金融機関に勤務しており、以前、住宅ローンも担当したことがある者です。
> 一応、主人の会社自体は地元では名の通った会社ですので、普通に借りられる場合は企業バリューもあるので貸してくれると聞きました。
普通に借りられるのでしたら、もとより企業バリューには左右されることはありませんよ~。(「普通ならば借りられないけれど、企業バリューがあるので貸してくれる。」と言うならば話は別ですが。)
言葉巧みな人に騙されないように気をつけてください~~。
ちなみに、今は「普通ならば借りられない」人には、企業バリューだけで貸してくれる-という金融機関は多くありません(公務員もリストラを進めなければならない時代ですし、一流企業でもあっという間に転がり落ちる時代ですから)。
不動産業者やハウスメーカーの「提携住宅ローン」の方が、よほど無理が通ります。
建売住宅の物件価格が2,900万円ということでしたら、頭金50万円に2,850万円を借りて2,900万円…では購入できないことはご承知の上ですよね?
物件の取得に当たっては税金や手数料等が必要になりますし、さらに、住宅ローンを借りる場合は、そちらでも税金や手数料等が必要になります。
ですから、資金総額が2,900万円しかない-という場合には2,900万円の物件を手に入れることはできません。
諸費用として物件の1割程度、別途300万円以上は用意されていますか?
諸費用は別途準備されていて、物件に対する資金繰りだけ…ということでお話をさせていただきます。
まず、頭金が50万円しか用意できない旨を建売住宅の販売業者に伝えて、相談をしてください。
建売住宅ならば、引渡しと同時に資金を一括で支払う-というパターンでも大丈夫だと思いますが、業者によっては、税金関係の一部費用を「事前に現金で」という場合もありますので。
そのうえで、ついでに住宅ローンの相談もされるとよろしいでしょう。
ただし、別途ご自身でも住宅ローンの情報を集めるようにしてください。
購入を検討している建売住宅の近くにある金融機関を利用されることが望ましいと思いますが、インターネットなどでメガバンク、都市銀行などの情報も調べてください。
そして、「100%融資」を扱っている銀行等金融機関を探してください。
物件価格が2,900万円で2,850万円の借り入れならば、物件価格の100%近い訳ですよね。
金融機関によっては「建売住宅など土地の取得を含む場合は、物件価格の80%までを融資額の上限とする。」としているところもあります。
「フラット35」も、単独では物件価格の90%までしか融資は受けられません。
ですから、「100%融資を扱っていること」が条件になってきます。
> 銀行提携のキャッシング
という言葉の意味が分かりません。
口座のお金もマイナスになる-というのは、貸越機能付きの総合口座ですよね。
これを利用した借り入れ-ということでしょうか?
それとも、銀行系クレジットカードによるキャッシングですか?
それとも、カードローンですか?
> なるべく収入合算という形ではなく、主人だけでの借り入れはできますでしょうか?
収入合算でなくても、ご質問者さまが物件に持分を持たれれば、連帯保証人になるという形で住宅ローンに係わってきますので、この点も注意してください。
2,850万円借り入れ希望で申し込んだ場合ですが、先々のことを全く考えない条件でもよければ、ご主人の現在の年収だけ、年収420万円で返済能力を審査するならば、返済能力の点では「融資OK」の回答が得られると思います。
もちろん、住宅ローンの審査は、返済能力だけを見るわけではありませんので、返済能力に問題がないなら絶対OKでしょう-とは言えません。
また、金融機関サイドでは、現在は「年収の何倍までならば融資が受けられる」という見方はしません。
先々のことも考えて…ならば、#1さんが計算してくださっていらっしゃるとおりです。
個人的にはもう少し厳しく、「現在の生活水準を維持したまま、現在の手取り給与から毎月13万円を住宅ローンの返済に充てつつ」、#1さんが計算されている固定資産税の月割り分、住宅の維持・管理費の月割り分をプラスしてもOKならば…とみますが。
先々の返済計画を立てやすい「全期間固定金利」を選択する場合、その平均金利は、現在もう少し高めなので…。
先々までも無理がないパターンでシミュレートする場合は、「ボーナス返済なし」、「全期間固定金利」で設定してシミュレートされた方がいいんです。
> 維持修繕が10年で100万(少なめに見ています)
は、本当に少なめに見られていますよ。
私の家(戸建・築30年程度)は、先年、2度目の外壁の塗りなおし(10年に1度は必要)をしましたが、それだけで費用は100万円超でした。
固定資産税は、住宅ローン控除の分から…なんて考えないでくださいね。
なお、不動産業者等の提携住宅ローンですと「全期間固定金利型」は対称になっていないことも多いです。
「変動金利型」か「固定金利選択型」であることが多いです。
これらを選ばれた場合は、適用金利の低さに油断せずに、できる限り繰上返済により返済期間の短縮を図るようにしてください。
お礼
とても勉強になりました。私の考えが甘かったと思います。 いい物件が再度見つかるまで、一生懸命貯金をし、 もっとお金について勉強しようとおもいます。
補足
銀行系クレジットによるキャッシングです。 翌月1回払いしかできないものでした。 今まで延滞は一切ありません。