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映画における残虐性の影響について
大人が楽しんでみる分において何ら問題はないのですが、 子供における影響は大丈夫なのでしょうか? 大人気の映画「saw」や「cube」のシリーズなどですが、 これまであったようなスプラッターものを大幅にこえて、 人間が正視しかねるレベルの罠(トラップ)が多く、人間が細切れになったり、溶けたり、焼かれたり・・ もちろんストーリー性や最後の展開などいい作品だとは思いますが、 ホラー慣れしている大人でもちょっと心臓が痛くなってしまう部分がありますよね? でも、今日、これを小学生や中学生レベルの子供でも普通に正視できると聞き、見た子も多く、 情緒面や倫理面など、精神に与える影響はないのかとか、とても不安になりました。 ホラー映画が好きだった自分でさえ、子供に見せたくないと思います。 精神を蝕むというか、子供がしっかりした正気や精神を保つには、 難しいというか、影響力が強すぎる気がしますがどんなものでしょうか? 例えR15にしたところで、後日レンタルショップで見られるわけですし、 実際のところ規制は難しいとは思いますが・・。 少年雑誌やゲームにしろ、無表情で猟奇的なことをすることがクールなような風潮もあり、 どんどん残虐性、猟奇性の高い映画が人気になる風潮に、 このままいったらどうなるんだろうという不安があります。。
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まあその・・、神戸や今回の母親首のような事件がおきると 必ずこういった論調が出てきますが・・・。 何かに理由を求めるのは「まとも」な行為であり、 「まとも」じゃないから事件になってるものに理由をもとめるのは本末転倒だなあと、そう感じるところです。 アニメや映画で犯罪者が出来るのではなく、 そもそもそういう性癖があるからそのジャンルを好むのだと。 ーーーーーーー さて、子供における影響について 昨今の子供が無感動である点はその通りだと思いますが、 残虐ものに慣れた云々に関しては、私はまったく逆だろうと思うのです。 その辺りは「バカの壁」の養老氏と同じ見解です。 むしろ昔の方が「すごい」し「リアル」でした。 私は一時期、葬祭関係の しかも直接ご遺体に触れる仕事(湯灌・納棺)をしていましたが、いつも感じていた事のひとつに・・。 ・・これだけ毎日 葬儀があって人が死んでいるのに、 今の社会は「死」をタブーとして徹底的に隠そうとしている、という事です。 つまり、私たちの世代やそれ以前の昔は 親族の葬式だけでなく、近隣でも「死」に触れる機会がありました。 人や動物の死体、事故、喧嘩や血なまぐさい行為。 子供心に理解はできなくとも本能的に感じ取ってきたものがあるはずでした。 昔の方が映画なんかじゃなく、実物の「死」を感じていたはず。 じゃあ、戦国時代の子供はみんな殺人鬼になったでしょうか? 現在の紛争地域の子供たちはみんな残虐なテロリストになるのでしょうか? 「否」です。 今の日本はクリーンになったからこそゲームの残虐性がうけるのです。 日常に死体が転がってる世相ならわざわざゲームや映画など見ません。 人の本能的な攻撃性や残虐性は無くせるものではなく、誰でも持っています。 しかし、それを現実に行うか否かは、娯楽としてのゲームや映画とは関係ないと思うのです。 ーーーーーー 質問者さんの懸念するように 今の子供たちはネットという手段でいくらでも世界の闇に触れる事ができます。 娯楽作品のR指定だの・・・、ちゃんちゃらおかしい・・。 事実上、日本国内からでも無修正だのアルカイダの画像だの簡単にアクセスできます。 もはや規制だの隠そうだのは「たてまえ」でしかないのです。 だからこそ、これからの社会、これからの大人に求められているものが「道徳」なのでしょう。 なにも難しい理屈ではなく、「命」の意味について問う事、 「命」のすばらしさについて体験させる事、 それをせずに残虐シーンを責めてみても何にもならないと思います。 ーーーーーー 世の中がクリーンになっていく限り、 人の本能を満たすものとしての残虐モノはよりエスカレートしていくでしょう。 それは間違いありません。 しかし、逆に幸せであるとも思わなくてはなりません。 それだけ日常は「事もなし」なのですから。 だからこそ、同じくらいの「感動モノ」に触れさせていく事しか、 これからの子供たちの心のバランスを保つ解決策はないのではないかと思うところです。 こういう問題は、その一点だけに注目してしまいがちですが、 「残虐」云々だけに固執しても意味はありません。 人の本質には光もあれば闇もある。 マイナス面ばかりに注目して不安を増長させるのはおろかな行為ではないでしょうか。 是非とも、同じくらいの人のプラス面にも目を向けてください。
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- tryouts
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この手の問題は、何か1つが原因ではなく、色々な要因が重なりあい、全ての条件を満たしてしまった場合にのみ発生するのだと考えています。 例えば、下記の様に3つの要素を全て満たした場合に、猟奇的な事件を起こす人間が出てくるとします。 残虐性・猟奇性ものに影響を受ける因子を持つ人:1/100 欝状況の場合に破滅的な衝動を持つ人:1/100 テレビや本などからフィクションの区別が付かない人:1/100 ※上記の確率自体は根拠のある数字ではありません。 仮に要因が上の3つだけであるとすれば・・・ 残虐性・猟奇性ものに影響を受ける因子を持つ人であっても、他の要素を持っていない限り問題を起こすことはないので、大抵の人は残虐性、猟奇性の高い映画を見ても問題を起こさないことになります。 上記の場合であれば、3つの要素を保有している人は100万人に1人です。 この100万人の中の1人に当てはまる人が、残虐性・猟奇性なものを見ると同様な事件を起こしてしまうが、他の人は例え見ても事件を起こすことはありえません。 実社会においても、仮に残虐性・猟奇性ものだけで問題を起こす人が居るのであれば、過去に比べその種の娯楽は以前に比べ格段に増えているため、この2~30年で爆発的に増えていてもおかしくはありません。 しかしながら現実には、年に多くても数十件どまりと、見ていると思われる人に比べると格段と少なくなっています。 つまり、問題を起こす要素を持っている人の最後の一押しになることはあっても、ほぼ全ての人に悪影響を与えることはないと考えるのが妥当だと思います。 (夜中にトイレに行きにくくなる悪影響を除き^^;) 未成年などに対し影響が大きいとされるのは、精神面で完成がしきっていないため、実際に影響は大きくなるはずです。 しかし、これも要素を持っている人においてて、大人になるとその影響を受けにくくなる程度のことだと考えています。 このため大抵の子供は見ても問題があるとは思いません。 但し確率論的に、全ての子供が見なければ発生しなくなるため、また特定の要素を持っている子供を判別できないため、一律に禁止をしているだけだと思います。
お礼
アドバイスどうもありがとうございます! そうですね。 ただ子供があれらを正視できることに驚いてしまったのですが、 もしかしたら肝が太いのかもですね。 確率からしても、実際、それらを見たとしても、それで猟奇的に・・と結びつけるのは早計だったと思いました。 どうもありがとうございました(^^)
- kura-udo
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コレは私の判断ですが 映像発信者より見る側、受け止める側が問題でしょうな 私はソウ観ても面白いなーとしか感じません 残虐性のある映像を観てもそれをやりたいとは思いません それが普通でしょうしそれが多数だと思いますよ すこしそれますが人間誰しも死を感じるのは 身内が死んだ時だけでしょう?死も教育した方がいいのではと 思います、こないだのジェットコースター事件で 被害者は首が取れたそうですね、それを多数の目撃者がみて 吐き気など精神的にも大変なダメージを受けたでしょう 人を殴れば手が痛いとかも教えるべきですね 殴られる痛みも知るべきです、授業でボクシングとかも有りだと思います
お礼
アドバイスどうもありがとうございます! >残虐性のある映像を観てもそれをやりたいとは思いません >それが普通でしょうしそれが多数だと思いますよ ショッキングな映像にとても不安になったので、ほっとします。。 確かに死を思うのはあまりないですね。 でもあの死に方というか、裂け方?溶け方?はちょっとあまりなような(^^; 私も痛みを教えるのは大事なことだと思います。 経験しないと体では分からないですものね! どうもありがとうございました(^^)
- popesyu
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この手の問題提起は多いのですが。 たかが1本の映画や漫画、本を観たぐらいで人間が狂気に陥ると本気で思われてはいないですよね?? 人間がそこまで弱いものだと考えておられるのなら逆に怖い気もします。つまりは人間なんて2時間監禁して、映画の一本も観せておくだけで簡単に洗脳できると言っているわけですから。 勿論、例えばヤクザ映画を観た人が、観た直後はちょっと気分が高揚するということはよくあることですし、それで、例えば普段から上司からプレッシャーを受けていて"次の日"に思わずぶん殴ってしまったというような事例で考えてみれば、その映画はきっかけになったとはいえると思いますが。ですので毎日ヤクザ映画を観にいくようなら、大人子供に関わらずやはり危険な影響を与えるとは思います。 >少年雑誌やゲームにしろ、無表情で猟奇的なことをすることがクール 全ての漫画、ゲームにそういう風潮があるなら危険視しても当然だと思いますが、実際にそういったゲームなり漫画はどれぐらいの割合で存在していると考えておられるのでしょうか。 でそれが少なからず存在し、様々な種類の暴力志向メディアを繰り返し繰り返し毎日そういったものばかりしか観ていないとするなら、やはり危険だと思いますが、でもこういう前提なら、毎日毎日プロジェクトXばかりを観ているのも危険だと思うし(社畜万歳な過労死一直線な人間のできあがりです)、それが水戸黄門だったとしても同じ事かと思う訳で(勧善懲悪で価値観が一面的、且つトラブルは全て他人任せで自分で努力しようとしない人間のできあがり)。 要はどんな方向でも一方向にのみ偏るのは危険というだけの話です。 あるいはあらゆる刺激物をどんどん取り除いていくという道をご希望なら、そうなると行き着く先は一切の刺激のない無味乾燥な何もない世界しかありませんよ。
お礼
アドバイスどうもありがとうございます! そうですね、それだけで洗脳できるほど人は弱くはないですね。 私はあのsaw等のエグさというか、グロさに参ってしまいましたが、 こう感じると続けては見ないわけですもんね。 確かに一方向のみの繰り返しは危険ですね。 どうもありがとうございました(^^)
お礼
アドバイスどうもありがとうございます! >人の本能的な攻撃性や残虐性は無くせるものではなく、誰でも持っています。 >しかし、それを現実に行うか否かは、娯楽としてのゲームや映画とは関係ないと思うのです。 その通りですね。 それは確かに人の中にあるものですね。。 すっかりそのことを忘れていたように思います。。 >「命」のすばらしさについて体験させること。 その通りだと思いました。 光も闇もあることを了解して、それでいて人の素晴らしさももっと理解していきたいと思います。 どうもありがとうございました(^^)