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マリーアントワネットを見た方にお伺いします
ソフィアコッポラ監督のマリーアントワネットは、もう上映している映画館も少なくなっていますが、見たかったので今からでも行こうかと思っています。 この映画について、ベルバラの作者の池田理代子さんはあまり評価をしていないようなのですが、その理由が思い当たる方がいらっしゃったらご意見ください。 池田理代子さんの主観なので、好き嫌いは個人的にあって当然と思いますし、映画の価値とは無関係なのは承知の上です。 私自身は歴史的、衣装史などが好きです。が、残虐な場面があまり出てくるのは辛いというのもあります。 よろしくお願いします。
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こんにちは。 >その理由が思い当たる ・・・というのは池田さんに成り代ることはできないので想像するに過ぎませんが 映画ではマリー=アントワネットの愛人だったフォン・フェルゼン伯の存在が希薄です。人生における通りすがりのボーイフレンド、といった感じで、あまり身を入れるに値する恋愛ではなかったかのように描かれています。 この点について史実がどうであったか、私は存じませんが、少なくとも「ベルバラ」とは大きな隔たりになるかと思います。 映画自体は、ちょっと(かなり?)いいやつの女の子が宮廷に嫁ぎ、厭なことも多々あったが、気の合う友達と遊びまくっていたら、アラ、革命に・・・という感じで、この「普通の女の子」感を好きになれるか、好きになれないかで評価が大きく分かれるのではないでしょうか。
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- howdoyoudo
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こんばんは。 私も先に回答のみなさんと同感です。 たしかに、酷評されてたみたいですねー。 マリーは、オーストリアから嫁ぐときには飼い犬との別れにべそをかいているような少女でしたね。 一方の王子も結婚してもまったくマリーに手を出さずにおびえている始末でした。 ただ、ラストで、革命で民衆が押しかけてきた場面では、その王子もマリーも国を治めるものの面構えになってましたし(ここは、役者だのーと感心しました。)、最後の食事のシーンかパリに向かう馬車の中のシーンで国王とマリーが手を携えるシーンがあったと思いますが、無言のなかにも夫婦の絆を感じさせる雰囲気を感じました。 たしかに全体でみると、映像の美しさにまず目が行く映画ですね。 ただ、自分としては、マリーの成長の変遷も感じられる映画でした。 ほめすぎかな?
お礼
状況が人間を変える、というのは確かにあると思います。激動にのまれた幼い国王夫妻が精神的に変化していく部分がみえるとすれば、人間的な側面もうまく折り込んだ映画なのだと思います。おもしろそうですね。
- bari_saku
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他の方とかぶりますが、大河ストーリーを期待していらっしゃるなら、やめた方がいいと思います。 でも、ちゃちなセットではなく、ホンモノを使ったシーンのオンパレードですので、映像クリップとして見るなら、一見の価値はあるでしょう。
お礼
大河的なストーリのおもしろさは、ベルバラでかなり味わってましたし、それも誇張したものであることを承知で楽しんでいました。ホンモノの映像はやはり期待大です。
- TINK1206
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(*少しネタバレです) マリーアントワネットを見ました。 私の感想は映像が綺麗ということです。 内容に関しては…うーんと言った感じです。 たぶん池田理代子さんは内容に関してあまり評価していないんだと思います。 歴史的、衣装史などが好きなら楽しめると思います。 映像は本当に素晴らしいです。 ある意味芸術を見に行く感覚で 内容には期待しないで行ったほうが楽しめると思います。 残酷な場面はそんなに多くないです。 ラストに少しだけあると思いますが…。 私はこの映画を見て もっとフランスが好きになったし 更に宮殿などに興味が出ました。
お礼
映画のよさの一つは、歴史ものなどは、自分の生きてきた中の想像力では絶対に補えない描写が一目でわかるということだと思います。本を読むのも好きですが、それでも衣装のリボンのひだ一つにしても想像できないものですものね。ありがとうございます。
- uskt
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池田理代子さんの史観は、運命と時代の波に翻弄されながら、自分に目覚めていく(あるいは自分を見失っていく)というのが基軸になっているように思います。 マリー・アントワネットも、最初は何もわからなかった子どもが、フランス革命の荒波を経て、女王の誇りを持って死んでいくという描写になっていますし、史実的にもそういう部分が大きいことは確かでしょう。 一方で、ソフィア・コッポラ監督のマリー・アントワネットは、彼女が革命を迎えるまでの様子を、切り貼り的に描いて、さまざまな事象を取り上げながら、どのように革命を迎えたかを描いています。 しかし、この映画も、マリー・アントワネットが自分の生活をどのようにとらえ、どのように革命を迎えたのかが、実感としてわかるように描かれていて、秀作だと私は思いました。 物語的に美しいのは、池田理代子さんの描き方でしょうが、映像としてマリー・アントワネットと追体験できるのは、ソフィア・コッポラ監督の映画、ということになるでしょうか。
お礼
物語的、映像的、というとらえかたはわかりやすい説明ですね。ありがとうございました。映像、期待しているのでやはり遅まきだけど行きたくなりました。
お礼
monyo213さんの説明、「ちょっといいやつの女の子が宮廷に嫁ぎ、厭なことも多々あったが、気の合う友達と遊びまくっていたら、アラ、革命に・・・という感じで」この説明は、実は私自身、マリーという女性はそういう人だったんじゃないかな、と思っている部分があるので、とても納得です。もう50年か100年あとに、プチブルジョアみたいないいところのお嬢さんに生まれていたら、上流階級の、世間知らずだけどかわいい社交界で人気の奥さんになっていたんじゃないかな、という気がします。普通の女の子のマリーアントワンット、おもしろそうです。やっぱり見に行きます。ありがとうございました。