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DRMフリー・・・商売になるの?
EMI、全楽曲を「DRMなし」に、というニュースがありました。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/02/news099.html (1) 友達にどんどん楽曲をコピーさせる人が出てくるような気がするのですが、商売になるのでしょうか?(まあ、いままでもそういう人はいたのでしょうが・・) (2) インターネットが普及して、だんだん、音楽をつくるアーチストが著作権料で儲けることができない世の中になってきている気がしますが、どういうビジネスモデルを考えているのでしょうか?(つまり、アーチストが曲を作るインセンティブをどうやって維持するのか?)
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貴方の仰っている危惧を完全に封じ込めようと思ったら、PC自体に備わっているコピー機能を無くさない限り成立しない話だと思うのですが、そんな事が実現可能でしょうか? 違法コピーの問題は、今に始まったわけではなく、アナログの時代からあり、デジタルに移行した事で多少楽に出来るようになった程度です。 いたちごっこになるかも知れませんが、この先新たな技術や法的な仕組みが出来上がる可能性も十分有り得ますので、現時点の状況のみで比較して「売れなくなる」と結論付けるのは無理があると思います。 もっとも、貴方にとって既存の手段でなければ、音楽を心底楽めないというお考えが元にあった上での質問でしたら、仮にEMIが儲かったとしても、今後益々居心地が悪くなると思われますが・・・。 (ビジネスのセオリーとしては、完全に違法行為が無くならなくても、会社自体の利益が確保できる手段があれば、そちらを優先するはずだと思いますので。)
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- t78abyrf9c
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>コピーの可能性自体や、いたちごっこのことは全く議論していません。 ふと思ったのですが、このサイトでは議論が削除対象になってますよね。 http://service.okwave.jp/community/guide/manner_2.html 私もミスリードをしてしまったかも知れないと感じてますが、先の返答でEMIの大まかな狙いが出ていたかと思いますので、これ以上話を続けていても議論色が強まるばかりで平行線を辿るだけだと思います。 少なくもと現時点では、EMIを含めて先々のビジネスモデルが明確に見えている所は無いと思われ、どこも試行錯誤の状態ではないかと感じます。 そして、この場では議論が削除対象になりますので、ここで一旦締め切って頂き、より深めたい場合は、他の場で追及された方が宜しいかと思います。
補足
※すみません。「全く議論していません」ではなくて「全く書いていません」ですね。 >これ以上話を続けていても議論色が強まるばかりで そうですね。大事なところは出尽くしたような感があります。おかげさまで自分自身の疑問もよりクリアになりました。 #12の補足に書いたことが私の疑問を一番明確に表していると思います。 そして、EMIの立場は、#9の回答で教えていただいたページに端的に書いてあるとおり、 > Eric:違う。われわれは「消費者を信用する」立場をとる。 これですね。 地球レベルの情報共有へ向かうインターネット時代に対応した、新しいビジネスモデルを考えているのかと思っていたのですが。 たとえば、(いい例ではないですが)TV番組・ラジオを我々はタダで見ることができますが、放映権・広告等でビジネスになっています。けど、音楽の場合はなかなか難しいですね。 ありがとうございました。 いろいろ明確になりました。
- mackid
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#4です。 >・「DRMフリーで買う」と「友達からタダでコピーさせてもらう」 を比べるわけではなく、 それを比較する意味がありません。企業にとっては今より売上が上がるか、利益はどうか、が問題なのですし、欧米の経営者は短期での結果を重視しますから、背に腹は替えられない、というのもあるでしょう。 >(1)曲の購入からすべてオンラインで行い、 >(2)しかも、メッセンジャー等でファイル転送をする ような時代になったとき、「曲を売る」という行為がビジネスになるのかな、と思いました。 (1)の部分でビジネスになればいいわけでしょう? 結局は(2)をつぶす手段を考える方向に行くと思いますし、今の段階で「このままではビジネスにならなくなる」と考える必要はないと思います。
お礼
訂正です: (2)が普通になれば、(1)をする人はゼロに向かいますよね。最初の購入者を除き。
補足
>(1)の部分でビジネスになればいいわけでしょう? (2)が普通になれば、(1)はゼロに向かいますよね。最初の購入者を除き。 > 結局は(2)をつぶす手段を考える方向に行くと思いますし そうなるなら全く問題ないですね。
- tiltilmitil
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「好きなものにはお金を払うべきである」という考え方の人間も少ないわけではありません。アーティストに還元しないことには、次のものが出てくれるのかわからないですから。
補足
そういう人だけに期待しているのなら確かに問題は起こらないですね。 しかし、Windowsメッセンジャー等で、ほとんど「メールを送る感覚」で大容量ファイルを友達に送ることができるような時代になった時( http://tinyurl.com/3byfo2 )でも、「友達にもらわずにちゃんと買わなきゃ」という人ばかりなら、確かに問題は起こらないですね。 自分くらいの年齢になると100円にしろ1000円にしろ、ほとんどあるかないか分からない金額なので、多分、最初に見つけたのがEMIのサイトならそのまま買ってしまうと思いますが、ポピュラーミュージックを一番購入する中高生だとどうなんでしょう。
- t78abyrf9c
- ベストアンサー率47% (3029/6402)
追記です。 ↓のページで、ロンドンでの質疑応答の日本語訳が読めます。 http://japanese.engadget.com/2007/04/02/emi-jobs-drm/ ↓のページでは、「価格設定のバランスの良さ」を指摘しています。 http://journal.mycom.co.jp/column/svalley/218/ ↓のページでは、日本市場についての言及もあります。 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0403/hot475.htm
補足
情報ありがとうございます!ひととおり目を通しました。 結局のところ、EMIに、ネット時代に対応した新しいビジネスモデルがあるわけではなく、 > Eric:違う。われわれは「消費者を信用する」立場をとる。 これに尽きるわけですね。 Windowsメッセンジャー等で、ほとんど「メールを送る感覚」で大容量ファイルを友達に送ることができるような時代になった時( http://tinyurl.com/3byfo2 )、これで通用するのでしょうか・・。 例えば、メール友達が持っている楽曲ファイルを、EMIのサイトに行って購入してくれる中学生は何割くらいなのか・・。
- t78abyrf9c
- ベストアンサー率47% (3029/6402)
↓の記事に、EMIが今回の決断を下した主な理由が書かれてます。 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/04/03/15286.html 一部を抜粋しますと、 >1月にEMIは1つの実験を行なったという。同じ楽曲に対してDRMフリーで高音質の楽曲にはプレミアム価格を付け、標準音質でDRMありの楽曲とどちらがより多く売れるかを比較した。その結果、消費者は10対1の割合でDRMフリーを選んだという。この実験はEMIがこの決断を下す1つの大きな節目となった。 との事です。 なお、日本のEMIは「検討中」との事です。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/03/news088.html
補足
その実験の内容は、質問の趣旨とは無関係です。 EMIの実験は、 ・「DRMフリーで買う」と「友達からタダでコピーさせてもらう」 を比べるわけではなく、 ・「高音質DRMフリーで買う」と「標準音質DRMありで買う」 を比べているのですよね。
- t78abyrf9c
- ベストアンサー率47% (3029/6402)
>では、アーチストは著作権料以外で生活の糧を稼いでいるのでしょうか? まともに著作権で稼げる人は、ほんの一握りであり、殆どはライブや副業などで稼いでいるでしょう。 CDさえも出せない人の方が圧倒的に多いはずですです。 それでも、伝えたいという思いが強い人は、採算度返しで活動を行ってます。 全てを性善説で片付ける気は無いですが、今回のEMIの決定は、音楽活動を行う人全体を取り巻く状況からみれば、ほんの一握りの人を対象とした事でしかないように思います。 そういう人たちは、それに見合ったビジネスモデルを確立すれば良い事であって、受け手のみである私たちが必要以上に危惧する問題ではないと考えます。 そもそも、経済的な見返りが無ければ誰も発表しないという考え方に立てば、音楽に限らず、無料で閲覧可能なホームページやブログでさえも個々人が発信しないはずです。 私自身も、この場で返答した所で経済的な見返りは何もありません。 ですが、それでも返答しているのは、このような行為を行う事で世間との関わりを実感する面があるから行うのであり、音楽を発表する人も、それによって私がこの場で行う行為と似通った実感を得られるから音を発信するのではないかと思うのです。 それが大多数に支持されれば、結果として利潤に繋がるのであり、初めから利潤追求で事を始めた所で何の確実性も保証されていないのが、創作活動全般に言える事ではないでしょうか? 創作活動自体とマネージメントの問題を一緒くたにして考えてしまうと、少々無理がある議題だと思います。
補足
#6のお礼にも書きましたが、ここでの質問は、 ・採算度外視のライブハウスアーチストについて、ではなく、 ・EMIについて です。 EMIが採算度外視の創作活動のサポートを目指しているのなら、今回のEMIの決定には何の疑問もないのですが・・
- t78abyrf9c
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(2)については、誤解があるのではないかと思います。 ネットが普及する以前から、著作者が著作権料では余り儲からないビジネスモデルになってたと思います。 なので、著作権の保有期間を出来る限り延長させる事で帳尻を合わせていったと考えられます。 著作者・製作者自身が仲介役を通さず直接販売すれば、分け前の比率も高まるはずですから、DRMを付けなければ儲からないという事にはならないはずです。 極端を言えば、発表したい意識や衝動が大きい人であれば、無料でも発表するはずですから、ネットでは一律幾らという売り方よりも、曲によって送り手と受け手が自由に価格設定出来たり、著作権の扱いに関しても個々の楽曲で自由に設定出来るようなビジネスモデルが理想的ではないかと感じてます。 ちなみに、坂本龍一氏も「DRMは早くなくして欲しいな。」と発言されてます。 http://www.apple.com/jp/articles/interviews/sakamotoryuichi/
お礼
おっしゃりたいことが分かりました。ありがとうございます。 質問の意図としては、アーチストが受け取るのは著作権料でも直接売り上げでもどちらでもいいです。 つまり、 ●Windowsメッセンジャー、Foldershare等で、ファイル共有が普通になる時代がすぐ来ている http://www.ariel-networks.com/blogs/tokuriki/2006/02/windows_live_messenger_beta.html このような状況で、 (Q1) DRMなしの楽曲ファイルをダウンロード販売すると、売り上げが激減するのではないでしょうか?(売り上げがないので著作権収入はもちろん出ない) (Q2) EMIはどういうビジネスモデルを考えているのでしょうか?(つまり、アーチストが曲を作るインセンティブをどうやって維持するのか?) ということです。
補足
>著作者が著作権料では余り儲からないビジネスモデルになってたと思います。 では、アーチストは著作権料以外で生活の糧を稼いでいるのでしょうか? >曲によって送り手と受け手が自由に価格設定出来たり、 >著作権の扱いに関しても個々の楽曲で自由に設定出来るような >ビジネスモデルが理想的ではないかと感じてます。 それはそう思います。
DRMがあるせいで開拓できない消費者の総体が、DRMをなくして開拓できなくなる消費者の総体より大きいと判断したのでしょう。 CDからのリップが可能な現状では、その判断が間違っているとはいえないと思います。 共有が手軽だ、とおっしゃっていますが私にはとてもそうは思えません。 1.ある程度の知識が必要である。 2.おかしなウィルスにかかる危険性がある。 3.HDが早く痛むらしい→HD代がかさむなら音源買った方が安い。 4.電気代もばかにならない。 5.そこまでしても欲しい曲が手に入る確約はない。 そんな感じなので私は共有とかってやってないです。なんかこうハイリスク・ローリターンで。 音楽を消費する世代はどんどん入れ替わるので、次の世代が共有ソフトの使い方を覚える前に、配信で音楽を買う手軽さ・安全性に浸らせてしまえば、共有なんて流行らないと思います。 自分がそういったことを勉強する時間を時給換算して、買った方が安かったら買いますしね。
補足
>共有が手軽だ、とおっしゃっていますが私にはとてもそうは思えません。 今はそうですが、Windows のメッセンジャーの動向や、Microsoft が Folder Share を買収したことを考えると、共有が当たり前になる時代は、もうすぐそこ、といった感じだと思うのですが。 http://www.ariel-networks.com/blogs/tokuriki/2006/02/windows_live_messenger_beta.html
- mackid
- ベストアンサー率33% (2688/8094)
#2です。 >一回ダウンロードしてしまった後、それがネット経由でコピーされるのに制限が無くて大丈夫なのかなと思いました。 それはCDからでも同じです。今回のDRMフリーも、現状で音楽の9割がCDという形で流通してしまっている以上、音楽配信だけ制限しても無意味でしょう? という主旨です。それに手間はかかったとしても現行の音楽配信でダウンロードした曲をネットに流す事はできてしまうわけで、DRMは効果を発揮していません。 音楽配信にはいい面もあり、コスト優先で考えると売れそうにないからCDが出せない、というようなアーチストも曲を発表する場を与えられる事になります。 誰でも安価で手軽に曲が入手できるのなら、海賊版ビジネスは成立しなくなります。ですからあとは勝手にネット上でばらまく連中と、それを受け取る連中をビシバシ捕まえる手段が必要、ということになりますね。
補足
CDから音楽ファイルを取り出すには、 (1)CDを買うか借りるかしてきて (2)それをパソコンに入れてリッピングして・・・ と、多少の手間が必要です。 しかし、 (1)曲の購入からすべてオンラインで行い、 (2)しかも、メッセンジャー等でファイル転送をする ような時代になったとき、「曲を売る」という行為がビジネスになるのかな、と思いました。 音源を売ってもうける、というのが不可能な時代になるのではと。
- geimusoki
- ベストアンサー率12% (7/55)
そもそも制限が無くてもネット経由のコピーは違法行為です。 「DRMなし」にはしるのは、ひとりで何十曲も買ってくれるようなマニアを開拓するより、一人でも多く、iPodユーザーでない人間もiTunesに引きずりこむことが重要だからです。利益のためには分子(一人当たりの購入額)より分母(客の数)のほうが重要です。 >>つまり、一回ダウンロードしてしまった後、それがネット経由でコピーされるのに制限が無くて大丈夫なのかなと思いました。 今までも一回CD→mp3にされてしまった後それがネット経由でコピーされるのに制限はありませんでした。手軽さは全く同じです。 CDがよくて音楽配信で悪い理由がありません。
補足
CDから音楽ファイルを取り出すには、 (1)CDを買うか借りるかしてきて (2)それをパソコンに入れてリッピングして・・・ と、多少の手間が必要です。 しかし、 (1)曲の購入からすべてオンラインで行い、 (2)しかも、メッセンジャー等でファイル転送をする ような時代になったとき、「曲を売る」という行為がビジネスになるのかな、と思いました。 音源を売ってもうける、というのが不可能な時代になるのではと。
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お礼
いちおう補足しておきますと、実際に購入行為を行うのは 楽曲への欲求 > (A)コピーの手間 or (B)購入コスト の時で、上記はこれを前提として書いてあります。
補足
>違法コピーの問題は、今に始まったわけではなく コピーの可能性自体や、いたちごっこのことは全く議論していません。 問題は、「コピーの手間」と「購入コスト」の差、であるはずです。 もっと分かりやすく書きます (A)コピーの手間 と(B)購入コストを考えて、 (A) > (B) ならみんな楽曲を買うわけです。iTunes のコピー制限と販売金額はこの点でギリギリのバランスをとっていると思います。 今、ふつうの人にとって、(A)コピーの手間は結構あります。それは、一般人にとって、 ・ネット越しのファイル共有がそれほど一般的ではなく、また、 ・DRMがある からです。 しかし、ほぼすべての人にとって「(A)コピーの手間」がゼロに近づけば、(A)<(B)、つまり、購入する人が激減するのでは? という素朴な疑問です。 そして、コピーの手間がゼロに近づく、というのは、 (a) 楽曲がDRMフリーで、かつ、 (a) メールを送る感覚で大容量ファイルを友達に送ることができる ようになれば必然です。(cf. まもなく標準化する indowsメッセンジャー http://tinyurl.com/3byfo2)