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【ネタバレありかも】 荻原浩『神様からひと言』神様の正体は?
荻原浩『神様からひと言』で、主人公がジョンと呼んでいた神様の正体はなんでしょう? 「眼鏡のレンズにひびが入っていた」や「前歯がなかった」は何を表現しているのでしょうか? 読解力のない私にわかるよう、詳しく教えてください。 どうぞよろしくお願いします。
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わたしもNo.1さんと同じ理解でした。ホームレスのジョン、少し補足しますと・・・ (1)ラーメン店「げんこつ亭」の裏口に集まったホームレスたち(試作スープのモニター・裏営業の客たち)を見た主人公・凉平の印象として「哲学者を思わせる風貌の持ち主がめだつ。誰かに似ている、凉平はふとそう思った。」(文庫本329頁)とあること。 (2)自分自身もホームレスの経験があるラーメン店主・光沢のセリフとして「ホームレスも大変だよ。・・・略・・・縄張争いもあるし、イジメもあるしな。・・・略・・・・よく一人でぶつぶつ言っているホームレスがいるだろう。」(文庫本329頁)とあること。 (3)凉平とジョンが最後に逢うシーンで(ここでご質問の丸眼鏡の片方のレンズのひび、前歯がない描写がありますね)「ジョンに顔を近づけるとハムスターの巣箱みたいな臭いがし、髪からはしばらく洗髪していないのがわかる異臭がした・・・略・・・」 「(凉平が感謝のしるしに)コンビニ弁当を差し出した。・・・略・・・凉平はジョンが伸ばしてきた爪に垢のつまった手を握りしめた。・・・・略・・・神様はコンビニ弁当のほうが気になっているみたいだったけれど。」(414頁)とあること。 >「眼鏡のレンズにひびが入っていた」や「前歯がなかった」は何を表現しているのでしょうか? ⇒ ホームレス同士の争い(縄張争い、イジメなど)で眼鏡が割れ、前歯が欠けてしまったのかも(私の個人的な見解ですが)。 とここまで書いて恐縮なのですが、とてもやぼなこと書いてしまったような気もします。凉平にとってジョンは最後まで「自分の神様」以外のなにものでもなかったのですから。誰にでもきっと「自分の神様」はいてくれるものだと思います。凉平にとってジョンがそうだったように。
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- r_kazuki
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こんにちわ。 随分前に読んだので、細部は不確かですが、 確か主人公の歌を聴きに来てくれるホームレスが神様、 と言うような設定だったと思いますが・・・。 ラーメン屋の神様が、閉店後にやってくるホームレスだ、 って話が出てきますよね。それと対応しているのかと思っていましたが; うる覚えなので間違っていたらすみません。
お礼
主人公と何か個人的なつながりのあるホームレスかなと思ったのですが どうやらそういうことではなさそうですね。 一般的にラーメン屋さんの神様はお客様と思いがちですが 必ずしもそうとは限らないのですね。 なるほど、おっしゃるとおり対応していますね。 どうもありがとうございました。
お礼
主人公と何か個人的なつながりのあるホームレスかなと思ったのですが どうやらそういうことではなさそうですね。 レンズや前歯はなるほど、そう考えられますね。 とてもすっきりしました。 どうもありがとうございました。