コメントいただいたので、いくつか回答に補足します。
> 時間計測係が居るということは、必ず時間内に説明を
> しなければならないということですよね。
時間計測係はベルを鳴らすんですが、
1. 5分でベル1回(あと5分で説明終了)、
2. 10分でベル2回(説明終了、質疑応答開始)、
3. 15分でベル連打(質疑応答終了=発表終了)、
といった感じで鳴らすのが一般的だと思います。この方式なら、時間がわからなくなることはそれほど心配しなくていいかもしれません。心配であれば、アナログ式の卓上時計を目の前に置くと良いかもしれません。
発表はぶっつけ本番でなくていいし、家や院生室で繰り返し練習してくる人もいます。緊張してあがってしまうと早口になる場合ならゆっくり話すよう留意すればいいし、工夫しだいでだいぶ良くなると思いますよ。やはり同期の院生は人の話を聞く余裕はないでしょうから、数名の教授たちの相手だけしていればいいと思います。それに、ほんとうに発表者側が手詰まりになれば、司会者か質問者自身が助け舟を出してくれるはずです。
> 常時に20人前後も参加するなんて、すごい多いのですね。
> 参加者は、先生2,3人と同じゼミの人だけだと、すごい勘違いを
> していました。
修論の口頭試問であれば、「主査(指導教授)+副査2名程度」対「修論執筆者」でこじんまりと行われます。が、発表会は学会発表を想定するため、規模は比較的大きくなります。実際、書き上げた修論を一生懸命練り直して、学会誌に応募→...→学会発表という人も中にはいるでしょうから、練習をさせておこうということですね。
> 私は毎回こういった人前に出る時は必ずこういう感じす。
> そのため恥をかくことが多く、家に帰ってから泣くことも
> よくありました 笑。
最近どこかの研究者の卵向けの文で読んで私も驚いたのですが、「学会発表は恥をかくために出るんだ」そうです。人前で発表して、いろいろけちょんけちょんに指摘されて、赤っ恥書きながら、次の論文のヒントをもらう、と。恥ずかしさは授業料みたいなもののようです。まあ、無料で恥はかけるわけですから、恥をかけばかくほど論文のヒントがもらえてお得なのかもしれません。
(私は怖がってばっかりでもったいないことをしました。そりゃあ、始めから一人で上手に発表や研究ができる人なんていませんものね。)
(恥をかくことですが、普段の学習/研究にも共通して言えるかもしれません。大学院生だから自主的に調べろと怒る先生や院生仲間もいるかもしれませんが、こちらも多少準備した上であれば、ちょっと図々しいぐらい質問させてもらってかまわない気がします。煙たがられたらひとまず謝ればいいでしょうし。)
> それから学会についても教えてくださいましたが、学会へは
> 自由に参加することができるのでしょうか?
これは、学会によるのではないかと思います。大学院生でも正会員の紹介がないと入会できない場合も(たぶん)あります。この辺の手続きについてはイメージをつかめるよう、以下を参考に挙げておきます。
認知心理学会 入会申し込み
http://cogpsy.jp/nyukai.html
> それとも事前に予約をしなければならないのでしょうか?
> どうやったら学会の日程がわかるのでしょうか?
これは、学会の「大会」のことですね。おっしゃるように、たいてい事前予約が必要です。(当日参加がOKのところもあるかもしれません。)申し込み時期が来ると、会員になっていれば定期的に送られてくる学会誌に同封、または別送で申込用紙(というか振込用紙)が届きます。これで、郵便/銀行振込で大会参加を申し込むのが一般的だと思います。非会員参加もOKの大会であれば、ネットで大会日程を公開していると思います。
学会については、これからお世話になる指導教授の(有り体にいえば)縄張りとの関係があると思うので、教授に直接、または先輩院生、助手さんに、どこの学会へ入会すべきか、いつ入会すべきか、あと手続き等々教えてもらうのが手っ取り早く、かつ確実です。(ひょっとすると、大学院のサイトの教授のプロフィールに所属学会が書いてあるかもしれませんね。)
どれもこれも入ると年会費の合計が大変なことになりますので、注意が必要です。また、同じ学会でも、年によって大会の日程・場所は違うことが多いです。全国的規模の学会であれば、一昨年は福岡、去年は愛知、今年は東京、といった感じで大会開催地が移動します。研究室の方針で特定の学会の大会には強制参加、というようなことがあれば、大会参加費(+懇親会費)+交通費(+宿泊費)が発生します。これも要注意です。
まとめるのがどうにも下手で、毎回長文の回答になってしまってすみません。
私は通信制の院ではなかったので、dekirughさんの事情は手探りでしかわかりませんが、参考程度には回答できるかと思いますので、必要があれば引き続きお気軽にお尋ねください。
お礼
今回もまたご丁寧に解説してくださりありがとうございます。 時間計測係がそうやってベルを鳴らしてくれると、わかりやすいですね。 やはりアドバイスをして頂いたように、事前に誰か相手になってもらって練習をしようと思います。 それからURLを貼って頂いたうえ、詳しく学会についても説明して頂いたので、すごくよくわかりました。 学会に入るにも、色々制約があったり、お金も掛かるようで、注意点を教えてくださって良かったです。とても参考になりますた! ここで色々と教えて頂いたおかげで、また少し院生生活について、わかってきました^^; それと >「学会発表は恥をかくために出るんだ」そうです。 このコメント以下ずっと、拝見して勇気がわいてくる感じがしました。ありがとうございます。 私にとっては、とても心強いコメントでした。 修論発表会以外に、学会や精神面に対しても、助言・アドバイスそして励ましてくださり、感謝します。 <早く締め切らないといけないのはわかっているのですが、時間の経過と共にまた質問が出てきそうなので、もう少しこのまま質問を開けさせてください。本当にすみません(><) >
補足
ご親切に、何度も質問に答えて頂きまして、ありがとうございました。 回答者様が、とても丁寧にそして何を聞いてもわかりやすく答えてくださる優しい方なので、私はそれに甘えてしまい、締め切らずにおりました。今後また質問できれば・・・と思っていましたが、なんだか独り占めにしているようなので(笑)、ちゃんと締め切ろうと思います。 何と御礼を言ったら良いのかわからないのですが、とても助かりました。 おかげで前もって発表会のことや他にも教えてくださったいくつかのことを知ることで、心に余裕ができました。 本当にありがとうございました。 それから励ましのお言葉、感謝します。