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市や府の自治体の観光による収入の理由
自治体は観光客などをふやしたいようなんですが、何故なんでしょう。観光客がくると収益があがるからんですか?そんなに収益は大きな金額になるもんなんでしょうか?
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観光誘致により直接収益を上げられるような市民は意外と多く、間接的に収益を得る市民はもっと多いこと。 また、観光誘致により収益を得やすい市民は長期にわたり地元に定着している傾向があり、彼らは議会や関係団体などを通じて行政に強い影響力を持つこと。 以上が主な理由でしょう。 一方で、いわばミズモノである観光分野への投資はリスクも高く、また市民生活の影響への配慮がなおざりにされるケースもあり、行政側のバランス感覚が重要となります。 さらに、不足する企画力を補うためろくなリサーチを行わずにハコモノ建設するなどの過剰投資が疑われる例もあるようです。 とはいえ、経済的に乾ききった大半の地方自治体にとっては、観光誘致は速効性のある振興策と見なされていて、成功例はすぐに模倣され、批判する市民の声は滅多にありません。 自治体施策の本分は市民の生活環境をよりよく維持することなのですが、いくら地道に生活インフラを改善しても地方の人口と経済力が否応もなく低下し続ける日本の現状が投機的な施策を増加させているとも言えます。
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- mimorita
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私も経営の面にそれほど詳しいわけではありませんけど、 こんな風にも考えられるのではないかと思います。 例えば自治体というものが一つ一つ小さな国だと考えると、 その国民が国内流通だけで所得を挙げて、 その所得税を国が税として徴収するとして、 その循環をただルーティンとして繰り返すだけならば、 所得を得るための財を増産して、流通量を増やす以外に その国の財政を大きくすることはできませんよね。 つまり、その国だけで自給自足を徹底する場合、 国内の生産力を拡大させないと国は成長しないという ことになります。 国を成長させるもうひとつの手段は国外から資産を 流入させてくるというものがありますよね。 つまり、外国人が国内で買い物をしたりして、 国内の財貨を外国から貰い受けるという手法です。 ここで考えてみてください。 観光客というのは、その多くが市外の人だと思います。 ということはその自治体にとっては外国人が多く集められる 手段だということもできると思います。 特に都市部から来る外国人の流動資産を自分の国に 引き入れてくるのに、観光という資源はかなり効率がよい 商品だということができると思います。 例えば、洞爺湖町でサミットが開かれますけど、 いろんな人がザ・ウィンザー洞爺に集まってくれるという、 ただそれだけのことなのですけど、その集まる人全てが ウィンザーに宿泊するとも限りませんし、他の宿泊施設に 分配されることもあるでしょうから、結果としては、 当然日本国外からのお客さんが多く入ってくるという他に、 日本の恐らく東京近辺に住んでいるであろう政治家さんや、 報道者が洞爺湖町に来てくれて、流動資産が町内にたくさん 入ってくることになりますよね。 同じ日本人だからあまりピンと来ないのだと思いますけど、 自治体というものもひとつの経営体ですから、その外部から 入ってくる資産というのは単純にその自治体の成長資産に なるんですよ。およそ理由としてはそんなものかなと思います。