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3Dメガネの仕組み
3Dメガネの仕組み 先日、アリスワンダーランドを見ました。手元に、サングラス風の3Dメガネがありますが、反対側から自宅の液晶TVを見ると真っ黒になり、何も見えません。一体、このメガネのレンズの正体は何なのでしょうか? 因みに、3D対応TVなどの話をよく聞く様になりましたが、あの、ボケた様な映像(3Dめがね未着用時)と、3Dメガネがあれば、3D対応TVでなくても、3Dとして見えるのではないでしょうか?
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Q/一体、このメガネのレンズの正体は何なのでしょうか? A/立体視眼鏡にはいくつかの種類があるのはご存じですか? 昔子供のおもちゃの付録や、各種博覧会のパビリオンで使われたのは、懐かしの赤青セロハンを使ったアナグリフと呼ばれる立体視眼鏡です。 これは、赤色と青色の光を左右異なる色の眼鏡で透過させ、同じ色の部分を一方の目から見えなくすることで、像の異なる映像を左右の眼に認識させ画面から飛び出た立体映像を作るという簡単なしかけでした。撮影する映像は2種類の異なる方向から撮影された映像を利用し、それを重ねる形でスクリーンに投射することで見るときにアナグリフ対応の眼鏡を掛けると飛び出て見えるのです。 それを応用し、左右で違う像を結ぶ画を見るという点には違いはありません。 その方式には、アナグリフの延長線上にある分光方式、一般に劇場で利用されることが多い偏光方式(光を偏光フィルタを搭載した眼鏡を使って左右別々に特定の方向のみに振幅する光のみに分離し左右で異なる像を結ぶ仕組み)、テレビで主に使われるのがフレームシーケンシャルを利用できる液晶シャッター方式となります。 劇場では、分光と偏光方式が主に使われ、液晶シャッター方式も普及し始めています。 ちなみに、3D対応のテレビというのは映像がぼけているのではなく、リフレッシュレート30Hz/60Hz/120Hz(毎秒で30コマ、60コマ、120コマのいずれか)で1コマ置きに右目用の画と左目用の像の異なる画を交互にテレビに表示しています。人間の眼は高速で描写していると前の像と後の像の違いを識別できないため、像が重なっているように見えるのです。(決して像がぼけているわけではなく、別々に異なるポジションから撮られた画が映っているだけです) 眼鏡は、その情報を専用の送信機を介して受診し、高速で眼鏡の液晶シャッターを左右交互に降ろすことで、眼鏡を掛けている視聴者は、立体映像として画面の映像を識別できるようになるのです。そのため、テレビで利用されるフレームシーケンシャル方式の立体視眼鏡は、電池式のシャッター方式が現在は主流です。 その上で質問の回答をすると、 Q/一体、このメガネのレンズの正体は何なのでしょうか? A/偏光眼鏡です。特定の振幅を持つ光を透過するようになっていますから、普通のサングラスやテレビ用の3D眼鏡としては使えません。また、同じ偏光方式でもいくつか仕組みに違いがあり劇場によって今回利用した偏光眼鏡は使えない場合があります。 Q/あの、ボケた様な映像と、3Dメガネがあれば、3D対応TVでなくても、3Dとして見えるのではないでしょうか? A/基本的には3D対応を明記した機器以外では見られません。3Dは高速描写が可能なディスプレイと、2種類の映像を同時出力できる3D技術に対応した画像処理回路(簡単に言えば2Dの2倍の処理能力と出力帯域がある映像回路)、そして裸眼3D対応ディスプレイでなければ、ディスプレイの3D技術に対応した眼鏡が必要となります。
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- u-bot
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多分そのメガネは円偏光フィルターです。 3Dを見るには左右の目に正しく左目用の映像と右目用の映像が入らなければなりません。 既存の液晶TVにはその機能がありませんので3Dを視聴することはできません。 なお液晶TVから発せられるのは直線偏光の光です。 真っ黒になったのは円偏光フィルターで直線偏光の光が遮られたのだと思います。 ------------------------- 過去に液晶シャッター方式の3Dゲームがありました。 (ファミコン 3Dシステムで検索すると出てきます) これは既存のテレビを用いるものでしたがチラツキが酷く直ぐに廃れました。 今回パナソニックやソニーから発売されるのは同じ液晶シャッター方式ですが、TV側の表示速度を2倍にしてチラツキを低減しています。
- PXU10652
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3Dと言っても、あのアバターでも4種類の方式があります。↓ http://itsa.blog.so-net.ne.jp/2010-01-15 3Dの方式が違えば、3Dメガネがあっても3Dには見えません。特に家庭用は今のところ、XpanD方式しか無いので、3D対応テレビ&専用メガネがない限り、正しく見れません。