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ソニーがプラズマを撤退した理由は何故?
今から4年くらい前でしょうか、松下の工場(茨木工場)ではビクターや東芝やシャープや富士通のプラズマテレビをOEM生産していたらしいのですが、 ソニーが早々とプラズマテレビから撤退した理由は何故なのでしょうか、 それとビクターや東芝やシャープが撤退した理由は何故なのでしょうか、 お詳しい方、ご教示よろしくお願い致します。
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ご存知の様にテレビ分野でソニーはブラウン管に固執するあまり薄型テレビの分野で大きく遅れを取り、自社での完全生産体制確立に失敗(パネルを他社から仕入れざるを得なかった)し価格競争にも破れ深刻な状態にありました。(2003年のいわゆるソニーショック) どのみちソニーは何らかの大きな決断を下す必要に迫られていた訳です。 そこで2004年にプラズマからの撤退を表明し、経営資源をS-LCD(ソニーとサムスンの合弁会社)でパネルを自社生産可能な液晶分野、リアプロジェクションテレビに注力する事にしたわけです。 その結果、新ブランドBRAVIAは一定の成果を挙げる事が出来ました。 この時期は薄型テレビ分野における転機のひとつであり、それまでプラズマと液晶で住み分けされていたものが、液晶の大型化に目処がついたこともあってどちらを主力に据えるか、あるいはさらに次の技術へ進むかが明確になって来ました。 液晶の勝ち組頭であるシャープは当然液晶に注力。東芝も液晶へ。ビクターはリアプロジェクションテレビに注力しつつ他社パネルで売りやすい液晶を生産。 といった感じです。
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- nullpompom
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・当時は北米市場でリアプロが好調だった。 ・パネル供給元のNECがパイオニアにプラズマ事業を譲渡。 ・液晶でも大型化の目処が付き、サムスンと共同で立ち上げた液晶工場が稼働→ブラビアシリーズ発売。 ・プラズマパネルの技術がなく、パネルを自社生産できなかった。 ・有機ELという唯一無二の切り札へ投資したい。 ・テレビ事業が大赤字でリストラの必要があった。 理由として考えられそうなのはこのくらいでしょう。 この条件でプラズマを推進するのは経営判断的に無謀なのは明らかで、 真っ先にリストラ対象になるのは仕方のないことだったと思います。 プラズマは松下一人勝ちの様相なので、日立にはちょっとがんばって欲しいところですね。 パイオニアはもともとAVマニアしか知らないメーカーですからメジャーにはなれないでしょう。
- mifuzou
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>ソニーが早々とプラズマテレビから撤退した理由は何故なのでしょうか それとビクターや東芝やシャープが撤退した理由は何故なのでしょうか、 資金と技術がなかったのでしょう。 いまやソニーは昔のラジオを作ってた頃の技術のソニーではなくなってます。 それと、フルハイビジョンになってからの液晶の画質低下はひどいものです。静止画だけならきれいなんですけど。
もともと次世代ディスプレイとしてソニー、フィリップス、シャープの三社共同でプラズマアドレス液晶(PALC)方式を開発していました。 結果は大失敗。 早々にシャープが離脱。 残った2社での開発も頓挫。 しかたなくサムスンの液晶を提供してもらったという歴史があります。
補足
残されたプラズマ陣営のうち日立やパイオニアも頓挫寸前ですね。 最近は液晶テレビの画質がプラズマと比較しても決して劣勢では無くなって来たので特に画質に拘らない消費者は液晶を選んでますね。
- nrb
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ソニーは、液晶、プラズマ、有機ELの3つに投資(開発費)は出すのは経営上無理と判断したのでプラズマは撤退したのが理由ですね シャープは分散投資をするのを止めて資源集中をするために液晶1本に絞ってます ビクターは、ビデオの売り上げ激減により母体が揺らいで・・・OEM調達(松下から調達)せざるを得なかった 東芝は知りませんね
お礼
上記の撤退グループはみな液晶テレビで活路を見出してますね。 プラズマの出荷台数がインチ別では本来はプラズマが得意とする50インチですら液晶のほうが売れてますね。 画質の差が無くなって来たとか、液晶テレビのほうが画面サイズの種類が多いのが奏功したのだと思います。 プラズマは確かに高画質ですが、液晶に比べ出荷台数が少な過ぎますね。 プラズマは日本の家庭での普及は期待できないですね。 業務用として細々と生きて行くのでしょう。
補足
シャープが液晶テレビ製造に拘るのは当然とは思いますが、 結局、シャープ以外の他社は液晶のほうが戦い安いと踏んだのでしょうかねえ、 もう少し、他の方の意見も拝見したいと思います。
お礼
そういえばソニーの薄型テレビ事業が遅れた事は聞いておりました。 もし、ソニーがプラズマ陣営に留まっていたら電気店のプラズマテレビの占める割合ももっと広くなりプラズマ陣営に活気が出ていたはずだと想像してしまいます。 松下とは協調したくなかったのでしょうかねえ。 現状ではほとんどの電気店では7割のスペースがほぼ液晶テレビに占領されていますが、 こうも次々と撤退されて結果として松下は棚ボタの独走態勢が出来たのだけど、やはりプラズマの足並みは良くないような気がします。 パイオニアは我が道を行くと言う感じだし、 他社もプラズマ事業から次々と撤退したわけですが、液晶テレビを作っているほうが利益が出やすいと見たのでしょうかね、 この辺の裏事情をもっと知りたいですが・・・・