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法学部はなぜ難関?

理系は医学部が難関なのはわかるけどなぜ文系は法学部が難関なのでしょうか?弁護士になれる人はごくわずかでしょうし、民間企業に入るなら経済学や商学のほうが役に立つだろうし。法学を学ぶというのはどういうことに役に立つでしょうか?工学屋の僕に教えてください。

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  • subaru360
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回答No.5

かいつまんで言うと、法学部はもともと日本に資本主義が発達する前(正確には明治初年)に、役人(上級官僚や裁判官・検事など)を養成する目的で作られたからです。 「官尊民卑」という言葉があるように、その頃は三井あたりの大財閥でもまだ銀行業をはじめた頃は越後屋呉服店時代の「番頭」「手代」感覚が抜けず、行員は和服での勤務でした。したがって、上(天皇)から下まで洋服で身を固め、西洋式の官僚機構を整備しようとしている新政府の高級官僚になることこそが当時唯一のホワイトカラーだったわけです。その官僚の養成所は本郷の東京帝国大学の法学部でしたが、組織の未整備な新政府には高級官僚の空きポストが多く、このため私学でもちゃんと法律を勉強して高等文官試験でそれに劣らない学力があると認められた場合は帝国大に準じて高等官として採用される道がありました。 当時、「高等官」の社会的地位は高く、俸給も民間の何倍もありましたから、法律に強いことが「出世」の早道とされていたわけです。 結局、大正時代に日本の資本主義は急速に発展して、財閥が大きくなり、そこの重役は一回のボーナスで家が買えるほどの報酬を得るようになりましたが、好不況に左右されず一般の尊敬を得られる「高等官」の魅力は残り、一般的な大学では学部の難易序列でも法学部が後発の経済、商学部よりも上ということになっています。

その他の回答 (4)

  • imasime
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回答No.4

それは日本の文系で一番レベルが高いのが東大文I(法学部)だからです。それが他の大学にも影響し倍率が高く、他の学部よりも学部生の能力が高い理由だと思います。

回答No.3

今は色んな法律があって、会社はそれに縛られている。 社会に出ると、私たちの暮らしもこんなにも法律やルールで縛られてるんだとあらためて実感。 税金年金保険住宅ローン・・・ 専門的な仕事につくかどうかはともかく、法律はつぶしが利くとおもう。 一般企業に入っても、あるていどそういうのは生かされる。 たとえば、マスコミに入るときでも、裁判の仕組みや逮捕の仕組みなど、法律の基礎がわかってなければ。 不動産を始め、何かを販売するとき、クレームを受けるとき、商品に対する責任など、法律に明るいほうがいい。 法律といっても色んな専門分野はあるけれど、基礎知識や、調べ方や学び方の手がかりをもう知っている人のほうが入社後の勉強も有利だとおもう。 法律をすぐに生かせなくても、社会に広く目を向け、問題提起し、客観的に古今の資料を読み込み、比較、検討し、解決策を見出したり、状況を判断したり、すりあわせをしたり・・・ というのは、やはり生かされるし、つぶしもきくんじゃないかな。 むしろ日本の民間企業で、経営学経済学は、大卒後一部を除いていきなりはそんなに役に立たないと思う。

  • bad-boys
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回答No.2

>民間企業に入るなら経済学や商学のほうが役に立つだろうし 法学部の比ではない。

  • hbb
  • ベストアンサー率27% (11/40)
回答No.1

最近の事を言えば、法科大学院(ロースクール)制度が出来て弁護士など法曹になる道が広がったからではないでしょうか。法学部生の多くは、法科大学院への進学を一度は考えたことがあるそうです。 また、確かに経済学や商学の方が就職には役立つイメージはありそうですが、この二分野には数学がついて回りますので、純粋な文系人間からは敬遠されがちです。そして、同じく純粋な文系である文学部の人気が最近あまりないので、法学部に流れているのでしょう。

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