新思想は大きく変質し過激さを失った穏健思想になってしまいました。その結果、人々の過激思想への情熱の受け皿が右翼思想だけになってしまった事は現在の世論の(少なくとも相対的な)右傾化の大きな理由だと考えます。
- BluesHeart
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右傾化の条件は 1)国内の閉塞感 2)“過去の栄光”記憶 3)国際的な脅威 4)国民の思考停止 などがあげられます。 1)は、社会階層の固定化です。江戸時代には階層はありましたが、階層間の流動性や、各階層のエトスの分離などの知恵がありました。それが明治以来消滅し、流動性が向上したかわりに階層の上昇が停滞したときの知恵が失われました。 そのため、階層が固定化したときに閉塞感が生じています。 2)は、バブル前の「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の記憶と、バブル期の円高差益で外国旅行で味をしめた贅沢の記憶です。 3)は北朝鮮の拉致~テポドンなどの報道です。中国(中華人民共和国)については報道の量も質も違うのでわかりません。 もし、現実的な対応策であればミサイルの迎撃体制の強化が主たる議論になると思うのですが、国民感情を操作している懸念がありますね。 4)は、マ検以来のマスコミ信奉です。新聞に左右両者の意見を並列的に掲載すると「どちらが正しいか教えてくれ」という注文が来る、とのことです。メディア・リテラシーの教育が急務ですね。 ワイマール体制でのドイツもほぼ上記の条件があったようです。 お互いに気をつけて生活したいものです。
この程度で右傾化なんて言ってたら、外国の人に笑われますよ。一度、日本から出て外の世界を知れば理解できると思います。
- y1y9y8y1a
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右傾化している印象があるだけで実際に右傾化しているわけではないと思います。 いろいろなことに対するマスコミの取り上げかたの問題だと思います。 質問者様はどのような点から右傾化を感じるのでしょうか? 9条改正の動きや防衛庁が防衛省になったことに関しては、別に思想的な話ではなくて対米追従戦略の一環であったり、阿倍首相の個人的な信条であり心情の問題だと思います。 なんとなくナショナリズムが高まっているかなという話であれば、実際に外国人に向かって石を投げたり、排除を求めるデモ行進をするわけでもないし、それこそたいしたレベルのナショナリズムではないと思います。
根底には、日本の抱える深刻な矛盾というのが存在するのじゃないですか? 日本は、第二次世界大戦で敗北して民主国家に生まれ変わる筈だった。 が、朝鮮戦争の勃発で、米国は日本を反共の防波堤にするべく政策転換。 そういう事情で、ワシントンは旧日本軍関係者の復権も許した。 そういう事情で、ワシントンは日本の再軍備も許した。 憲法9条廃止も、いわば、ワシントンの企図したこと。 これは、いわば、日本の旧支配層が生き延びるには、正に、渡りに船でしたね。 そういうことで戦犯の岸が日米安保条約を締結し、孫の安倍総理が仕上げようとしている。 まあ、日本の政治の中心が東京からワシントンに完全移行するかしないかの瀬戸際ですね。 さて、以上が、日本が右傾化してきた歴史的背景の最も重要な部分のスケッチ。 ところで、一体、何が、深刻な矛盾かということです。 一つは、これじゃ何時まで経っても日本が独自の軍事力で国防に備えられないということ。 ペンタゴンに司令部がある軍隊なんて、本物じゃないです。 国内に米軍基地を残していては、本来の国防なんてありえないです。 二つは、アジア諸国の反発とそれに呼応したナショナリズムの高揚も後を絶たないです。 イジメのその後を見たら、よーく、判ります。 やった方は忘れますが、やられた方は忘れるもんじゃないです。 世界を侵略しまくっている米軍の配下での日本軍の復活は、やっぱ、旧植民地諸国にとっては脅威でしょう。 脅威であれば、非難・批判も当然。 であれば、それがナショナリズムも刺激する。 「従属している事への不満+ナショナリズム=右傾化」 こういう、等式が成立するのも当然ではないですか。 日本が、ワシントンではなく東京で政治をコントロールするようにしなきゃ右傾化はもっと進みますよ。 私に言わせれば、「右傾化=対米従属」ですからね。 非同盟の中立国家へと舵を切れるかどうかがテーマ。 朝鮮戦争勃発時に築かれた「反共の防波堤」としての役割を捨てられるかどうかがテーマ。 いずれにしろ、現代の右傾化は、米国「日本を反共の防波堤に」という政策の残滓でしょう。
- debukuro
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右傾というよりも軍隊是認の風潮だと思います。 周辺諸国の軍事的圧力が国内世論をその方向に押していると思います。 その方向に導くために強調して報道されているのかもしれませんが国民の多くが脅威を感じているのかもしれません。
- cse_ri2
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日本人は極端から極端に流れやすい。このことは、認識しておく必要があります。 故司馬遼太郎先生は、エッセーでこんなことを書いているようです。 「日本人のもつ、どうにもならぬ特性のひとつは時流に対する過敏さということであるらしい。過敏なだけではない。それが時流だと感ずるや、なにが正義か、なにが美かなどの思考はすべて停止し、ひとのゆく方角にむかってなりふりかまわずに駆けだしてしまう」 戦争直前と戦中の日本は極端に右寄りでした。 それが敗戦により、極端に左に傾きます。 戦後、ずっとその流れが続きましたが、冷戦終結で左翼の総本山であったソ連が崩壊し、また日本でも失われた10年という歳月の間にようやく左翼寄りの論調に対する反論が可能となりました。 ここで議論が中庸の方向に向かえばよかったのですが、左寄りの論調が残ると同時に、それに反発する極右の世論が台頭しているのが、今の情勢でしょう。 ただ、極右の勢力が勢いづいているのは、司馬サンの言うように「時流への軽薄」という側面があるのは、私は否定できないと思っています。
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