• ベストアンサー

神経の炎症?

2ヶ月程前、虫歯を治療し銀歯を詰めていただきました。 しかし、冷たいものを飲んだり食べたりするとその歯にしみるのです。 以前これと同じ症状が出て歯科へ行った時は、神経に炎症が起こっていて、神経を取ったほうがいいと言われ(すいません、少し記憶が曖昧で原因が正しいかどうかわかりません)、神経を取ってしまいました。 仮に前回とまったく同じ原因だったとして、神経を取る以外にできる治療法は存在するのでしょうか? また、このような事が頻繁に起こるのは(実は2ヶ月程前に銀歯を詰めて頂いた歯は2本で、その両方共が上記の症状なのです。)歯科の腕のせいなのでしょうか?それとも偶然ですか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • michael-m
  • ベストアンサー率50% (2724/5433)
回答No.1

近年では神経(歯髄)をできるだけ残す方針が主流になっています。 しかし、歯髄は削る際の刺激や金属などによる熱伝導率で炎症を起こしやすくなっています。  僅かな刺激と若干のしみる痛み(冷水痛)であれば、暫くの間、あまり温度差のあるの物を避けて様子を見ます。 痛みの出ない程度の刺激が歯髄に加わると、歯髄は自ら「二次象牙質」を造り、外部との距離を保って刺激を避けようとします。これにより歯髄は健康なまま保存されます。 ただ、この反応には患者さん自身の自己治癒力の差が大きく影響し、理想通りに経過する場合と、なかなか二次象牙質形成が進まない場合、予後不良では歯髄が死んでしまう「歯髄壊死」という経過があります。  従来の歯科治療では歯髄温存の体制が整っておらず、医科では当然行なわれていた「予後観察」という治療評価が歯科では完成していませんでした。(大学では習うのですが) 処置を行なった歯を予後観察するのは当然であり、そこには必ず「予後不良」という評価もあります。 従って、予後不良は必ずしも歯医者の腕とは関係ありません。 そして予後不良であれば、残念ながら抜髄をしなければなりません。 ただし、冠セット後2年以内は冠の費用だけ(他の処置を除く)は歯医者の負担になります。 歯髄温存の成功率は状況にもよりますが、患者さんの年齢と共に低くなっていくのは事実です。しかし高齢での成功例もあり、逆に若くても歯髄死に至る例も多くあります。 また歯髄死に至っても安定する(感染して膿まない)場合もあるので、「歯髄を取るべきか残すべきか」、「自分の歯をどこまで残すか」などの線引きは非常に難しい問題です。 従って、予後不良の際の治療方針は主治医に委ねるしかありません。 ちなみに現在でも、予後不良は歯医者の未熟と決め付けている人が居ますが、これは古く誤った常識で考えている事に由来します。 また、国が義務付けた「2年間保証」制度も、この古く誤った常識に基づいています。 最近は、この2年保証制度によって、逆に保存可能でも抜髄や抜歯をしてしまう歯医者も増えつつあります。

cat0123
質問者

お礼

丁寧なご回答ありがとうございました。 michael-mさんのアドバイス通り、冷たいものを避けて様子を見てみます。 そこで質問なのですが、二次象牙質を造ることができれば、痛みはなくなるのでしょうか? そして、どれくらいの間様子を見ればいいのでしょうか? 質問ばかりで申し訳ございません。

その他の回答 (1)

  • michael-m
  • ベストアンサー率50% (2724/5433)
回答No.2

二次象牙質ができれば、冷水痛や温熱痛は正常に近くなります。 (アイスクリームや氷で沁みる程度) ただ、回答にも書いたように、二次象牙質ができるかどうか、どれ位でできるかは個人差が大きいです。 2ヶ月間、沁みる度合いが全く変わらないのであれば、二次象牙質ができないか、或いは非常に遅いのでしょう。 虫歯が深い場合も、長い間沁みる事があります。 この治療としては、インレー・冠のやり直しや、炭酸ガスレーザーによる組織の賦活作用を利用する方法があります。それでも作られなければ抜髄となります。 ただし、炭酸ガスレーザーは全ての医院にある訳ではないので、その場合は抜髄するのが一般的です。

cat0123
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 現在、冷たい飲み物等ではあまり沁みず(多少は沁みますが)、氷菓子などで強く沁みる状態です。 これは、二次象牙質ができたと判断してよいのでしょうか。 また、現在の状態で起こりうる歯科に見てもらうべき症状を教えて下さい。

関連するQ&A