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歌舞伎、助六に出てくる通人・里暁について

歌舞伎の『助六由縁江戸桜』で、助六が兄(白酒売)と友切丸を探すために吉原で通る人に喧嘩をふっかけて刀を抜かせるシーンがあるんですが、その時町人(おそらくボンボン。故・松助丈の当り役でしたね)がいい味を出してますが、あの町人の名前を見ると筋書きには『通人・里暁』と書いてあります。この読み方が何だったっけ~~??と悶々としております。どなたか正しい読み方をご存知の方、どうかこの悶々をすっきりさせてくださいm(_ _)m御願い申し上げ奉りまする。

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回答No.1

役名はあるけど、舞台で呼ばれることのない名前ですよね。 「十六夜清心」の俳諧師白蓮(これも舞台上で名前は呼ばれない)が「びゃくれん」か「はくれん」か一時統一されていなかった、というのと同じ方向性の問題だと思います(今は「びゃくれん」で定着しているようですね)。 で、里暁はとくに複数の音読みもないですから、普通に「りぎょう」でいいのではないでしょうか。 あと「通人」は、金持ちのボンボンというか、遊びっぷりはジミめだけど年季が入っていて遊び上手な30~40くらいの男、というイメージのほうが近いかなと思います。 いわゆる」ボンボン」ですと末社「取り巻きの幇間たち」が付いて来るのが通例ですから、ひとりでフラフラ歩いている彼はそんなにお金持ちではないと思います。もちろん貧乏ではないですが(笑)。 「通人」はそれなりの教養や芸事にも通じていないとそう呼ばれませんので、あまり若いヒトはいないのです。 って関係ないこと書いて申し訳ありません。

yujiroki
質問者

お礼

有難うございます。m(_ _)mなるほほど、りぎょう ですね! 全くの素人ですが今時代小説を書いているんです。里暁のような通人を登場させたいのですがどういう松助丈の里暁は私には若いボンボンというイメージだったんですが、芸事に通じている中年という役なんですね!勉強になりました。やっとスッキリできました。ありがとうございました。