- 締切済み
大糸線にキハ120は
お世話になっています。 大糸線の南小谷~糸魚川でキハ52が残っているそうですが、なぜここにはキハ120がこないのでしょうか。 急勾配、急曲線でキハ120には荷が重いのでしょうか。 ご存知の方、お教えください。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
みんなの回答
- kiroha186
- ベストアンサー率42% (47/111)
キハ120でも走行上問題はないと思います。馬力も十分で走行性能も地方線区なら十分通用する力を持っています。キハ120の製作費用は8000万円です。これにトイレや耐寒雪仕様にすると1両あたり1億円は超えます。 鉄道の新造車両は思ってのほか高いです。大糸線の本数を考えて3両あれば十分まかなえる本数です。キハ52はキハ58系と同じエンジンを使用しています。 車両数の少ない地域は近くに部品に互換性のある車両がメンテナンス・コストにとても優れております。20年前や15年前なら富山地区や金沢地区でキハ58系・キハ45系が活躍していました。その影響も少なからずあったものと思われます。 以前、大糸線と似たような地域にJR発足前にキハ54が投入されていました。キハ54は性能としては申し分ないのですが、財政難のため冷房もしくはトイレ・クロスシートなど設備はどこか犠牲になっています。また、米坂線や山田線などもキハ52系が活躍していますが、この地区もキハ54は投入されませんでした。つまり、JR西日本やJR東日本は東京や大阪の収益を基に自分たちで車両を増備できると国鉄側が判断したものと思われます。 もう一つ考えられるのは北陸新幹線の問題です。北陸新幹線が開通すると大糸線や氷見線などはJRから第三セクターになります。北陸本線も419系や475系など40年近くたっている車両を延命工事しながら未だ使っています。他のJRでは廃車にしております。外国人株主が多いJR西日本では地方線区の車両投入はままならないと思います。 JR西日本としては極力投資したくないということがみえみえです。第三セクターに自前で車両購入をしなければならないと思います。
- PAP
- ベストアンサー率62% (1578/2526)
キハ120の強力タイプは出力330馬力程度で自重約27t、キハ52は出力180馬力x2程度で自重約36tですので出力的には問題がありません。 また車体長が、キハ120は約16m、キハ52は約21mですから、急曲線に対してはキハ120の方が有利です。 問題として考えられるのは、車体長の差から来る収容人数の差でしょう。 ご質問の区間ではハイカーの利用が多く見られます。 この時、「山の天気は変わりやすい」と言わるように、急に天候が不順になった場合、多くのハイカーが引き返してくるといった現象が見られ、車内が相当に混雑するケースがあります。 さすがに山の天気を確実に予測することはできませんから、列車密度の関係上で乗り残しが出ないようにするためにはキハ120単行では小さすぎるのでしょう。 かといって、常にキハ120の2両編成で運転する時にかかる経費などを勘案した結果、コストや大きさなどからキハ52があっているのでしょう。 また、耐雪仕様(おそらく現在のキハ120を大糸線に持ってくるには耐雪改造が必要かと思います)の専用の新車をあつらえるのも今のところ高く付くと言ったことで、キハ120は投入されていないと推測します。 (推測ですいません。実際に利用した時に感じたことでした。)
お礼
お返事ありがとうございました。 色々調べてみたところ、南小谷から糸魚川を乗り通す人は、それなりにいるらしいですね。 あとはおっしゃる通り、大荷物を携えたハイカーが乗るシーズンだと、キハ120では小さいのかも知れません。 あのような本数の少ない路線で積み残しを出したら、シャレになりませんからね。
- kuni-chan
- ベストアンサー率22% (678/3074)
大糸線の非電化区間は基本的に1両での運転になります。 もし、1両に1台しかエンジンが装備されていない場合、故障したら、動く事ができなくなりますし、暖房も停止します。この区間は豪雪地帯ですので、冬にこのような事態が発生した場合、救援が難しく室温が低下し危険な状態になる可能性すらあります。 エンジンが2台装備されていれば、仮に1台停止しても、動く事ができます。雪が深くて走行できなくなっても暖房は使えますから、救援を待つ事が可能となります。 新しい気動車は大出力エンジンを1台装備が基本ですから、大糸線に投入されないと思います。ただ、いつまでもキハ52を使う事はできませんので、いずれは新型が入るのではないかと思います。
お礼
お返事ありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。 ただ一方では、北海道なんかは2エンジンの一般型がほとんどないんですよね。 大糸線とは比べものにならないほどの酷寒地ですが、単行運転の可能な2エンジン車はキハ53(廃車)とキハ54しかないんです。 大糸線のキハ52というのは不思議な存在だと思います。
- uesho
- ベストアンサー率35% (39/111)
JRからの経営分離は考えられますが、北陸新幹線関連ではしなの鉄道なども従来の車両の転属でしたので、その場合はキハ52の転属でしょう。信濃大町などへ直通できる(以前は直通もあった)ことを考えると。 それと「キハ52で間に合っているから」とも言えるかと思います。 キハ120が導入された線区は冷房化が必須のところばかりで(越美北線あたりでも夏場は暑いです)、大糸線のように涼しい線区では冷房の需要がそれほどないからともいえます。 とはいえ、2025年にリニア新幹線ができると、糸魚川から塩尻乗換えで東京や名古屋へ2時間20分程度で結べるようになるので、その頃までには何らかの新型車両が必要だと思いますけどね。
お礼
お返事ありがとうございます。 JR西日本の場合は、「間に合っているから」というベタな理由がいちばん似合う気もしますね(笑) 鳥取のキハ126(でしたっけ?)のように、地元がお金を出すのを待っているとか。 気動車が好きなので、古いのが動いているのは嬉しいんですが、いつまでもつのか心配なので質問させていただきました。 補足ですが、大糸線のキハ52は冷房化されていますよ。
- travelKENKEN
- ベストアンサー率36% (1982/5385)
25‰の勾配がある関西本線・美祢線や30‰の勾配がある木次線でも単行で使われていますので、急勾配や急曲線が理由ではないでしょう。 キハ52で、性能上も接客上も特に問題がないとJR西日本では認識しているのではないでしょうか? うがってみると以下のような状況も考えられます。 北陸本線から分岐する支線は、北陸新幹線延伸時の北陸本線経営分離時に、同時に地元に譲渡したいという意向をJR西日本がもっている事が沿線自治体などを通じて漏れて来ています。むろん、地元はJR西日本による経営を望んでいますので、新幹線開業が近づけば政治的問題になるのは目に見えてます。 おそらく、その際にJR西日本は「引き受けてくれるなら、手切れ金代わりに新車を入れましょう」とでも言って、恩を売るつもりなのでしょう。こういう状況なので、地元は今の時点で「新車を入れてくれ」とJR西日本の負担になるような要求はしにくいわけです。
お礼
お返事ありがとうございます。政治的な面からのご教示ですね。 確かに、いずれ経営分離あるいは廃止するかも知れない路線に、設備投資するのは得策ではないですよね。 また、地元にしても、無理に新車を入れさせて、経営悪化の一因になったなどといって廃止されるのも困りますよね。 参考になりました。 ちなみに、私は田舎が道南なので、そのうち北海道新幹線がきます。 新幹線が通るのはいいことだと思うのですが、在来線が経営分離されたり廃止されるというのは、淋しいですね。 特に、本線を断片化するようなやり方は、鉄道会社として本末転倒ではないかと思ったりします。
- tomoko_fujita
- ベストアンサー率32% (169/518)
中土→南小谷に20‰の上り勾配がある等、同区間は勾配線区として知られています。 駆動エンジンが1基のキハ120では辛いものがあるのでしょう。
お礼
お返事ありがとうございます。 落葉による空転が名物なのは木次線でしたっけ? 同じ出力でも、1エンジン1軸駆動より、2エンジンの方が、空転しにくいんでしょうかね。 また、冬季の排雪運転も考慮しているのかも知れませんね。
推定の域は出ないのですが、大糸線のキハ52は基本的に単行です。 通常期はともかくキハ120単行では繁忙期など輸送力が追いつかないからではないかと思います。 現在大糸線用のキハ52は3両配置のはずですが、キハ120だと3両では不足、かといって4両以上配置すればかえってコスト高、ということではないでしょうか。 「絶好調」かどうかはわかりませんが、故障続きということもなく順調に運転されているから現在はキハ52で問題ないと会社が認識しているのではないかと思います。
お礼
お返事ありがとうございます。 >キハ120だと3両では不足、かといって4両以上配置すればかえってコスト高 ↑この考え方は面白いと思いました。私はJR東日本の地域に住んでいますが、JR西日本というのは特にコスト意識が高いようですね。
お礼
お返事ありがとうございます。 キハ120のような小型な車両でも1両8000万円ですか・・・。 大糸線の収支でこれを取り戻すのは、至難の業でしょうね。 あと、さっき読んでいた雑誌で偶然見つけたのですが、3年前の夏に、大糸線のキハ52を置き換える目的で、キハ40を入線させて試験を行ったらしいですね。 しかし、1エンジン車だったために空転が多発して、計画は白紙に戻されたと書いてありました。 JR西日本も、このままでいいとは思っていないようですね。ただキハ40を出してくるあたりは、お金をかけたくないというのが見え見えです。