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裏口入学、学生は不問ですか?
帝京大疑惑について、同大学には文部科学省から一応の厳罰。 口利きをしたとして宮路和明前厚生労働副大臣が辞職。 これらが適切だったかは、おいておくとして、残る口利きを依頼した 学生の処分は無いのでしょうか。
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>本当に親が子供に黙って依頼をしたとして子供は善意の第三者なのでしょうか。 親と子であっても、法律的には別人格ですから、善意の第三者と見るしかないでしょう。 >だとすると、本当は子供が親に泣きついたとしても(脅したり)親が私が勝手にやりましたと証言すれば子供は不問になります。 はい、そういう意味で、学生の処分は難しいと思います。 親の責任の件ですが、裏口入学という、その親の行為が誰かに不利益を与えたか考えてみると、他の受験生(の親)でしょうね。具体的には、試験で次点になった受験生です。しかし、大学側は、誰が次点かを公表しておらず、次点者は次点者であることを知りません。したがって、民事訴訟を起こすこともできません。 最近のように、入試成績の開示が行われるようになると、次点者が訴訟に踏み切る可能性はあります。しかし、勝訴を勝ち取るまでの時間を考えると現実的ではないでしょう。 ちょっと余談ですが、親と大学の関係は民事ですから、お互いが納得すれば、いろいろなことができます。たとえば、大学が寄付金の額で入学を決めることにし、それを入試要項で公開すれば、全受験生に公平になるので、文部科学省からおとがめはないかもしれません。入試のやり方は大学が決めるのです。そういう金持ち向けの大学があっても不思議はありません。それが建学の理念だというわけです。(そういう理念では、文部科学省から補助金をもらうことなど考えられません。そんな大学が経営的に成り立つかどうかは別問題です。) 今の問題は、そういう仕組みを公表せず、あたかも試験だけで入学できるかのように装いながら(そのように文部科学省に報告しながら)、実際は寄付金を集めていた(それで合否を決めていた)ことにあるわけです。
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- rakufu
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新聞の記事を見てしか事実関係の判断材料がないので正確にはいえませんが、学生は(公正に行われたかは別として)試験をうけて合格しているのでこれが取り消されることは難しいでしょう。 試験が公正に行われたかの証拠が、大学側に一方的に偏在しているので、例えば不合格者が公正に試験が行われなかったことを理由に受験料の返還を求めた場合、どうしても裁判で事実を証明する際の不利な点になってしまいます。 在校生や卒業生については、私は逆に帝京大出身であったことでどれだけの利益があったのかもわかりませんので、反対に不利益が及んだといったときにどれだけの不利益なのかが算定できないような気がします。算定できなければ訴えを起こそうにも請求する対象物が定まらないので出来ないような気がします。 ただ、入試要項どおりの試験を行っていないという証拠が見つかれば、少なくとも受験生は受験料の返還の請求を認められると思います。しかしこの場合でも在校生や卒業生は訴えの提起が難しいように思います。 一般的に考えて、口利きによって明らかな操作(口利きの契約、またはそれに準ずるような行為)があったとわかればこの契約は公序良俗違反で無効となり、合格は無効になる場合もあるかもしれません。受験生が善意であったとしても親が表見上の代理であったと考えれば第三者とはいえないと思うからです。
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回答ありがとうございます。 裏口入学という行為は被害者が次点者になるわけですが、それほど被害をこうむっているわけではないから、法律に触れないのですね。 次点者は自分が次点者であることすら知らず、実力で落ちたと思っているわけですから、あえて、あなたは次点者でした!不正が行われていなかったら、あなたは合格していました!と、周りが煽りたてないと不利益を感じないのですもんね。 少なくても在校生は就職時、履歴書に帝京大卒と書くわけで、あの帝京か…と 面接官に悪い印象を与えることもあるわけで…などと北の国から風に考えてしまったわけですが、それが原因で内定が取り消された(ありえないですが)としても、 訴えるのは帝京大ではなく、大学による差別をした企業ですね。 企業だってコネがあるわけで、誰を入社(入学)させるかは企業(大学)の自由だと思うのですが、それは、うちはコネで入社させてますとか、裏口入学させてますとか公表していればの話で、その事を知っていたら入社(入学)していなかった人もいると思うのです。まあ、それも微々たることですね。 みなさん、ありがとうございました。これにて締め切ります。
- ogx
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口利きを依頼したのは(お金を出したのも)、学生ではなく、その親でしょう(たぶん)。 学生は、そのようなことを知らずに受験したと考えられます。(ホントは知っていたかな?) つまり、学生は善意の第三者であり、その責任を問うことは難しいと思われます。
お礼
回答ありがとうございます。 親の責任は問われているのでしょうか? 学生が親に内緒で、かつ直接、政治家に連絡することは考えられません。 こんな依頼を受けるぐらいですから、後援会関係者とか、政治家にとって 無視できない存在であり、親が関与しまくりでしょう。 私が疑問に感じている事は、学生(親)、政治家、大学の3者で一番悪いのは 依頼した学生(親)であるのに(政治家や大学に裏口入学を強要されたとしたら別ですが) 学生(親)の処分が報道されないので不問なのかという事です。 あと、本当に親が子供に黙って依頼をしたとして子供は善意の第三者なのでしょうか。 だとすると、本当は子供が親に泣きついたとしても(脅したり)親が私が勝手にやりましたと証言すれば子供は不問になります。 学生は退学(入学自体無効)で然るべきだと考えます。そうでないと、 お金持ちは何をやってもいいと言われているような気がします。
お礼
度々ありがとうございます。 親の責任も現実問題、刑事で問われないのですか。法律ってそんなものなのかな。 不利益をこうむった次点者は自分が次点者であることを知らないので訴訟にならないということですが、誰かが確実に不利益をこうむったのだから、大学側は誰がという事を明らかにし、謝罪するべきだと個人的に思うのですが、おかしいのでしょうか。 民事は次点者がどれほどの不利益をこうむったかということですが、訴訟をおこすほどではないと思います。それよりも、在学生や卒業生が、集団となって訴訟をおこしたりできるかには興味があります。学歴は消せないので一生裏口入学の帝京出身という不名誉を背負っていくわけですから。でも、むりですね。きっと。 今回問題になったのは裏口入学という行為ではなく、税法上の問題ですよね。 寄付金を合格発表後に入金させ適切な処理をしていれば、何の問題にもならなかったのかと思うと、やはりお金持ちは得だな~としみじみ感じます。