再生画質／音質＠ＤＶＤプレイヤー（専用機） ｖｓ パソコン

質問

パソコンを中心としたＡＶ環境を構築することを考えており、たとえばＤＶＤをＨＤＤ（ＩＳＯなど）に落としたり、今後はさらに高画質のメディアもすべてＨＤＤに落としたいと思っています。そこで、画質と音質について知りたいと思っています。よろしくお願いします。

(1)再生機からテレビをＨＤＭＩで接続する構成の場合、再生機がＤＶＤプレイヤー（専用機）であるのとパソコンであるのとでは、どちらの方が画質が良いのでしょうか？
（専用機の方が、表示を滑らかにしたり、繊細にしたりする技術を施しているものなのでしょうか？それともそれはテレビがやっていることで再生機には関係ないのでしょうか？）

(2)再生機からＡＶアンプに光デジタル音声出力（またはＨＤＭＩ）で接続する構成の場合、ＤＶＤプレイヤー（専用機）とパソコンとでは、どちらが音質が良いのでしょうか？
（専用機では何らかの技術をほどこしているものなのでしょうか？専用機からスピーカーに接続するのでなければ、結局ＡＶアンプにメディアに記録されたままのデジタル信号をそのまま送り出すだけなのでしょうか？）

回答No.2

noname#57390 · ベストアンサー

〉素人の私には単にデジタル信号をテレビに送り出すだけであれば、パソコンの方が得意のように思ってしまいます。

パソコンはデジタル信号を処理するのは得意なのですが、中身はノイズの固まりみたいなものです。
便利なんですが音や映像を楽しむのには向いてません。
しかも作りはかなり貧弱です。
パソコン用でも音にこだわったドライブを作ってる会社もあります。
http://plextor.jp/index.php
読み取り精度を向上させたり低速でゆっくり書き込んだりなど工夫があります。
私はパソコンにそこまで求めてないので買ってませんが評判はいいみたいですよ。

安いプレーヤーと高いプレーヤーの差ですが、昔のレコードで考えたら単純で理解しやすいですよ。
音の良さはピックアップが溝の凸凹を読み取ってプレーヤーから信号が出るまでに決まるのです。
プレーヤーが悪かったらどれだけ高級なアンプやスピーカーを使っても良い音は出ません。
アンプやスピーカーはあくまでも耳に達するまでの通り道です。
障害物があったら悪くなる事はありますが、最初の段階で良くない音が通り道で良くなる事はありえないのです。

DVDとテレビでも同じです。
再生時に輪郭は悪くノイズも多い画像がテレビで良くなる事も絶対にありません。
高級なテレビの役割は入力された信号を忠実に再現する事です。
テレビの勝手な判断で入ってきてもいない信号を予想して適当に画質を作る事ではないのです。
だからアンテナが良くないと画質が落ちるのもデジタル放送になった今でも変わりません。

↓比較的お手頃価格のプレーヤーでも高画質処理がしてある事が分かります。
http://denon.jp/products2/dvd2930.html

これまでの説明で分かると思いますがアナログ信号に変わった後の処理だけが問題だというのは間違いです。
CDを読み取るだけのトランスポーターと、D/Aコンバーターだけの機械があるのですが、各100万円ぐらいする物もあります。
(もっと高い物もあります)
↓トランスポーター
http://www.accuphase.co.jp/model/dp-800.html
↓D/Aコンバーター
http://www.accuphase.co.jp/model/dc-801.html
デジタルの段階で影響がないのなら読み取りは１万円ぐらいのプレーヤーを使い、D/Aコンバーターだけを高級品にしてもいいはずなんですが、実際には読み取りの精度で大きな違いが出てくるのです。

お礼

御礼が遅くなって申し訳ありませんでした。
知りたいことが非常によくわかりました。

「パソコンは万能」と思っていましたが、そんなことはないのですね。だからこそ、専用機のビジネスが成り立っているということですね。
それにしても、すごい知識でいらっしゃいますね。

回答No.1

noname#57390

(1)DVDプレーヤーの良し悪しによって大きく違います。
ソフトウェアで処理するパソコンよりハードウェアで処理する専用機の方が綺麗な場合が多いのですが、安物や古いプレーヤーとパソコンならパソコンが勝ってる場合もあります。
最近はDVDレコーダーかSACDなどにも対応したユニバーサルプレーヤーがほとんどでDVDプレーヤーというのは安物しかありません。
初心者ならユニバーサルプレーヤーで実売価格が10万円前後の製品を買ったら音も画も満足がいくと思います。
７万円ぐらいでは少しキツいところですが、少し前は値段が高かった機種が安くなってる場合もありますので、それに当たったらラッキーです。

(2)これは難しいところです。
CDが発売された時代は「デジタルだから0と1さえ伝えられたらどの機械で再生しても音は変わらない」と言われてました。
変わるとしたらD/Aコンバーターでアナログに変換されてからだと。
しかし光ケーブルや同軸ケーブルでも変わるしケーブルの質によっても大きく変わる事が分かりました。
もちろんプレーヤーでの差はそれ以上です。
ディスクに記録されてるデジタル信号をそのまま読み取って送るという作業が困難なのです。
だから数千円のプレーヤーもあったら↓のような製品もあるのです。
http://www.linn.jp/products/detail/players.html

私はパソコンをシアターにつなぐような実験はやった事がありませんが、プレステ２なら試した事があります。
あまりのヒドさにひっくり返りました。
低音が出ないのと機械のアラが出過ぎるので聞いてられませんでした。
安い組み合わせならアラが聞こえないので普通に楽しめるかと思いますが。
私が使ってるシアターもフルセットで80万円ぐらいですからそんなに高級な方ではありませんが、それでももう少し綺麗な音が出る事を期待してました。
あくまでも予想ですがパソコンならプレステ２より悪いんじゃないかなとは思います。

プレステ２はシアターにつながず↓を使ってます。
http://pioneer.jp/topec/product/accessory/cord_head/se-dir2000c.html
これならなかなかの迫力で深夜でも迷惑がかかりません。

お礼

わかりやすいご回答をありがとうございます。
追加で恐縮ですが、教えていただけると幸いです。

(1)の画質で、安いプレーヤーと高いユニバーサルプレーヤーの違いは何なのでしょうか？素人の私には単にデジタル信号をテレビに送り出すだけであれば、パソコンの方が得意のように思ってしまいます。画質の良さはテレビしだいという思い込みが前提ですが。

(2)５０万円もするCDプレイヤーがあるのですね。驚きました。プレーヤーでの差は、デジタル→アナログ化の違い（ノイズをどこまで抑えるかなど？）もありそうですが、アナログ信号に変えた後の加工力の違いという認識であっていますでしょうか？