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プラズマ事業撤退につきまして
みなさまこんにちは。ふと、どうしてかなと感じた事があったので、皆さまに伺いたく思いました。 近頃、ソニーや東芝がプラズマテレビから撤退とのニュースが流れましたが、どうしてなんだろう? と単純に疑問に思いました。 どうでもいい事といえばそれまでですが、新しい世代の家電という事で注目を浴びていたはずなのに、なぜそうそうとこの事業から撤退なのか、皆さまの思いを伺いたく投稿させていただきました。ご意見お聞かせください。 失礼しました。
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まず 東芝がSEDを2007年に商品化したらプラズマは吹っ飛んでしまうと私は考えています。 液晶、プラズマは超精密巨大ガラスが必要で、電機メーカーからすれば、 商品の基幹部品(コスト比率が一番高い)が他社(ガラスメーカー)に握られている状態では、 コスト削減も自己でどうにもならなくなります。 うわさ、されているのは日本全国の全家庭が現状のプラズマTVを 買えば日本の電力供給は今の数倍になり、破綻するらしいということ。 リアプロジェクター・SEDあたりが生き残ると思ってます。
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- radio98
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純粋に技術的な問題だと思います。 経営資源の集中というのはニュースで言われている通り。 ある技術を採用するか、棄てるかというときに、マーケティング手法のSWOT分析をしますが、プラヅマが一番将来性が無いということです。 小さくできない、消費電力を押さえられない、大画面にすると級数的にコストがかかる、大量生産に向かない、歩留まりが悪い、などなど。 将来、それらを克服する技術の進歩も見込めなければ棄てるということです。 逆にSEDやEL、液晶などは将来性があり、技術の進歩によって、現在の弱点も克服できる見込みがあるのでしょう。意外と克服した製品を突然発表したりするかもです。特にソニーは半導体をやっていながら、液晶では完敗でしたから、AVメーカとして次世代の表示装置の研究は怠らないでしょう。 そうしないと世界を席巻したプロAVのマーケットをパナソニックに奪われたソニーの立場がなくなりますからね。
お礼
radio98さん、最後の部分、同感です。ご回答をありがとうございました。
- parts
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ディスプレイ事業は、決して大きな利益が出るものではないですかね。東芝の撤退は、FED(フィールドエミッションディスプレイ)に技術を集約するためで、プラズマでは後発の自社が生き残るのは難しいということと、技術的な限界を見たためといえます。 PDPは、利幅が低くライバルが多いですから、東芝には利点は低いといえます。パイオニアや富士通日立プラズマディスプレイ、及び松下など国内メーカーでは複数の大手ベンダーがいますのでわざわざここに注力して消耗戦をするのはさけたというのが一つ。 また、PDPはセルが大きく小型化が難しいため、ドットが大きいですから、本来の次世代にはなり難く、さらにキヤノンと共同開発したSEDが予想以上の出来ですからね。こちらへの投資に集約しているといえます。 ソニーの場合は、自社にこの手の技術がありません。そもそも、これまでは主に、パイオニアに買収されたNECプラズマディスプレイ(主力OEM)と海外のベンダーからディスプレイを仕入れそれに自社のエンジンを乗せていましたからね。後発の感が拒めませんでした。さらに、この市場でのシェアは低くすでに余地がありませんからね。 韓国のサムスン電子と有機ELなどの開発に注力することを選んだといえます。 ちなみに、人気と会社の利益は別物です。 いくら、人気の製品でも単価に対して投資が大きければ、薄利多売になり事業を続けるメリットはなくなるのです。PDPの場合は、製造管理のコストは比較的高い割に競争も多くさらに、価格下落傾向が強い状態にあります。そのため、ある程度のシェアがないとこの事業で利益を上げるのは難しいのです。 また、開発や改良をする場合の研究開発費は機能の複雑化やデジタル化、及び既存品の完成度の高さ(消費者の目が肥えていること)などの影響で数年前に比べ莫大な金額に膨れあがっており、次の製品を出すまでのコストも高いのです。 安くしなければならないが、開発コストは嵩む状況では、強みのある事業に集中しそれ以外の事業からは撤退したり、他社のOEMに任せる方法をとるようになります。
お礼
parts さん、さすがに専門家だけあり細かいところまでお話いただき、ありがとうございました。しかし、おかげで別の疑問も生まれてきました。「何故プラズマ商品化に踏み切ったのか?」は別の機会に。
- akatsuki591
- ベストアンサー率24% (54/218)
大型テレビとして、現在市場に投入されているものに、プラズマ、液晶、リアプロジェクションなどがあります。 SONYは今まで全ての方式をカバーしていましたが、今回、プラズマから撤退し残りの2方式に経営資源を集中させる事を選択したようです。 SONYはPDPより液晶やリアプロの方がより今後は優位だと判断したのでしょう。 またSONYはPDPの基幹部品の調達をグループの外部から行っていましたが、液晶は韓国Samsung Electronicsと提携しています。 新しい世代の家電として大型テレビは着目されていますが、有機ELなど、その他の新方式も着目されておりポストブラウン管はなかなか定まらないようです。
お礼
akatsuki591 さん、わかりやすい解説でご回答をありがとうございました。結局、各々の方式の「将来性」についてソニーなどのある企業がひとつの回答を出した、といえそうですね。自分は単純に「消費電力」の関係で「液晶」を選びましたが。
- nrb
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ここまでは、公表してませんが、1つには次世代有機ELデスプレイの研究のためがあります プラズマテレビを撤退しないと ブラウン管、液晶、将来の次世代有機ELデスプレイと4つにもなり、研究や設備投資が分散して世界の中から遅れる可能性があります すなわち、経営の集中することにより、会社の生き残りを掛けた戦術なんですね
お礼
早速お返事をありがとうございました。 なるほど、やはり経営コストの問題が絡んでいましたか。 nrb さん、素早いご回答、ありがとうございました。
お礼
なーるほど、Pesukoさん、考えてみれば確かにおっしゃる通り。ガラスについては自分にとって盲点でした。 ご回答、ありがとうございました。