臨時財政対策債について
行政の財政に関しては全くの素人の一般人です。
臨時財政対策債について、下記の点を教えてください。
1.この地方債の認識が下記で正しいか教えてください。
・本当は国から現金(?)でもらえるはずの地方交付税が、国の財政が
厳しく払えないから、国から「地方交付税の足りない分は借金して
埋め合わせてくれない?」って言われ、その金額分を借金できる。
・ただし、「借金の名義は自治体でやってね?」と言われており、借金の
名義人は自治体となり、自治体の借金となる。
・ただし、借金の元本および利子は、将来国からその分が地方交付税と
して補填されることになっている。(=自治体の持ち出しは実質ゼロ)
・割り当ては、都道府県が多く、市町村は都道府県に比べ少ない。
(財政規模の違いによる?)
・臨財債の発行は任意で、割り当てがあっても発行しないことは可能。
(ただし、それをするのは地方交付税の不交付団体(=裕福な自治体)くらい?)
・素人考えでは、一般の会社で言うところの約束手形みたいなものかなぁと
漠然と思っていたりします。
国が手形を振り出す方で、自治体が受ける方、みたいな。
(注:もちろん、臨財債は借金で、手形は有価証券という、全然違う
ものだとは思いますが…)
上記ざっくりとした考えですが、正しいでしょうか?
2.で、こちらが本題なのですが、
上記が正しければ、将来補填されることになっているため、自治体の借金
だけど、自治体自身が返済する借金とは言いにくいと思うのですが、
そこんとこどうなんでしょう?
もちろん、国が不渡りだしたら自治体がすべて持ち出しする必要があるため、
そういう意味では借金だとは思うのですが、「さて、そこまでを自治体が
考える必要があるのか?」とも思います。
(「どんどん借金していい」という言い分ではなく、国の制度としてそうなっている
ものであるため、国の制度を疑って地方が行政を運営するのも変な話ですし)
で、
「臨財債も地方の借金だろ?それを含めたもので自治体の借金として見て
いろいろ議論するべきだ」
というAさんと、
「いやいや、地方交付税として現金支給されるものが国のせいで借金供給に
なってるんだろ。でも、国が将来補填する制度(=実質的に自治体の持ち出し
がない)になってる&都道府県と市町村で割り当てられてる金額も違うんだから、
それを同じ土俵でみたらアンフェアでしょ?やるなら、それを除いた借金総額から
見ないと、お互いに自分でできる裁量の分に関してどんだけ努力して借金
減らしてるか分からないだろ」
というBさんがいます。
自分的には、自分の「上記1.」の認識が正しければ、後者のBさんの言い分の
方が正しいと思っているのですが、ネットで調べていてもAさんとBさんのお互いの
支援者(個人・学者問わず)がいろいろと主張しており、「さて、どっちが正しいの
やら」と分からなくなっております。
どっちの言い分が正しいのでしょうか?
(注)
地方の行政でできることを抜け出た部分(国の制度としての臨財債の問題点など)
での考えは申し訳ありませんが、お控えください。