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L/C付買取書類提出後のお金の流れについて

L/C付き買取書類を日本の銀行(negotiation bank)に提出後、書類が無事買い取られれば、4,5日後にnego bankから入金されるので、ここで輸出者側ではすぐに代金回収が済み、同時にnego bankは輸入地の銀行(opening bank)に支払いを依頼し、これで銀行側で代金の回収が済む、と思っていたのですが、この解釈はどこか間違っていますでしょうか?といのは、つい先日、LCにある船積日より2,3日船積みが遅れる事態になってしまい、上司に「どうにかAWB上に船積日を入れないようにしてもらって買取に出せないのか」と聞いたところ、上司からは「それだと実際の船積日を知ってる輸入者が何かしら文句を付けて代金を払わないと言ってきた場合、回収できない可能性がある」と言ったのですが、でもこちらは先に買取銀行から支払われるのに何でこのようなことを言うのだろう?と思いました。どちらの解釈が正しく、又間違っているのでしょうか?本を読んでもどれも同じような説明ばかりで結局わからなくて、どなたかにご指摘いただきたいと思い、書き込ませていただきました。 あともう一つ、例えば買取銀行が発行銀行からお金をいつまでも回収できなかった場合、輸出者には何かペナルティーはあるのでしょうか? ご回答していただける範囲で結構ですので、へたな質問文で恐縮ですが、ご回答よろしくお願い申し上げます。

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回答No.2

「最終船積日を過ぎても何とかNegoする方法」は取り敢えず措いておいて、 >>でもこちらは先に買取銀行から支払われるのに何でこのようなことを言うのだろう?と思いました。 に関してお答えします。先に買取銀行から入金されても、輸入者側が結局支払いをしてくれず、UNPAIDの意思を伝えてくれば、一旦入金された代金は銀行に回収されてしまいます。上司の方がおっしゃるのはそのことです。所謂国内手形の「不渡り」ですが、国内と違うのは、半年経ってからでさえ回収されてしまう可能性はあり、油断できないということです。 >>あともう一つ、例えば買取銀行が発行銀行からお金をいつまでも回収できなかった場合、輸出者には何かペナルティーはあるのでしょうか?  ペナルティではありませんが、買取銀行は先に入金していた(貴社に融資していた)訳ですから、UNPAIDを喰らって回収されるまでの金利が徴収されます。  という訳で、「最終船積日を過ぎても何とかNegoする方法」としては、No. 1の方がおっしゃる方法が良いでしょう。私がよくやるのは、輸入者に船積日が遅くなったが支払ってくれるか伺いを立て(具体的にはその依頼状に輸入者のサインを入れてFAXでいいので返送して貰い)、それとL/GをつけてNegoするという方法です。実はこの輸入者の了承サイン付き依頼状はあってもなくても大差はないのですが、一応ということで。  尚、L/G付き買取は、「銀行にとっては取立と同じ」という目で見られるのが原則です。  これらがどうしても嫌ならamendして貰うしかありませんが、当初の最終船積日を延ばしたamendをしてくれるくらいなら、「日を過ぎても支払ってくれる」よう約束を取りつける努力をしたほうが、銀行手数料が余計にかからずに済むでしょう。

yukityon
質問者

お礼

ご回答どうもありがとうございました!的確にご回答いただき、疑問が解けて、とてもすっきり致しました。一旦入金された代金が、半年経とうとも回収されてしまう可能性があるとは、結局口座は買取銀行にあり、何らかの理由で輸入地でunpaidの場合はビジネスなんだし回収もありなのかなと、ちょっと思っていました。支払いというよりは融資なんだな、と改めて勉強させていただました。ペナルティの件は、そういえば買取入金の後、金利徴収の書類が送られてきたケースがあったことを今思い出しました・・・L/Gの件も、やったことはありませんが、実際のご経験を教えてもらい、とても参考になりました。

その他の回答 (2)

  • hakkoichiu
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回答No.3

No.1です。  礼欄のご投稿拝見しました。 先ずNo.1回答で不注意な間違いがありました。 終りから三行目の”発行銀行”を「通知銀行」に訂正お願いします。  混乱を招きごめんなさい。 1)ディスクレに対するL/Gを差し入れて買取された場合、 為替手形名宛人Draweeが支障なく決済(引受)した場合には通常の銀行手数料以外はかからないと思います。 2)ディスクレがあるが発行銀行に買取しても良いか電信問合せて、OKの返事が来たとき、 ー 買取銀行が打電した電信料金と、銀行によっては手間賃合わせてをとります。 ー 発行銀行からの請求があれば、発行銀行返信電信料金も課せられます。 ーーーーーーーーーーーーーーー 蛇足ですが、No.2のご回答者が仰るように、荷為替手形の銀行”買取”と呼んでいますが、実際はB/Lを担保に銀行が貨物代金を「融資」することです。

yukityon
質問者

お礼

追加の質問にお答えいただき、また訂正いただきどうもありがとうございました。大変参考になりました。後になって発生した支払では時々問題になるときがあるので、気になるところでした。

  • hakkoichiu
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回答No.1

貿易屋(輸出者、Shipper)としての認識です。 荷為替手形買取後、 L/Cのリンバース(Reimbursement)条項に従って、買取銀行は発行銀行から 買取金額相当額の回収を受けます。  個々の場合によりますが、例えば買取銀行のロンドンかニューヨーク支店にある発行銀行名義の預金口座から引き落とす等。 次が重要なのですが、 1)単なる取消不能信用状(Irrevocable L/C)、 発行銀行が倒産その他の理由で支払不能になったとき、買取銀行は輸出者Shipperから買取金額を取り立てて回収します。  このことをリファンド、リファンドする(Refund)と言います。 2)取消不能確認信用状(Confirmed Irrevocable L/C) 通常は発行銀行が「確認」"Confirm"してConfirmed L/Cにします。 このL/Cなら発行銀行が倒産しても(確認した)通知銀行が支払に責任を持ちます。 ーーーーーーーーーーーーーーー "Late shipment" L/Cの船積期限よりB/L dateやB/L上の"Shipped on board on (船積日)”が遅れたとき、買取銀行は輸出者との関係によって ー 輸出者の保証状L/Gurantee差し入れ条件で買い取る、 ー 発行銀行に電信で「買い取っても良いか否か」を問合せてOKの返事が来れば買い取る。   (ケーブルネゴと呼ぶことがある。) ー 買い取らずに取立にまわす。 (輸入者の手形決済後、輸出者へ支払) 等の処理をします。 余談ですが、船会社によっては頼めばB/LDate、B/L上の船積日を遡って発行(俗に言うバックデート)してくれるところもあるのではないでしょうか。 ーーーーーーーーーーーーー 以上は原則ですが荷為替手形買取約定、担保差し入れ等の発行銀行との取り決めで事情が変わるかもしれません。 たどたどしい説明で御理解戴けたでしょうか。 

yukityon
質問者

お礼

早速ご回答いただき、どうもありがとうございました!船積期限が過ぎた時の対応もご説明いただき、とても参考になりました。 また、質問があるのですが、例えば、何らかのディスクレがあってL/Gやケーブルネゴにする場合、費用はかかるのでしょうか?(ケーブルネゴは、電信通信費?みたいのがかかりそうですね・・・)もしよろしければ、今後の参考のためにぜひ知りたいので、もしご存知でしたらご回答いただけたらと思います、よろしくお願い致します。

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