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中国の北朝鮮問題に対する立場
中国は、北朝鮮核問題を国連ではなく、六カ国協議で解決させようとしていましたが、その理由は何でしょうか? (中国が持っている国連の拒否権などが影響しているのでしょうか?)
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- bossnass
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国連に持ち込まれると、関係の無い国々の意見や意思が入ってきます。 それらの国々には反中国や反ロシアの国もあり、親米や親日の国も ありますから、中国としては自分の影響力が薄まるようなことは 極力避けたいのでしょう。 実は、北朝鮮問題で最も苦しい立場にあるのは六カ国のなかで 中国です。 ●国内(北東部)には朝鮮族系の住人が多くいます。 ●ロシアが朝鮮に深く入ってくることは地政学的に避けたいのです。 ●北朝鮮の崩壊による難民が一番多くやってくるのは中国です。 ●朝鮮(北も南も)が歴史的に見て最も嫌いな国は日本以上に 中国です。昔から朝鮮半島のコントロールは中国にとって悩み所 なのです。 ●朝鮮の動乱は、中国国内の軍閥の活発化の引き金になり中国分裂の きっかけになる可能性もあります。 ●北京オリンピックを是非成功させたい中国は、目と鼻の先の朝鮮半島 で国際紛争を起こしたくありません。 ●日本と韓国との政治対立は、せっかく成長した中国経済を台無しに する恐れがあります。 経済崩壊は、即中国の分裂と内紛と政府転覆につながります。 北朝鮮が、核を持ったことについて 中国国内では不快に思っている人間も少なくありません。 少なくとも江南や内陸の権力者たちは北京の外交能力を疑っている ようです。 21世紀は、中国の時代でしょうが、おそらく今世紀末には その終わりも予想できます。そしてそれを望んでいるのは六カ国の 中で五カ国がそうでしょうね。
- kb-nike
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<中国は、北朝鮮核問題を国連ではなく、六カ国協議で解決させようとしていましたが… 中国が積極的にそうしたのではなく、むしろアメリカが、国連で中・ソの拒否権と正面から衝突したくないため、また、中国のメンツを立てるために六カ国協議という仕組みを作ったのではないでしょうか。
- tanuki4u
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中国にとって、一番良いのは 完全に北朝鮮が中国のコントロール下にあること。 次善の策は、内々の関係者だけで言うことを聞かせること。 自分の子供のことを、町内会とか学校であれこれ言われたくない。 というのと同じ感覚です。 国連で都合の悪い決議がなされた場合、拒否権を行使しなければならなくなると、メンツが立たなくなります。拒否権というものは、持っていて使わないことに意味あります。伝家の宝刀です。あんまり使っていると、「またかよ」と威力・権威がなくなりますので。 そのためにも、国連に持って行きたくないというのがあります。