- ベストアンサー
劇場公開映画のランキングは本当?
『俺は、君のためにこそ死ににいく』っていう映画は、某TV局が都知事へのインタビューという表向きの理由をつけて、他の作品では考えられないようなプロモーションを展開しました。多少の胡散臭さも手伝って、まだ、劇場に足を運んでおりません。ネット上で検索すると、入場者数などの客観的なデータが示されないまま、邦画のトップにランキングされています。シネコンのような大型施設のない地域に住んでいるために、出足の状況がわかりにくく、鑑賞済みの方のご意見をお聞かせいただければさいわいです。実際、入場料に見合う作品だったでしょうか。また、チケット売り場の待ち行列の具合などはいかがだったでしょうか。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「俺は、君のためにこそ死にに行く」の初日二日間の動員数と興行収入はちゃんと発表されています↓ http://eigakan.blog6.fc2.com/blog-entry-1090.html 映画のヒット状況を知るには、ランキングではなく、むしろ興行収入を分析してみるべきでしょう。 動員数の方は必ずしも発表されるとは限りませんが、興行収入は、上位作品に関しては随時発表されていますから、いくつかの映画関連サイトなどで確認する事ができます。 ランキングと言うのは、あくまでも、単純に興行収入の額で順番に並べているだけのことですから、上映規模が違うもの同士がごっちゃに並んでいたり、ランキング上位作品自体が好調なのか、低調なのかなどは分かりません。 ↓最新の発表を見る限り、「俺は、~」は、東宝「眉山」とほぼ同じくらいのヒット状況だと言う事が分かります。 http://eigakan.blog6.fc2.com/blog-entry-1105.html http://eigakan.blog6.fc2.com/blog-entry-1110.html おそらく、最終的に10億~10億半ばくらいの結果になるのではないかと予想されますが、仮に、興行収入20億まで到達したと仮定しても、映画会社が受取る配給収入は約その半分、宣伝費その他経費を差引くと、総製作費18億と言われているこの作品、映画興行「だけ」では「赤」と言う事になります。 ただし今、邦画大作で、映画興行だけで「黒」になる作品など、一部の人気作などを除くと、ほとんどないと考えても良いと思います。 このクラスの映画の場合、今後、テレビ放映、DVD販売など、二次、三次収入が最初から計算に入っていますから、長い期間を考えれば、十分元は取れるようになっているはずです。 それから、映画の成績と言うのは、その映画が観る人にとって面白いか否かとか、観る価値があるとか、ないと言ったような「主観」とは全く関係ない次元の話ですから、何の参考にもなりません。 他人の感想にしても同様。 まず大切なのは、その映画をお金を払って「観たい」のか「観たくないのか」と言う、「あなた御自身の映画に対する思い」ではないでしょうか?
その他の回答 (2)
- MUD-Water
- ベストアンサー率35% (10/28)
ウソっぽいですよね。 “oricon調べ”もかなりウソっぽいです。 どうしてジャニーズタレントの新曲が“oricon調べ”で1位になるのでしょうか? 毎年キムタクが“抱かれたい男 1位”になるのでしょうか? TVの視聴率何%ってのも怪しいですよ。 『俺は、君のためにこそ死ににいく』は私の周りでは見に行った人は多いです。 少なくとも韓流映画よりも『俺は、君のためにこそ死ににいく』を見に行った人が多いです。 友人S君はずっと泣きっぱなしだったそうです。 「絶対に見に行った方がいいぜ!」と言われました。 一緒に行った友人Aさんはずっと醒めていたそうです。 鳥濱トメさんは、石原知事とも親交があった実在の人物です。 その石原都知事による脚本は、彼女が生前のこした貴重な証言へ忠実に、たくさんのエピソードを詰め込んだ群像劇となっています。 朝鮮人ながら志願し、堂々と飛び立っていった青年から、わずか10代で太平洋の藻屑と散った少年まで、実話ならではの重さが胸を打ちます。 大勢の隊員とトメさんの交流の話にくらべればウェイトは少ないが、特攻なんてモノがなぜはじまったのか、最初の隊員はどう選ばれたかなどいわゆる歴史解釈に属するような内容も含まれます。 整備不足で出陣前に事故で無駄死にするなど、特攻の愚かしい面も逃げずに描いた点は、保守派の石原慎太郎による映画としてはなかなか公平だな思えるところ。 しかし、無理して保守色を出そうとして、ことごとく失敗しています。 たとえば流れからスッポリ浮いている「靖国で会おう」発言のわざとらしさ。 そして原作のハイライトでもある蛍が舞う場面あたりの演出センスの欠落振り、時代遅れぶりは目を覆わんばかり。 だいたい特攻隊員の内面の葛藤をメインテーマにした映画をタカ派の石原慎太郎が映画にする時点で間違いだったと思います。 隊員、すなわちミクロ視点で特攻を描けば、左翼だろうが右翼だろうが似たような悲劇になってしまうのは当然です。 まさか「英霊たちはみな勇敢に迷わず自ら飛び立っていった」なんて嘘をつくわけにはいかないのだから。 むしろ石原氏のような保守派が特攻映画を作るなら、この映画があまり触れていない歴史解釈の側面、つまり世界史の中で特攻とはどう位置づけすべきなのかという点をメインにすべきでした。 そうしていれば、「特攻は残酷なものだ、無駄死にを強制した非人道的な行為だった、でも各隊員らは任務をまっとうして立派だった。やっぱり戦争はよくない、やめよう」という馬鹿げたメッセージしか言えない左翼映画人に差をつけることができたと思います。 いまや左翼的映画人の代名詞たる『パッチギ! LOVE&PEACE 』の井筒和幸監督は、露骨にこの映画と石原氏を名指しでライバル視しています。 そして、見ていないこの映画を批判していました。 どちらの映画も決して洗練された現代的な映画ではないですが、『俺は、君のためにこそ死ににいく』はただ古臭い映画だなという感想です。
お礼
ありがとうございます。 貴殿のご回答をいただいたことで、この質問も無駄ではなかったと感じております。 ご主張のほとんどは理解できますが、全く意見を異にする点があります。それは、慎太郎が保守・タカ派と主張されていることについてです。おっしゃる通り、それが一般的なことは承知しておりますが、あくまで、私見として述べさせていただきますと、本人は保守でも、タカ派でもなく、その層にかつがれている、ただの拝金主義者だと思います。昭和7年生まれの人間が、理想を実現するために政治の表舞台に立つということじたい、将来世代に対して真摯だとは思えないからです。いつ倒れるかわからないけれども、その時まで、挑発し、かき回し、あとはよろしくというのでは無責任極まりないといえます。しかし、そういう人間の映画であるからこそ興味はつきません。貴殿の品評は楽しく読ませていただきました。 ご回答に、感謝いたします。
- sgi1962
- ベストアンサー率12% (46/367)
oricon で調べましょう たいしたことないですね
お礼
ご回答、ありがとうございます。 『くも』と『妖怪』に負けているようですが、対制作・宣伝費で黒か赤かに興味があります。更なる情報を入手の際には、お教え願えれば幸に思います。 即答に感謝いたします。
お礼
丁寧なご回答に感謝いたします。 貴殿のご意見はご尤もであり、映画に対する自身の思いは相当程度不純なものです。 ちなみに、フェイバリットは『ウォール街』ですが、この映画の評価よりは、制作の意図に心惹かれ、それがまた、逆の社会現象を引き起こしたことに人間社会をうかがい知ることができるからです。 そして、この度の質問も、作品の評価よりは、政治的な意味や社会への影響、このテーマを商業ベースにのせる製作者の真意に関心があるからです。 ご回答、ありがとうございました。