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数学は数学なのに「音楽」はどうして「音学」でなく「音楽」なの?
数学、物理学、薬学、化学、科学、美学…… ○○のお尻に「学」がつく文字はたくさんありますが 「音楽」はどうして「音学」でなく「音楽」なのでしょうか。 いつ頃誰がどのようにして決めたのでしょうか。 また、音楽という授業が学校教育に取り入れられたのはいつ頃なのでしょうか。 ちょっと気になりましたので教えてください。 私は「音楽」は「音学」でなく「音楽」であることにほっとしております。 音を学ぶ「音学」ではかた苦しく感じ、音を楽しむ「音楽」に親しさを感じるからです。
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Wikipediaによると、音楽(おんがく)とは、「雑音」以外の、規則性があり、かつ人間が楽しむことのできる音のことだそうです。 →http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E6%A5%BD 「音楽」という授業が小学校教育に取り入れられたのは、明治14年(1881)、当時は「唱歌」といったようです。その後、開戦のあった昭和16年(1941)、当時、小学生は「小国民」と呼ばれ、小学校は「国民学校」と言いましたが、ここで「音楽」という学科が誕生したようです。しかし戦争が激化するに従い、こうした「歌舞音曲」は非常時に派手なことはけしからん、という風潮の下に徐々に禁止の方向となり、音楽家の活動が制限されていったことは、前のNHK連続テレビ小説「純情きらり」でも放映していた通りです。 尚、中学校ではもっと早く、明治5年には「奏楽」という学科があったという記録もあるようです。 以上、Yahooで「明治 小学校 教育 学科」で検索するとトップに出てくるPDFのサイトから参照しました。 尚、音楽を学問的に研究する学問のことを「音楽学」と言います。 もし音のことを研究するなら「音学」と言うのでしょうが、音だけでは雑音も入るので、「音楽」を研究すると言う意味で「音楽学」なのでしょう。 ついでながら、私のかねてからの持論なのですが、「語学」もことばについて研究するという以前に「ことばを楽しむ」つまり「語楽」という過程が必要ではないかと思います。ことばは人間の血が通った生きたものですから、先ずその音声に慣れるのが先であるべきで、習い立て早々に、ことばの成り立ちを研究したり、日本語に訳すことばかり考えて、テストテストで責めたてるから、英語を嫌いになる子供が多いのだと思います。
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まんま「音学じゃなくて音楽だから」じゃないでしょうか? 音について学ぶんじゃなくて、音楽について学ぶ授業だって事では? ちなみにそれぞれいつ頃かはちょっとわからないけど、 お尻に「学」がつく学問は、名前が短いほどエライというか歴史のある学問です (数学や文学は古くからあるけど、犯罪心理学や国際関係学は最近の学問ですね)
- gluttonbarney
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英語にしたときの study mathematics.(数学を学ぶ) か pray music.(音楽を奏でる) の違いではないでしょうか。
お礼
お礼が遅れてすみません。 英語の方から解釈ですか、なるほど。 ありがとうございました。
順序としては逆ですね。 以下、広辞苑からの引用を構成した記述ですが、 「楽」という漢字は、そもそも「音曲の演奏・鳴り物」という意味で、一文字で「ミュージック」を表します。(ex.楽師) 「たのしい、たのしむ」という意味はそこから派生した意味です。 「楽」=「ミュージック」 ⇒ 「ミュージック」はたのしい ⇒ 「楽」=たのしい 「音楽」の「楽」はもともとのミュージックの意味で使われたもので、 「たのしい・たのしむ」という意味とは直接の関係はないと思われます。 「音楽」という熟語についてですが、 1879(M12)年には音楽取調掛という機関が文部省に設置され、教科書作成・教員養成を行ったそうですから、 そのころには現在のような意味で「音楽」という熟語が使われていたようですね。 なお、「数学」や「化学」の「ガク」と「音楽」のガクには関連はないと思われます(偶然の一致)
お礼
お礼が遅れてすみません。 >「楽」という漢字は、そもそも「音曲の演奏・鳴り物」という意味で、一文字で「ミュージック」を表します。(ex.楽師)「たのしい、たのしむ」という意味はそこから派生した意味です。 「楽」=「ミュージック」 ⇒ 「ミュージック」はたのしい ⇒ 「楽」=たのしい 分り易く説明いただきありがとうございます。 >「音楽」の「楽」はもともとのミュージックの意味で使われたもので、「たのしい・たのしむ」という意味とは直接の関係はないと思われます。 そのようですね。 >「音楽」という熟語についてですが、1879(M12)年には音楽取調掛という機関が文部省に設置され、教科書作成・教員養成を行ったそうですから、そのころには現在のような意味で「音楽」という熟語が使われていたようですね。 「音楽取調掛」とは如何にも時代性(明治初期頃)を感じますね。 現在でも文部省当りでは「音楽取調掛」という文言は使われているんですかね。 ありがとうございました。
- tky-ny
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学校で習う科目ということで言うなら、国語、算数、理科、社会、美術、書道、などはいずれも「学」はついていませんよね。 元々、おのおのの分野が一定の基準や命名方法によって名づけられたものではない、のが理由ではないでしょうか。 大学で「部」「科」で分けているのは上記の裏返しで、そうすることで 体系化・呼び名の統一化を図っていると思います。 素人の思いつきですが。
お礼
お礼が遅れてすみません。 >元々、おのおのの分野が一定の基準や命名方法によって名づけられたものではない、のが理由ではないでしょうか。 大学で「部」「科」で分けているのは上記の裏返しで、そうすることで体系化・呼び名の統一化を図っていると思います。 素人の思いつきですが。 そうですか。 でも素人の思いつき大歓迎です。まれに素人の思いつきは天才の閃きにも勝りますからね。 ありがとうございました。
- takiyan123
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ウィキペディアによると >漢語で「楽(ガク)」は「謔」(ふざける)や「嗷」(大胆にうそぶく)などと発音が似ているため、楽しむという概念に当てられるようになった語で、既に『呂氏春秋』には「音楽」の用例がみられる。 とあります。これが日本に入ってきて使われ、養老令や風土記、万葉集などにもこの言葉が出てきます。「音楽」という言葉は中国の雅楽や仏教音楽など、「外国の器楽」という意味で使われていました。ですから、幕末のペリーの来航で、西洋の軍楽隊の演奏に「音楽」という言葉をそのまま使用し、それ以後「音楽」という言葉がmusicの和訳になり、音楽一般を指す言葉として定着したと思われます。「音楽」という言葉に日本人が「器楽」のニュアンスを持ってしまうのはこのためだそうです。 ということで、元々あった言葉なので、学問の「学」とは関係ないのです。 参考文献 笠原潔「音楽理論の基礎」
お礼
お礼が遅れてすみません。 >「音楽」という言葉は中国の雅楽や仏教音楽など、「外国の器楽」という意味で使われていました。 とても勉強になります。元々は「外国の器楽」という意味だったんですね。これはまったく知りませんでした。 >幕末のペリーの来航で、西洋の軍楽隊の演奏に「音楽」という言葉をそのまま使用し、それ以後「音楽」という言葉がmusicの和訳になり、音楽一般を指す言葉として定着したと思われます。 なるほど、もしこの時に「音楽」という言葉がなかったらどんな言葉を当てはめたんでしょう。 ありがとうございました。
- code1134
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実は経済学が学を外して経済専攻と言ったり書いたりして成立するのと同じく学を取去った後に偶々同音の"ongaku"が残ったに過ぎないとカキコむと単純過ぎますかねぇ。 経済学が経(国済)民に関する学なら、音を楽しむ事に関する学、拠って音楽学では牽強付会だったでしょうか? http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E5%AD%A6 http://www.soc.nii.ac.jp/msj4/link.html
お礼
お礼が遅れてすみません。 >偶々同音の"ongaku"が残ったに過ぎないとカキコむと単純過ぎますかねぇ。 面白い意見ですね。縮み志向的感覚とも言えますね。 ありがとうございました。
元々が「学問」では無かったからでしょう。 研究対象ではなかったので学が付かず、音楽が先だったんだと思います。 で、そのまま学問になったけど「音楽」を使ってる。と。
お礼
お礼が遅れてすみません。 >元々が「学問」では無かったからでしょう。 そうかも知れませんね。 原始人や古代人にとっては「音」は楽しむものだったんでしょうね。 ありがとうございました。
- smpc
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「学ぶ」のではなく「感じる」「楽しむ」から音"楽"なのでは? 考えるな感じろってやつです。
お礼
お礼が遅れてすみません。 >考えるな感じろってやつです。 なるほど、分ります。 思考を停止して受け身になって感じるということですね。 ありがとうございました。
- miracle3535
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音楽は初めに歌、リズム、楽器等がありそこで奏でられる音を楽しむからではないでしょうか。 音を学問追求することは、音楽学校のプロが行うことでしょう。 例えば、ベートーベンの手紙、日記その他を調べて、だからこの曲はこの様に演奏するべきである とか、薀蓄をたれるのが音学ではないかな?(多少こじつけ)
お礼
お礼が遅れてすみません。 >音楽は初めに歌、リズム、楽器等がありそこで奏でられる音を楽しむからではないでしょうか 私もそう思います。初めに奏でられる音を楽しんだと思います。 >ベートーベンの手紙、日記その他を調べて、だからこの曲はこの様に演奏するべきであるとか、薀蓄をたれるのが音学ではないかな?(多少こじつけ) うーん、そうですか。ちょっとこじつけかも(笑) miracle3535様、一番初めに回答頂きましてありがとうございました。
お礼
お礼が遅れてすみません。 詳しくお調べいただきありがとうございます。 とりわけ、小学校、中学校に取り入れた当時の様子・背景はとても興味深く受け取りました。 >音楽を学問的に研究する学問のことを「音楽学」と言います。もし音のことを研究するなら「音学」と言うのでしょうが、音だけでは雑音も入るので、「音楽」を研究すると言う意味で「音楽学」なのでしょう。 「音楽学」という学問があるんですね、はじめて知りました。 >ついでながら、私のかねてからの持論なのですが、「語学」もことばについて研究するという以前に「ことばを楽しむ」つまり「語楽」という過程が必要ではないかと思います。ことばは人間の血が通った生きたものですから、先ずその音声に慣れるのが先であるべきで… そうですね、共感します。 「ことばは人間の血が通った生きたもの」素晴らしい表現ですね。 ありがとうございました。